東京都武蔵村山市で8月、故意に道路に張られたロープにバイクの女性(23)が引っかかって転倒し、頭蓋骨(ずがいこつ)が折れる重傷を負った事件があり、在日米軍横田基地所属の米兵の子の少年少女4人が当時現場にいたことが、捜査関係者への取材でわかった。警視庁は少年らが関与した疑いがあるとして近く殺人未遂容疑で立件する方針を固めた。 捜査関係者や東大和署によると、同市伊奈平1丁目の市道で8月13日午後11時半ごろ、同市内に住む会社員の女性がバイクを運転中に、道路に張られたロープにバイクの前部が引っかかり、転倒した。現場は運送会社の倉庫前で、ロープは幅約6.5メートルの市道を斜めに横断するように張られていた。普段はこの倉庫の入り口に張られていたが、何者かによって同社敷地内にあるポールの高さ1.4メートルのところと、道路反対側の電柱の高さ約70センチのところに結びつけられていた。 捜査関係者によると