ブックマーク / natgeo.nikkeibp.co.jp (90)

  • なんとヘビを食べるクモは世界中にいた 最新研究

    ペルーのアマゾン熱帯雨林でヘビを捕する大きなシボグモの仲間。(PHOTOGRAPH BY ANTON SOROKIN / ALAMY STOCK PHOTO) クモはヘビを殺してべることができるの? 学校での生徒の質問のように聞こえるが、これは学術誌「Journal of Arachnology」に発表された最新の論文のテーマだ。質問の答えは「イエス」。しかも、その結果は、研究を行った科学者でさえ驚くものだった。 「クモによるヘビの捕は、(南極を除く)すべての大陸で見られることがわかりました。驚きました」と、今回の研究を率いたスイス、バーゼル大学のクモの専門家マーティン・ニフェラー氏はメールでの取材に回答した。 「しかも、様々な種類のクモに、ヘビを殺してべる能力があり、実際にいろいろなヘビがクモに殺されていることがわかりました。これまで知られていなかったことです」 ニフェラー氏は、

    なんとヘビを食べるクモは世界中にいた 最新研究
    LethalDose
    LethalDose 2021/07/10
    おもしろい。蜘蛛が蛇を捕らえる動画もおもしろい。爬虫類に対する毒を持っているのかな。
  • 実は子どもにも多い新型コロナ後遺症、今わかっていることは

    2020年7月、新型コロナの無料検査を受ける少年。米ロサンゼルス市サウスロサンゼルス地区のウォーカー・テンプルAME教会の外に設置された移動診療所にて。(PHOTOGRAPH BY MARIO TAMA, GETTY IMAGES) コロナ禍前、米国ノースカロライナ州ダラスに住む11歳の少女ウェンズデイ・リンチさんは、競技チアリーディングに夢中だった。チームに所属し、側方宙返りや後方宙返りも上達した。友達と遊んだり、自転車で近所を走ったりするのも大好きだった。 すべてが一変したのは2020年9月のことだった。体育館でリモート授業を受けていたとき、他の児童と密にならないようにしていたにもかかわらず、新型コロナウイルスに感染してしまったのだ。母親のメリッサ・リンチさんは、「室内にいたある児童が、自分が感染しているとは知らずに参加していたのです」と振り返る。まもなくウェンズデイさんは検査で陽性と

    実は子どもにも多い新型コロナ後遺症、今わかっていることは
    LethalDose
    LethalDose 2021/07/02
    ただの風邪と言っているひとたちは、こういう報告をどう考えるのだろう。子供は後遺症に耐えながら生きる時間も長いので、十分にケアしてあげてほしい。中には詐病の子がいたとしても、殆どは本当に辛いと思う。
  • デルタ株が急拡大、ワクチン接種率の低い地域ほど危険

    2021年7月7日、ロシアのサンクトペテルブルクにあるマリインスキー病院の新型コロナウイルス感染症ユニットで、防護服を着た医療従事者が消毒用キャビンを歩いている。1日あたりの死亡者数が過去最多を更新したロシアでは2021年7月4日、1日あたりの新規感染者数が2万5000人を超えた。現在、ロシアでは感染力の強いデルタ株が主流となっている。(PHOTOGRAPH BY OLGA MALTSEVA, AFP VIA GETTY IMAGES) 米国で新型コロナウイルスワクチンの接種を完全に終えた人の割合は、全人口の48%にとどまる。ワクチンの確保に苦慮している国も多い。そんな中、公衆衛生の専門家らは、既知の新型コロナウイルスのうち最も危険で広まりやすい(伝播性が高い)変異株であるデルタ株が、世界中で患者や死者の急増を引き起こすのではないかと懸念している。 2021年3月にインドで初めて確認された

    デルタ株が急拡大、ワクチン接種率の低い地域ほど危険
    LethalDose
    LethalDose 2021/06/23
    日本でワクチンの接種率が高くならないうちに広がりだしたらひどいことになるだろうな、と思うけど、そのタイミングで大きなイベントを始めるんだもんなあ。今でもやめてほしいと思っている。
  • インドのコロナ感染者で危険な真菌感染症が急増、なぜ?

    2021年5月5日、モラーダーバードにあるティールタンケルマハビール大学病院の集中治療室で、個人防護服を着用してCOVID-19患者に付き添う医療従事者たち。(PHOTOGRAPH BY PRAKASH SINGH, AFP VIA GETTY IMAGES) 5月9日、アナニャー・マズムダルさんは、いとこから一の電話を受けた。新型コロナウイルス感染症から回復したばかりの48歳のおばが、両目の視力をほぼ失ってしまったというのだ。 病名は「ムコール症」で、とても進行しているため、すみやかに手術をして目を摘出しなければならない。インドの首都ニューデリー郊外の衛星都市ガジアバードにあるマックススーパースペシャリティ病院の救急治療室の医師から、そう言われたという。家族は途方に暮れたが、ほかの選択肢はないことをすぐに悟った。 「そうする以外に方法はなく、そうしなければならないという状況だったのです

    インドのコロナ感染者で危険な真菌感染症が急増、なぜ?
    LethalDose
    LethalDose 2021/05/18
    衛生環境が日本とインドでは違うかもしれないけど、日本でも免疫の低下による日和見感染はありそう。
  • 自然の驚異を楽しみたい、17年ごとに大量発生する米国の周期セミ

    木製のフェンスにとまった「ブルードX」の周期ゼミの成虫。2004年、米メリーランド州で。周期ゼミは、17年に一度地上で大発生する。(PHOTOGRAPH BY DARLYNE MURAWSKI) 1634年、北米の東海岸に入植してきたヨーロッパ人は、驚きの光景を目にした。赤い目をした何百万匹もの昆虫が、地面から一斉にわき上がったのだ。入植してきた清教徒たちはこれを「イナゴ」と呼んだ。旧約聖書に書かれている災いの一つ、イナゴの大群が現代によみがえったのではと考えたからだ。 だが、この昆虫はイナゴではなく、セミだった。13年ごと、または17年ごとに大量発生する「周期ゼミ」に関する最初の記録だったのだ。周期ゼミは全部で7種、米国中西部と東海岸に生息してする。今年もまた、数兆匹ものセミたちが一斉に地上に現れ、木々を覆い尽くし、交尾相手を求めて騒々しい鳴き声をたてることだろう。(参考記事:「動物大図

    自然の驚異を楽しみたい、17年ごとに大量発生する米国の周期セミ
    LethalDose
    LethalDose 2021/05/13
    成虫の羽がよれよれなのはなぜなのだろう。見慣れないセミなのでちょっと怖い。
  • コロナ変異株が増えるとこうなる、米国で最も優勢に

    英国で最初に報告された「B.1.1.7(VOC-202012/01)」変異株には数々の懸念すべき特徴がある。その一つは、PCR検査キットの一部で偽陽性の結果が出る可能性(SGTF)があることだ。(PHOTOGRAPH BY LISA MAREE WILLIAMS, GETTY IMAGES) 従来の新型コロナウイルスより致死リスクも感染力も高い変異株の割合が、日国内で増え始めている。4月7日の国立感染症研究所の発表によれば、なかでも大半を占めるのが英国で最初に報告された「B.1.1.7(VOC-202012/01)」変異株で、特に関西圏で増加傾向だ。 奇しくも同じ日にホワイトハウスが行った記者会見でも、この変異株が現在米国で最も優勢と発表され、急激な拡大に感染症学者らが警戒を強めている。 「B.1.1.7株の登場によって状況は一変しました」と、米感染症研究政策センター所長で感染症学者のマ

    コロナ変異株が増えるとこうなる、米国で最も優勢に
    LethalDose
    LethalDose 2021/04/13
    日本はワクチンの普及が遅そうだなあ。活動的なひとが欧米より少なそうなのがまだましなのか。感染者数が多いとまた別の変異がでるだろうけど、それの性質が更に極悪にならないことを願う。
  • ゴリラはなぜ胸を叩くのか? その音からわかったこと

    ルワンダの火山国立公園で胸を叩くオスのマウンテンゴリラ。(NATURE PICTURE LIBRARY / ALAMY STOCK PHOTO) 1933年にキングコングが銀幕に登場すると、「胸叩き(ドラミング)」というゴリラの行動を世界中の人々が知ることになった。 しかし、ゴリラのオスがなぜ自身の胸を叩くのかについては、科学者による推測はあるものの、確かな証拠はこれまでほとんど見つかっていなかった。 「非常に印象的な行動です。ちょっと怖いこともあります。彼らの邪魔になりたくないと思うでしょう」と、ドイツのマックス・プランク進化人類学研究所の霊長類学者、エドワード・ライト氏は言う。 ライト氏の新しい研究によると、マウンテンゴリラ(Gorilla beringei beringei)のオスの胸叩きは、体重200キロにもなるゴリラ同士の争いを防いでいる可能性があるという。数年がかりでゴリラの胸

    ゴリラはなぜ胸を叩くのか? その音からわかったこと
    LethalDose
    LethalDose 2021/04/12
    “胸叩きの周波数は体格と相関があり、体格は集団内の順位や繁殖の成功と関わりがある。”体格と相関するんだ。
  • どっちが強い? 動物異種格闘戦、貴重な動画が大集合!

    弱肉強は野生の世界の厳しい掟。ヒョウと巨大ニシキヘビ、シュモクザメとイタチザメなど、異なる種が繰り広げる激闘の貴重な映像を集めてみた。

    どっちが強い? 動物異種格闘戦、貴重な動画が大集合!
    LethalDose
    LethalDose 2021/02/09
    何個か見たことがあるのもあった。
  • コロナ変異株はどれほど広まりやすいのか、今わかっていること

    新型コロナウイルス(青)に感染して死につつある細胞(緑)の顕微鏡画像。画像は着色してある。(IMAGE BY NIAID IRF) 新型コロナウイルスの感染が拡大し、外出自粛、イベントの中止、バーチャル会議の日々が始まって早1年。コロナ疲れがたまり、安全対策が緩みがちな人が増えた。その一方で、3種類の変異株が出現し、速いペースで全世界に広がっている。感染拡大の速さは、ウイルスの感染性(伝播のしやすさ)が高まっていることを示唆する。 科学者たちは現在、各変異株がもつ変異の組み合わせが、どのような仕組みで感染拡大に影響を与えているのかを解明しようとしている。こうした研究は、現在流行しているウイルス系統の危険性を理解し、将来の変異株がパンデミック(世界的大流行)の推移に及ぼす影響を予測するために不可欠だ。 「世界の多くの地域では、ウイルスの拡大を抑制できていません」と米ミシガン大学の感染症内科医

    コロナ変異株はどれほど広まりやすいのか、今わかっていること
    LethalDose
    LethalDose 2021/01/29
    “「N501Y」という変異は、3つの変異株すべてで独自に現れており”変異しやすい場所なのね。日本で独自に変異が起きてもおかしくはないけど、まだ感染者数が少ないから可能性としては低いか。
  • 子どもがコロナに感染する・させる割合は大人の半分ほど、研究

    米メリーランド州ボルティモア市のウォルター・P・カーター小中学校付属幼稚園。2020年11月16日、初めての登園で席に着く子どもたち。(PHOTOGRAPH BY ROSEM MORTON, THE NEW YORK TIMES) 新型コロナウイルスの感染が過去最悪のペースで拡大している米国。多くの州や自治体は、学校を休校にするかどうかという、激しい議論を呼びがちな問題について難しいかじ取りを迫られている。 そんな中、アイスランドでの最新研究で、子どもが新型コロナの感染拡大にどの程度関与しているのかが明らかになった。 調査はアイスランド保健局と同国のヒトゲノム解析企業デコード・ジェネティクス社が共同で実施。2020年春、感染したおそれがあるために隔離された国内の全ての人を、大人も子どもも含めてモニタリングした。発生したクラスター間のつながりを特定するため、接触者追跡および遺伝子解析が行われ

    子どもがコロナに感染する・させる割合は大人の半分ほど、研究
    LethalDose
    LethalDose 2020/12/15
    他者に移す可能性が低いのか。子供の移動範囲は狭そうだし、大人がもっとしっかりしないと。
  • 鳥のビルへの衝突を防ぐには、米国では年最大10億羽が犠牲に

    米ニューヨーク市のワイルド・バード・ファンドで保護されている鳥たち。ここは市内で唯一の野生鳥獣救助およびリハビリ施設だ。(PHOTOGRAPH BY JEFFERY JONES) ジェネビエーヴ・ユーさんが傷ついたハトを連れて行くと、驚くことに建物の外では人が列をなしていた。米ニューヨーク市マンハッタンの野生鳥獣保護センター、ワイルド・バード・ファンドでの出来事だ。 「私の前にいたカップルは洋服の中に、他の人はダンボール箱に鳥を入れていました。私はレストランのテイクアウト用の紙袋の中に」。通りすがりの人はアイスクリームショップの行列なのかと聞いてきたと言う。 ユーさんはその日、ロウアー・イースト・サイドの歩道にハトが横たわっているのを見つけ、すぐに助けが必要だと気付いた。「ハトが特に好きなんです。害鳥のように扱われているのを見ると心が痛みます」。持っていた子供のオムツを紙袋の中に敷き、タク

    鳥のビルへの衝突を防ぐには、米国では年最大10億羽が犠牲に
    LethalDose
    LethalDose 2020/10/12
    建物にぶつかっているのを見たのは今まで10回ぐらいかな。少なくとも1億羽がぶつかっているとは驚き。
  • このフクロウは目を閉じても物が見える、どういうこと?

    擬態の名人ニセメンフクロウは、目を閉じていても物が見える。写真はマレーシアのペナン・バードパークのもの。(PHOTOGRAPH BY JOEL SARTORE, NATIONAL GEOGRAPHIC PHOTO ARK) 忘れられない鳴き声からぐるりと回る首、憂いを帯びた目まで、フクロウはいろいろな魅力に溢れている。 さらに、あの神秘的な雰囲気や、神々しさの秘密はどこにあるのだろうか。フクロウたちの驚きの能力と魅力を紹介しよう。 自在に回る首 フクロウの目は非常に大きいため、眼球を眼窩の中で動かすことができない。そこで頭ごと向きを変えなければならず、ホラー映画ばりに首を回すことになるのだが、あんなことができるのは複雑なシステムのおかげだ。 まず、フクロウの頭蓋は1カ所で支えられているため、2カ所で支えられている人間と比べて可動域が広い。首の骨も、人間が7個なのに対し、フクロウは14個もあ

    このフクロウは目を閉じても物が見える、どういうこと?
    LethalDose
    LethalDose 2020/09/21
    “大きな黒い目を覆う白いまぶたに、細い隙間が複数開いているためだ。”それをきちんと処理できるのもすごい。
  • 動物の“処女懐胎”、なぜできる? ヒトではなぜ無理なのか

    孵化したばかりのコモドオオトカゲが木に登る。インドネシア、コモド国立公園で撮影。コモドオオトカゲは、単為生殖による「処女懐胎」が可能な数少ない脊椎動物の1つ。(PHOTOGRAPH BY STEFANO UNTERTHINER, NAT GEO IMAGE COLLECTION) 大半の動物は、オスとメスが交配して繁殖する。だが、一部の動物はその有性生殖に際し、メスだけでも子を残せる。いわば処女懐胎だ。これは「単為生殖」と呼ばれ、ミツバチからガラガラヘビまで様々な生物で例がある。 例えば2016年、オーストラリアのリーフHQ水族館で飼われているトラフザメの「レオニー」が飼育員を驚かせた。数年間オスとの接触がなく、他のメスと一緒に飼われていたにもかかわらず、産んだ卵から3匹の子サメが誕生したからだ。(参考記事:「トラフザメが“処女懐胎”、3匹の子サメが誕生」、「“処女懐胎”のトラフザメ、過去

    動物の“処女懐胎”、なぜできる? ヒトではなぜ無理なのか
    LethalDose
    LethalDose 2020/09/18
    “極体は通常、受精に関与しないが、極体と卵子が融合して子ができることがある。”こんなパターンが有るのか。おもしろい。
  • 夏の不調、夏バテではなく「夏季うつ」かも

    夏の季節性感情障害(SAD)は、高温、多湿、さらには花粉の多さなど、複数の環境要因が引き金になりうる。(PHOTOGRAPH BY LI HUI) 米バージニア州南部に住む高校教師のクリスティーナ・フローレスさんは、去年の夏、2週間かけて米国中西部をドライブする計画を立てた。オハイオ州の湖岸に沿って車を走らせ、アイオワ州の平原に入り、その先をめざすのだ。 フローレスさんには全米50州すべてを見て回るという長期的な目標があり、このドライブでその達成にまた1歩近づくはずだった。けれども出発の前日になって突然旅行をキャンセルした。気分の落ち込みが激しく、家を出られなかったのだ。宿の予約金は没収された。 これほどひどいことはめったにないが、フローレスさんにとってははじめての経験ではない。彼女には年間を通して軽い抑うつ症状があり、夏になると悪化する。 現在43歳の彼女は2010年の夏に季節性感情障害

    夏の不調、夏バテではなく「夏季うつ」かも
    LethalDose
    LethalDose 2020/08/31
    これはそういう傾向がある、という程度の話に見える。本当に辛いのはコミュニケーションうんぬんなのでは。
  • ボツワナでゾウが謎の大量死、考えられる原因とその意味は

    ボツワナではこの数カ月、ゾウの不審死が続いている。その数は300頭に近づこうとしている。(PHOTOGRAPH BY SERGIO PITAMITZ, NAT GEO IMAGE COLLECTION) ゾウが目まいを起こしているようにクルクルと回り、突然、倒れて死ぬ。顔から倒れることもある。ボツワナではこの数カ月、数百頭のゾウが命を落としており、一部のゾウは前述のような症状を示していた。なぜかは誰もわからない。 この奇妙な行動と死亡数の増え方から、結核など、野生のゾウがよくかかる既知の病気が原因である可能性は低いと専門家たちは考えている。ゾウたちの牙はなくなっておらず、象牙を目的とした密猟の可能性もない。しかし、死亡数は増え続けている。政府当局が確認しただけで、3月以降、281頭が命を落としている。一帯で活動する自然保護NGOは、死亡数はもっと多いはずだと予想している。 「多くのゾウが死

    ボツワナでゾウが謎の大量死、考えられる原因とその意味は
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    LethalDose 2020/07/16
    農薬かな、と思ったけど、それでもスカベンジャーが死ぬか。
  • 新型コロナウイルスはいつまで体内に残るのか

    新型コロナウイルスにより損傷した肺の3次元CT画像。2020年5月22日にモスクワの国立病院で撮影されたもの。(PHOTOGRAPH BY SEFA KARACAN, ANADOLU AGENCY VIA GETTY IMAGES) 3月13日の金曜日は、26歳のフィオナ・ローレンスタインさんにとって不運な日だった。週末にかけて高熱が出て、咳が始まり、やがて息切れがして話しづらくなった。病院に行って検査を受けると、新型コロナウイルスに感染していることがわかったので、入院して酸素吸入が施された。2日後には退院できるほどに回復したが、症状はそれで終わらなかった。 やがて激しい下痢が始まり、嗅覚を失い、喉の痛みと蕁麻疹(じんましん)に悩まされた。なかでも厄介だったのは、最初の症状が出てから約1カ月後に現れた、強い疲労感と激しい頭痛だった。言葉が出にくくなり、集中力を失い、話している途中で何を言お

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    LethalDose 2020/06/08
    “同じウイルス粒子がすべての人に同じ影響を及ぼすわけではありません”
  • メコン川に大異変、世紀の低水位を記録、深刻な食料危機の恐れも

    ラオスのサヤブリ・ダムから約300キロ下流のメコン川。2019年10月28日に撮影。環境保護活動家や、メコン川の多様な生態系に支えられて暮らす住民たちは、河床が干上がっている現状について、激しい抗議の声を上げている。(PHOTOGRAPH BY SUCHIWA PANYA, AFP/GETTY IMAGES) 東南アジアのメコン川では、何カ月も前から、漁網にからまりながらふらふらと泳ぐ希少種のイルカ(カワゴンドウ)が目撃されている。彼らの来の生息地であるカンボジア北部からは遠く離れた場所だ。現在、保護活動家が手遅れになる前に救出しようと計画を練っているが、時間はあまり残されていない。 カンボジアの民話には、イルカが比喩的な役割で登場することがある。衰弱し、方向を見失ったこのイルカは、まさに進むべき道を見失ったメコン川のようだ。イルカの運命と同様に、メコン川もまた大きな岐路に立たされている

    メコン川に大異変、世紀の低水位を記録、深刻な食料危機の恐れも
    LethalDose
    LethalDose 2020/02/29
    “ 長年にわたり、タイ北部の漁師や農家は、中国がダムに水を貯めたり放流したりするたびに激しく変動する水量への対応を余儀なくされてきた。そうした水量の変化は、魚の移動に害をなす。”
  • 新型コロナ、「春に終息」と言えないこれだけの理由

    2020年2月18日、世界中に新型コロナウイルスへの不安が拡大するなか、中国江西省の畑で農作業をする村人。インフルエンザウイルスなど一部のウイルスは、気温が低く空気が乾燥していると感染が拡大しやすいが、今回の新型コロナウイルスも同じように天候に左右される性質を持っているかどうかはまだわからない。(PHOTOGRAPH BY LIU HAOJUN XINHUA, EYEVINE/REDUX) 世界中で急速に拡大している新型肺炎(COVID-19)の流行は、インフルエンザのように春になれば終息するのだろうか。多くの専門家は、暖かくなってウイルスがどんな動きをみせるかを予測するのは時期尚早とみている。 コロナウイルスには多くの種類があるが、人間に感染するのは7種だけだ。そのうち4種が、軽い風邪症状を引き起こすことで知られている。目下流行中の新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)を含め、残りは

    新型コロナ、「春に終息」と言えないこれだけの理由
    LethalDose
    LethalDose 2020/02/27
    “SARSとMERSが本当に季節性だったのか、また今回のウイルスがSARSと同じようにふるまうのかはまだわからない。”
  • バッタ大量発生、数千万人に食料危機の恐れ、東アフリカ

    ソマリアとエチオピアでサバクトビバッタの四半世紀ぶりの大発生が起きている。数億匹のバッタはケニアに移動して農地に壊滅的な被害を及ぼし、ただでさえ脆弱なこの地域を脅かしている。(PHOTOGRAPH BY BEN CURTIS, AP) 今、東アフリカでバッタの大量発生による被害「蝗害(こうがい)」が広がり、数千万人の料供給が脅かされている。ひとつの都市を覆い尽くすほどに広がったバッタの群れが作物や牧草地に襲いかかり、ものの数時間ですべてをい尽くしている。バッタの大量発生は、東アフリカでこれまでに7カ国に拡大した。近年にない規模だ。 このバッタはサバクトビバッタという。アフリカと中東の乾燥した地域に生息していて、大雨が降って植物が繁茂すると大発生する。東アフリカとアラビア半島では、過去2年間でサイクロンに複数回見舞われるなど、異常に雨の多い天気が続いた。専門家は、この天気が蝗害の主な原因

    バッタ大量発生、数千万人に食料危機の恐れ、東アフリカ
    LethalDose
    LethalDose 2020/02/25
    “サバクトビバッタの寿命は約3カ月で、その間に繁殖する。繁殖の条件がよければ、次の世代のバッタは20倍にも増える。”すごいな。これは確かに災害だ。
  • 第6回 これからの痛みの医療と“お化け屋敷論”

    愛知医科大学・学際的痛みセンターの牛田享宏教授は、1990年代に整形外科医としてキャリアをスタートさせ、今では日の「疼痛医学」を牽引する立場の一人だ。 整形外科というと、骨や関節にかかわることが多く、つまり、慢性疼痛ともかかわりの多い分野であるとはいえ、牛田さんはなぜ、その専門分野へと進むことになったのだろう。そのあたりを聞いてみた。 「僕は、香川県琴平町って、こんぴらさんで知られる田舎の町の出身でして、爺さんが町の医者だったんです。それで、親父はコンピュータエンジニアというか、工学部の教授でした。大学進学するときには、工学部か医学部ということで、結局は医者になろうと高知医大に行きました。学生実習でいろんな科を回ったときに、爺さんが『これからは年寄りが増えるんだから、整形外科がいいんじゃないか』って言うので整形外科に入って、もともと工学部も考えていたくらいで、電気が好きで、すぐに教授に言

    第6回 これからの痛みの医療と“お化け屋敷論”
    LethalDose
    LethalDose 2020/01/14
    “痛みについても、不安が大きく作用するので、これは怖くないというのが分かったら、そんなに怖くないわけです”