転び方しだいで、ダメージは最小限に防げる。 転ばないにこしたことはありませんが、もし転んでしまったら、手をついたり受け身をとることで、怪我を随分と防ぐことができます。それは人間だけでなく、ロボットだって同じこと。ジョージア工科大学の開発チームが行なっているのは、まさにロボットに上手な転び方を教えることです。 ここ数年、人間型ロボットは、歩く、登る、物を運ぶと、急速にその進化をとげています。が、いくら進化してもまだ人間には及びません。人間の応用力や柔軟性、とっさの反射能力は、ロボット開発の目指すゴールの1つです。 人間が転ぶとき、無意識のうちに頭など大事な部分をかばう動きをします。これは人間だけじゃありません。動物ならばみな本能的にやってのけます。猫のニャンパラリなんてまさにその最たるものでしょう。このとっさの転び方が、ジョージア工科大学Karen Lio教授と、博士論文提出志願者のSeho