体調はまだ上向きにならない。 ミヤケ先生によると、風邪で薬物をたくさん摂取したために肝機能が低下して、それでさまざまな障害が起きているらしい。 同時多発障害である。 それでも月曜の晩の最低レベルからはすこし浮上して、ふらふらと大学にでかける。 ゼミを二つ。どちらも前期最終回である。 3回生のゼミは「改憲」問題、大学院は「中華思想」。 九条改憲問題については、これまでずいぶん書いてきたけれど、どうもゼミ生諸君の中にはブログ上の私の憲法論議を熟読玩味された方はあまりおられないようである。 仕方がないので、超高速で私の改憲についての意見を申し上げる。 あまりに超高速だったので話している私にも意味不明だった。 興味深かったのは「改憲賛成」だった学生諸君が一様に「改憲しないと、外国が侵略してきたときに対応できない」という改憲派の議論を論拠としていたこと。 「どこが侵略してくるの?」 と訊くと、みなさ