80代の認知症の女性にアパートの部屋の物件を購入する契約を結ばせて現金1600万円をだまし取ったとして、不動産販売会社に勤務していた4人の容疑者が逮捕された事件で、この物件は、容疑者らが女性と最初に接触したおよそ1か月後に、契約価格の10分の1ほどで購入し、女性に売りつけていたことが捜査関係者への取材でわかりました。 警視庁は、女性の判断能力を確認したうえで、高く販売する目的で安価な物件を探したとみて調べています。 東京 板橋区にある不動産販売会社に勤務していた山崎和馬容疑者(41)ら4人は、去年、80代の認知症の女性に青梅市にあるアパートの1室を購入する契約を結ばせ、現金1600万円をだまし取ったとして、準詐欺の疑いで逮捕され、6日に検察庁に送られました。 これまでの調べで、容疑者らは女性の自宅をおよそ20回訪問して、契約を結ぶよう迫っていたとみられています。 捜査関係者によりますと、ア