ブックマーク / finalvent.cocolog-nifty.com (17)

  • 「イスラム国」日本人拘束事件、日本人人質殺害で思ったこと: 極東ブログ

    「イスラム国」日人拘束事件で殺害されたと見られる日人人質二名、湯川遥菜さんと後藤健二さんに哀悼したい。 「殺害された」と見るのは日政府の判断にならう以上はない。遺体の受け取りや犯人を逮捕して司法に引き出すなどの点からすれば、この事件はまだ終わったわけではない。が、人質が殺害された現在、その生存について対応するという事態は終わった。そこまでのとりあえず「事件」とする。 痛ましい「事件」だったが、「イスラム国」のジハーディ・ジョンが公開に関わったこれまでの人質殺害事件では、人質が救出された事例はなかった(と思われる)。今回も過去例を踏襲しているという点では、大きく意外という結果ではなかった。 別の言い方をすれば、ジハーディ・ジョンが出てくる時点で、実際には「イスラム国」の人質ビジネスとは別部署の扱いということなのかもしれない。 さらに過去例との比較で言えば、彼の要求は一貫して「イスラム国

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    Leoneeds 2015/02/24
  • シャルリー・エブド誌襲撃事件雑感: 極東ブログ

    ブログをなんとなくお休みしている間に、「シャルリー・エブド」襲撃事件が起きた。この件について、とくにそのスローガンについては当初メディアに解説もなかったみたいなので、それではブログで記事を書こうかなとも思ったが、その後、同種の話題も出て来たので、書くまでもないかと思って、時は過ぎた。 事件に自体については、日を含めていろいろと議論があった。特に欧州と米国での対応が異なっていたように、米国などでは、イスラム教徒をあからさまに侮辱するように受け取られる表現はいかがなものか、ということで、大手メディアは基的にエブド誌漫画の引用を控えた。余談だが、自分の見ていた範囲では事件後の同誌の報道はフランス国内よりベルギーが早かった。 この事件だが、「表現の自由」というふうに欧州風に論点が焦点化されると、これは実際のところは議論の余地はない。つまり、テロに屈することなく社会を守るしかないということだ。

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    Leoneeds 2015/02/24
  • 新首相に寄せる欧米の視点: 極東ブログ

    民主代表選挙前になるがワシントン・ポストが日の政権をメリーゴーラウンドに例えていた。国内紙にも言及が多少あった。一例を引こう。共同「菅首相:退陣表明 日政治はメリーゴーラウンド 毎年トップ交代に米紙苦言」(参照)より。 【ワシントン共同】米紙ワシントン・ポストは27日、菅直人首相の退陣表明で日の政権が再び短命で終わることを受け「日政治の回転木馬」と題した論説記事を掲載、現状が「優れた政治制度への過渡期か、継続的な衰退の症状か、答えられるのは日だけだ」と主張した。 記事は、日政治状況について「ねじれ国会」により、米議会と同じ「行き詰まり状態」になっていることに加え「毎年大統領が選ばれる特徴がある」と指摘。政治が不安定なため、「日は能力以下の仕事しかしていない」とした。 2009年に政権交代があった日が「2大政党制か、多党制かにたどり着くまでの道は平たんでない」と分析した。

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    Leoneeds 2011/08/30
  • あー、ご出席のかたで、ライボーに詳しい人は手を挙げてみて(Well, can anyone -- raise your hand if you're familiar with the Libor rate): 極東ブログ

    あー、ご出席のかたで、ライボーに詳しい人は手を挙げてみて(Well, can anyone -- raise your hand if you're familiar with the Libor rate) 韓リフ先生こと田中秀臣さんのブログのエントリ”10代、20代は経済に関心がない?”(参照)を読んで、まあそうかなと思う反面、異論とも違うのだがちょっと心にひっかかる感じがあった。もやっと考え、気になっていたことをネットで見て回った。そんな関連の雑談でも。 きっかけとなった韓リフ先生の話はこう。 某社編集の人と話していて、「10,20代にぜんぜん経済関係のが売れない」ということを聞いた*1。 まあ、僕の周囲のサンプルだと確実にそれを支持できるわけだが、やはりサンプルバイアスがききまくるのでよくわからないw 確かにあらゆる編集者が軒並み、経済問題に関心のあるのは中高年以上しかも還暦以上

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    Leoneeds 2008/10/11
  • 微妙にお疲れ様でした的なムシャラフさん: 極東ブログ

    今月ブログをへたっていた間に起きた国際情勢でこれははずせないなというのは、18日のパキスタン、ムシャラフ大統領の辞任だろう。私は、ムシャラフでパキスタンは安定化すると見ていたので意外は意外だった。 流れ的には議会で連立四党による弾劾決議が迫り、強行に政権を維持するか、辞任するかという二者択一しかなかった。そう追い詰められたら前者しかないじゃないかという思いと、ムシャラフさんももう疲れてるんじゃないかなという感じはあった。 というか、ムシャラフさんも自分の思いで突っ走れる時期は超えているし、あとは誰がサポーターかということになる。国民はもうそれほど支持していない(かつては支持してくれたのに)となると、軍と米国が頼みということになる。他に頼みになるスジが無いわけでもないけど、その悪スジを取ることはないだろう。 なので結果が出てみると、軍と米国はムシャラフさんに引導を渡したということだ。軍からの

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    Leoneeds 2008/08/30
  • 住居は賃貸か購入かというネタからさらに与太話: 極東ブログ

    雑ネタ。というか、雑にしか書けないのだが、古典的なアポリア、つまり「住居は賃貸か購入か」という話。先日、はてなダイアリー「不動産屋のラノベ読み - 『賃貸よりも、実は買ったほうがトク!』を批判してみる」のコメント欄(参照)を見かけて読むと面白かった。いろいろなかたがいろいろ損得計算をされていた。たぶん、ネットを見渡せば、いろいろな意見があるのだろう。ということは、この問題は、ディフィニティブな結論はなく、ある状況下でそれなりの理屈が成立し、その理屈を楽しむといった類の議論だろう。おそらく誰もがベットしている点で話題にもなりやすいのだろう。ブログのネタ的じゃん。 その議論を読んでいて、でも、私はちょっと違ったことを考えていた。実家や親戚の今の住居のことだ。簡単に言うと、子供がいなくなった「マイホーム」。 昭和30年代から40年代、あるいは50年代もそうだろうか。男は正規雇用で働き、主婦は家と

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    Leoneeds 2007/09/02
  • 極東ブログ: モラルの低い人を傍観する時

    このところぼんやり考えているが結論も出ないことがある。ただ、考えあぐねてきたので、少しブログにでも書いてみようかな。モラルの低い人を傍観する時のことだ。 話は私事からが切り出しやすい。私は沖縄で八年暮らしそれから東京に戻って四年になる。東京に戻ったころ、とにかくいやだったのは自転車だった。私は高校を自転車通学したくらいだから、自転車自体がいやということはない。が、その頃思ったのは、自転車に乗っている人のモラルがこんなにも低下していたのかという驚きだった。八年のうちに東京が変わったのか、それとも沖縄には自転車が少ないせいもあって感覚が変わったのか。個人的には前者のようにも思えた。私は、歩道を突っ走る自転車や二人乗り、無灯火、そういうやつらに誰彼かまわずどやしつけた。無法な警官もどやしつけた。ブログにも書いた。どうなったか。罵倒コメントをたくさんいただいた。そりゃそうだろ、世の中にあれだけ自転

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    Leoneeds 2007/07/08
    コメントが多い
  • 極東ブログ: [書評]Wikinomics:ウィキノミックス

    「Wikinomics: How Mass Collaboration Changes Everything(Don Tapscott, Anthony D. Williams)」(参照)の訳書が5月31日に「ウィキノミクス マスコラボレーションによる開発・生産の世紀へ(ダン・タプスコット、アンソニー・D・ウイリアムズ)」(参照)として出版されることから、「Wikinomics:ウィキノミクス」という概念に、日のIT産業界やネットの世界が注目し始めたようだ。このエントリでは訳書出版以前ということもあり、原書ベースで簡単なメモを記しておきたい。 まず副題を見るとわかるが、原書と訳書とで差がある。原書副題How Mass Collaboration Changes Everythingでは「どのようにマスコラボレーションがすべてを変えるか」として、変化がすべてに及ぶとしている。 これに対して

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    Leoneeds 2007/05/26
  • 愛知立てこもり発砲事件、雑感: 極東ブログ

    愛知立てこもり発砲事件についてぼんやりと思う雑感を時代のログとして書いておく。毎度ながら大した話はない。 この事件に私は関心を持ってなかったのだが、今朝の大手紙の社説で事件が悲劇的に終わったことを知った。各社説から事件のニュースをいくつかあらためて読んだが、特に心にひっかかるものはない。事態がよくわからないというのが率直な印象だが、何が事件だったかとあらためて問えば、二十三歳の未来有るSAT隊員の林一歩警部が無念の殉職をされたことになるだろうと思う。哀悼したい。 なぜこの悲劇に至ったのか気になるところだが、朝日新聞社説”立てこもり事件 銃と暴力団を追いつめよ”(参照)では標題どおり暴力団と銃器の問題という枠組みに押し込んでいる。確かにそれも問題には違いないが、統計上は同社説が触れているように銃器については日社会からは減少している。だが、発砲事件が今年28件ということを根拠に、「銃が大量に

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    Leoneeds 2007/05/19
  • [書評]フューチャリスト宣言(梅田望夫、茂木健一郎): 極東ブログ

    読みやすかったが、キーワードにひっかかりを持ってしまったせいで私には難しいでもあった。対談なので、当初は、前著「ウェブ進化論 当の大変化はこれから始まる(梅田望夫)」(参照)の解説的な話の展開か、あるいは同じく対談「ウェブ人間論(梅田望夫、平野啓一郎)」(参照)のように、対談者のホームグランドを生かすような展開――今回は脳科学――となるか、という二つの予断をもっていた。そのどちらとも言えないように思えた。 もちろん対談という特性はよく活かされている。両者が互いに相手を理解しつつ配慮しているようすも伺えるし、もともと共通の理解が成立しそうな対話者同士でもあるから、対話の流れがつかえることもなく表面的には読みやすい。個々の挿話も納得しやすい。書名になったフューチャリスト、つまり、マリネッティのそれではなく、インターネットの未来を肯定する人、という点からこの対談を要約するのもそう難しくな

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    Leoneeds 2007/05/14
  • アジアにおけるイスラム教化・キリスト教化: 極東ブログ

    先日はてなの人気ブックマークのリストから、日がなぜイスラム化しないのかということのレポート「アラブイスラム学院での講演」(参照)を読んで興味深く思った。以下、関連の雑文である。 問題提起はこう。 調査の結果わかったことは、日においてイスラム普及の障害になっているものは二つのタイプに分けることができるということです。―環境的な理由によるものと、ダアワ活動自体によるものです。ダアワ活動が個々の講演において扱われているため、環境的な理由を説明するためにこの講演会を開きました。 環境にはいわゆる日文化や日人の民族性、歴史などが含まれているようだ。「ダアワ」は簡単には「布教」と言っていいのだろうが、イスラム教には布教がなく英訳的には「招待」とされているようだ。 なぜ日にイスラム教が普及しないのか。このレポートでは触れてないようだが、キリスト教が普及しないのと類似の理由だろう。あるいは、日

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    Leoneeds 2007/02/22
  • [書評]〈つまずき〉のなかの哲学(山内志朗): 極東ブログ

    以前は人に勧められたをよく読んだし、そうしたことで自分の視野の狭さを知るきっかけとなったものだが、いつからかそういうことが減ってきた。書「〈つまずき〉のなかの哲学」(参照)は、久しぶりにそうした契機で読んだものだ。一読して、なるほどな、私に勧めたくなるだな、ということがよくわかった(ありがとう)。「私」とは何か、人生とは何か、そういうものに私は今四十九歳までぶつかり続けた。これからもそうだろうが。 筆者山内志朗については私は知らなかったが一九五七年生まれとのことで私と同年である。もしかしたら過去のネット世界のどこかでハンドルとハンドルで遭遇していたかもしれないと思った。 書は率直に言うと私には読みにくいだった。理由は私にある。私が思考の柔軟性を失いつつあり、哲学書に対してまず哲学史的な特定の枠組みを求めてしまうことと、また、書で多く言及されているヴィトゲンシュタインについて顕著

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    Leoneeds 2007/02/21
  • 極東ブログ: 美しい日本に賢い若者出現の期待

    雑談。先日NHKクローズアップ現代で雇用問題をシリーズで扱っていた。ぼんやりと見ていたのであまり記憶にないのだが、来年度は新卒採用が大幅に増えるという話と、この失われた十年で来なら新卒採用されてもよいはずったのに非正規雇用となった若者の、明暗とでもいうのだろうか、取り上げていた。 番組でもまったく無自覚というわけではないのだが、というか識者に語らせてもいるのだが、なぜ企業はそんなに新卒にこだわるのかというのが、よくわからなかった。もちろん、私も日社会にずっぽり沈んでいるので日の企業が新卒にこだわる理由がわかりませんみたいなことは言えないのだが、もうちょっと、なんか社会学的な説明みたいなものはないものかと思った。まあ、ないのだろう。 三十代の、新卒なんてどうでもいいでしょという人と事時そんな話をして、まったく日の企業ってなんでそこまで新卒にこだわるのかとちと問われて、当方、つい、あ

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    Leoneeds 2006/12/24
  • 教育基本法改正雑感: 極東ブログ

    教育法が改正された。すでに別エントリ「極東ブログ: 教育法の改定に関心がない」(参照)で書いていたように私はこの問題に関心がない。なぜこんなことがメディアで話題になるのか不思議に思うし、率直に言って根幹はべたな利害対立だろう睨んでいた。 だが、どことどこの対立なのかが私にはわかりづらかった。極めて単純な構図にすれば、祭り騒ぎの旧左翼的勢力と国側の対立に見える。が、国側というのが曲者で官僚は別の意味で左翼(国家主義者)に近い。他方の祭り気分の右派勢力は張り子のごときもの。こんなものもどうでもいい。具体的な局面でどういう利害対立があるかだけが重要になる。が、私は現場にいないせいもあり、よくわからなかった。恐らく教育委員会に関わる利害対立なのだろう。 こうした過程で未履修問題だのタウンミーティング問題だのNHKの国際放送問題だのけたたましくどうでもいいネタが沸き上がってくるのだが、誰が仕

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    Leoneeds 2006/12/24
  • コメ欄: 極東ブログ: 国民による国民のための国民の政府

    明け方ぼんやりしていていて、ふと、"government of the people, by the people, for the people"の定訳、「人民の人民による人民のための政治」(参照)が誤訳なんじゃないか。なんで「人民」なんだ?と思った。the peopleは、単純な話、「国民」でしょ。 日だと、日国があって、国民がいて、政府がある。で、この、"government of the people, by the people, for the people"というのは、政府というもの性質が、"of the people"国民に所属する、"by the people"国民が運営する(たぶん委託する)、"for the people"受益者は国民である、ということなんじゃないか。 もう随分前になるが、「極東ブログ: 試訳憲法前文、ただし直訳風」(参照)を書いたことがあるのだが

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    Leoneeds 2006/06/06
  • 下校時の学童の安全はスクールバスを考慮すればいいのでは: 極東ブログ

    下校時の学童が狙われる痛ましい事件が目立つ。新聞社説なども取り上げているのだが、スクールバスの議論があまりないのはなぜだろうかと疑問に思った。チャーリーブラウン好きの私にしてみると、学童の通学イコールスクールバスというのはアメリカだけのこととも思えない。 社説がまったくスクルールバスについて触れていないわけではない。昨日の朝日新聞社説”また女児殺害 大人が懸命に守らねば ”(参照)にはこうある。 特に細心の注意をしなくてはいけないのは下校時である。今回の女児は防犯ブザーを持っていたが、被害を防ぐことができなかった。 通学路が遠く、大人の目が届かない場合には、幼稚園や保育園で使われているような送迎バスを用意するなどの対策を取るべきだ。 保護者の視線ではなく、犯人の視線に立って、子どもたちの通学路を再点検する。そのうえで、危なそうな通学路の要所要所に大人が立つ。そうした工夫が欠かせない。 話が

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    Leoneeds 2005/12/05
  • 世間知というのは「それは言っちゃだめよ」ということ: 極東ブログ

    マンションの耐震強度偽装問題関連のお題の一つに「誰が悪い」がある。この変奏というか来は別スジなんだけど、民営化志向に問題がある=小泉は悪いぞ、というパターンもある。ま、あるというだけ。 おまえさんはどう考えるのかね、と訊かれるなら、所定の手順で現行法の範囲で悪いヤツというのが決まるのでそれで決めればいいのではないか、というか、民主主義というか自由主義の世界では手順の正統性が正義に近似である云々。で、今回の事件は所定の手順を越えるものがありそうだというなら、そうかもしれない。なのでそれを解決するために政治がある。政治が機能すればいい。緊急の課題は住民の安全ということなんで、リスクを判定して国なり地方自治なりが退避先住居を提供しないといけないのではないかと私は思う。そういう動向があるのか知りたいのだが、わからない。リスクの判定が低いとされているからとも思えないのだが、そこはわからない。自分に

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    Leoneeds 2005/11/30
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