外国人観光客狙う 河川敷に宿泊施設を誘致する全国初の取り組みが大阪市大正区で進んでいる。「京セラドーム大阪」(西区)付近を流れる1級河川・尻無川の南岸(左岸)で、周辺では飲食店の出店や「ユニバーサル・スタジオ・ジャパン」(此花区)への船舶運航が検討されるなど、外国人観光客らをターゲットにベイエリアの新たなにぎわいスポットとして期待される。【岡村崇】 大正区によると、建設予定地はJR大正駅と京セラドーム大阪間の河川敷約2400平方メートルで、飲食店や周辺をクルージングする船舶が止まる船着き場を設置する。宿泊施設は小規模で客室はシングルやファミリータイプを想定、約60~70人の収容を見込んでおり、公募で選ばれた飲食店や不動産を手がける市内の会社「RETOWN」が年内の開業を目指す。