7月に筆者が取り上げた電線地中化の記事(https://suumo.jp/journal/2014/07/01/65197/)。その後、無電柱化民間プロジェクトが発足し、今年秋には無電柱化法案が国会に提出される予定などの話題性もあり、大きな反響が寄せられた。その中には「デメリットもある」という声も散見された。今回は、無電柱中化のデメリットの真偽について、ギモンをぶつけてみた。 コストがかかる? 災害の多い日本に無電柱化は向いていない? 無電柱化のメリットについては前回詳しく述べたが、大きくまとめれば1.景観の向上、2.安全で快適な歩行空間の確保、3.都市防災力の強化、の3つだ。その一方で、前回の記事が掲載されたコメント欄には「コストがかかり過ぎる」といった意見から「電柱がなくなったら暴走車をだれが止めるんだ!」等のユニークなものまで並んでいた。 確かにメリットがあれば、何かしらの弱点や難点