鬼怒川の堤防が決壊してから10日で1か月。大きな被害を受けた茨城県常総市では、多くの人が避難生活を続けるなど影響が残っている。常総市三坂町から森本隼裕記者が伝える。 1か月前、堤防が200メートルにわたり決壊した鬼怒川。現在は川岸に土砂を積み上げた後、コンクリート製のブロックで覆い、応急的にふさがれた状態となっている。一方、濁流が流れ込んだ住宅地に目を向けると、傾いた電柱や押し流された家屋など、被災した当時の光景とほとんど変わっていない。目の前を走っていた県道は濁流によって寸断され、地盤の土は大規模に削られたまま。水害の爪痕が今も生々しく残されている。 三坂町には10日昼すぎ、内閣改造で就任したばかりの石井啓一国土交通相が視察に訪れ、市長らとともに犠牲者に黙とうをささげた。しかし、視察の様子を見ていた住民からは、いらだちの声も聞かれた。 住民の男性「何一つ変わってないですよ。1か月間、国は
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