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  • 千原ジュニアを驚かせた「タモリさんのサービス精神と開き直り感」-活字中毒R。

    『うたがいの神様』(千原ジュニア著・幻冬舎)より。 【あとはやっぱり、タモリさんです。誰もが知ってる「あたりまえ」の存在になってますけど、「笑っていいとも!」をギネスに載るくらい何十年も、毎日続けるって、めちゃくちゃすごいことです。もう変態ですよね。生態が変わっているっていう意味で、変態。実際いいともにレギュラーで入ってびっくりしたこともいっぱいあります。オープニングのコーナーが終わったら、CM中に「乗ってるか?」「イェーイ」「昨日セックスしたか?」「イェーイ」というくだりを、年中毎日やってるんです。オンエアもされてないのに、びっくりしましたね。他にもあって。「明日も見てくれるかな」「いいとも!」で番組が終わった後、30分間、後説をレギュラーが残ってスタジオでやる。その時も、「ここでもう一人、ゲストで来てもらってます。福山雅治君です」って言って客席がキャー!ってなる。それで、タモリさんが「

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    LittleBoy 2011/10/17
    "あのサービス精神と、客席が沸くならおんなじことを何回やったっていいって開き直り感は、ほんまにすごい。しかも、それを毎日やってるタモリさんが、曜日のレギュラー以上に汗をかいてる"
  • 活字中毒R。

    『BRUTUS (ブルータス)』2009年6/1号(マガジンハウス)の特集記事「オトナになっても、マンガ好き。」より。 (マンガ家・森田まさのりさん(代表作『ろくでなしBLUES』『ROOKIES』)と千原ジュニアとの対談の一部です。森田さんは現在「芸人」をモチーフにしたマンガ『べしゃり暮らし』を『週刊ヤングジャンプ』(講談社)で連載中) 【森田まさのり:最後にお会いしたのは10年以上前ですね。当時、お笑いのマンガを描くことについてどう思われるか伺った記憶があります。 千原ジュニア:先生のマンガはその前からずっと読んでますよ。『べしゃり暮らし』が始まった時は「あ、これや!」って感じでしたね。 森田:当時は芸人さんって怖いっていうイメージもありました……。 千原:素の芸人って怖いですよ。優秀なら優秀なほど怖いんじゃないですか? これは僕の自論ですけど、「部屋キレイ」「絵うまい」「顔怖い」って

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    LittleBoy 2009/05/28
    "「部屋キレイ」「絵うまい」「顔怖い」っていうお笑いの3大要素"
  • 「特撮ヒーローの常識」を超えた『宇宙刑事ギャバン』 - 活字中毒R。

    『超合金の男〜村上克司伝』(小野塚謙太著・アスキー新書)より。 (名作玩具「超合金」を開発し、「スーパー戦隊」を作り出し、「ライディーン」「ゴットマーズ」「ゴールドライタン」などの変形・合体ロボのデザイン設計にも従事された、伝説のプロダクト・デザイナー・村上克司さんの伝記の一部です。『宇宙刑事ギャバン』の誕生秘話。「」内が村上克司さんの発言です) 【実はこの新番組企画には、危機的局面を突破すべく、過去最高の制作費が捻出されていた。それは「凶と出たら、二度と特撮の新ヒーローは生み出せないほど」(東映・鈴木武幸プロデューサー)の額だったという。 女児向けアニメが放映されていた金曜夜7時半からのゴールデン枠を「己の進退をかけてとってきた」という吉川プロデューサーに、主演の大葉健二が「それなら自分は現場で命をかけます」と答えた話はファンの間で有名だ。 他にも脚の上原正三、演出の小林義明、特撮の矢

  • 三池崇史監督が『ヤッターマン』を選んだ理由-活字中毒R。

    『オトナファミ』April 2009 No.17(エンターブレイン)での映画『ヤッターマン』の特集記事より。映画『ヤッターマン』の三池崇史監督へのインタビューの一部です。 【インタビュアー:『ヤッターマン』でなく『ガッチャマン』を映画化する話もあったそうですが? 三池崇史:まあどちらも候補の一つではあったんですが、順番ってあると思うんですよ。『ガッチャマン』を実写化しても絶対まだハリウッドに勝てない。日映画の環境でやったところで「よくがんばったね」という結果にしかならないでしょう。ただ『ヤッターマン』は、ハリウッドで作るより絶対面白いですよ。同じお金をかけるなら絶対にそっちのほうがいい。 インタビュアー:『ヤッターマン』ならではの魅力ってなんでしょうか? 三池:やっぱりスタッフの全員に『ヤッターマン』が宿っていて、それぞれがコダワリを持っているから、自然と『ヤッターマン』ができ上がるん

  • 活字中毒R。

    『QJ(クイック・ジャパン)・vol.81』(太田出版)の「総力特集『漫画の底力』」の「1,5000字インタビュー・浦沢直樹」より。取材・文は吉留大貴さん。 【インタビュアー:浦沢先生は漫画というものに対してどこか客観的な視点を持って接しているように感じます。 浦沢直樹:もともと漫画家になりたかったわけではないですからね。就職活動で小学館を受けて、面接のときについでに原稿を持って行ったら、たまたまの流れで漫画家になっちゃったっていうのが僕のキャリアのスタートですから。でも貧乏はしたくないし(笑)、とりあえずってかなきゃいけないし、かといって魂も売りたくない。そうなると職業としてどこで帳尻を合わせるかを考えるじゃないですか。そりゃ初めて印刷物になって雑誌に載ったときも嬉しくなかったと言えば嘘になるけど、「憧れが実現した!」という感じは正直なかったですね。……手塚治虫先生の『陽だまりの樹』と

  • 活字中毒R。

    『日経エンタテインメント!2008年10月号』(日経BP社)の特集記事「モノマネ芸人進化論」より。「芸人から見たモノマネ人気」と題した、有田哲平さん(くりぃむしちゅー)の話をまとめたものの一部です。 【最近は、モノマネが細分化してきたと言われていますけど、これだけマニアックなのが広く受け入れられるようになったのは、芸人が変わってきたというよりも、ネタを見せるシステムが変わってきたのが大きいと思います。 『とんねるずのみなさんのおかげでした』の『細かすぎて伝わらないモノマネ選手権』のコーナーでは、舞台の床が落下式になっていて、ネタ終わりの絶妙のタイミングで強制的に舞台上から芸人が消える仕組みになっていますよね。あれって一見残忍ですが、芸人にとっては「やり逃げ」をさせてもらえるおいしいスタイルなんです。「細かすぎて〜」は2004年からこの見せ方でやっているんですが、それが『爆笑レッドカーペット

  • 活字中毒R。 - 北野武監督「下町だったらさ、いいんだよ、お前バカなんだからで終わるから」

    『DIME』No.19(小学館)のインタビュー記事「DIME KEY PERSON INTERVIEW vol.24・北野武『芸術の危うさ』」より(取材・文は門間雄介さん)。 (「」内は北野武監督の発言です) 【その著作で、北野武は「才能があると思っているやつは最悪だ」という趣旨の言葉を残している。『アキレスと亀』の主人公・真知寿も、才能があると勘違いしてしまった最悪な男のひとりだ。では、お笑いでも映画でも頂点を極めた北野武という男は、自分の才能をどのように自覚しているのか。 「才能のあるやつっていうのは、変な言い方をすれば、ランクが上がるごとに自分の才能のなさに気づくやつのことでさ。自分で上手いって言うやつはたいてい下手だね。自分の才能のなさに気がついていないから。お笑いに関して言うと、おれはいまの若手によく言うんだよ。おれを尊敬しろ、でもいまのおれはお前らより全然おもしろくないって(笑

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    LittleBoy 2008/09/25
    "(才能のあるやつっていうのは)ランクが上がるごとに自分の才能のなさに気づくやつのこと""おれはいまの若手によく言うんだよ。おれを尊敬しろ、でもいまのおれはお前らより全然おもしろくないって(笑い)。"
  • 宮崎駿監督を悩ませた、『風の谷のナウシカ』の「3つのラストシーン」 - 活字中毒R。

    仕事道楽―スタジオジブリの現場』(鈴木敏夫著・岩波新書)より。 【『ナウシカ』というと、ぼくがいつもふれるエピソードが二つあります。 一つは製作終盤のときの話。当然のように、どんどんどんどん制作期間をっちゃって、映画がなかなか完成しない。さすがの宮さん(宮崎駿監督)もあせった。じつは宮さんというのは、締切りになんとかして間に合わせたいタイプの人なんです。それで、彼が高畑(勲)さんとかぼくとか、関係する主要な人をみんな集めて訴えた。「このままじゃ映画が間に合わない」と。 進行に責任を持つプロデューサーは高畑さんです。宮さんはプロデューサーの判断を聞きたいと言う。そこで高畑さんがやおら前に出て言った言葉を、ぼくはいまだによく覚えています。何と言ったと思います? 「間に合わないものはしようがない」 高畑さんという人は、こういうときよけいな形容詞を挟まない。しかも声がでかい。人間っておもしろい

  • 活字中毒R。

    『人に好かれる笑いの技術』(鶴間政行著・アスキー新書)より。 (『欽ドン! 良い子悪い子普通の子』『欽ちゃん&香取慎吾の全日仮装大賞』『笑っていいとも!』『オレたちひょうきん族』『SMAP×SMAP』『王様のブランチ』『はなまるカフェ』『コサキンでワァオ!』など、多くの人気テレビ、ラジオ番組に参加されている放送作家・鶴間政行さんの著書の一部です) 【『欽ちゃん&香取慎吾の全日仮装大賞』で、番組の方針として行っていることなのですが、地方予選の時に落ちてしまった人(チーム)全員に、スタッフが時間を割いて次回も予選に来ていただくようにアドバイスをするようにしています。番組に最初から携わっている元日テレビの神戸文彦さんが、その習慣を作りました。 それは、司会の萩(欽一)さんのスピリットの一つでもあります。「今回、なぜ落ちてしまったのか」「いい線をいっていたが、アイデアがもう一つ足りなかった

  • 活字中毒R。 『徹子の部屋』が、「一切編集をしない」3つの理由

    『聞き上手は一日にしてならず』(永江朗著・新潮文庫)より。 (ライター・永江朗さんが、各界の「プロの聞き手」10人に「聞き方の秘訣」についてインタビューしたから。黒柳徹子さんの回の一部です) 【永江朗:『徹子の部屋』は世界でも珍しい長寿番組になりましたね。ひとりで司会するトーク番組としては世界最長だとか。長く続くからには、それだけ画面にはあらわれない苦労も多いと思います。収録の前には、どの程度、スタッフとミーティングをするんですか。 黒柳徹子:月曜、火曜で6録っています。当は5でいいわけですけど、少しずつ余裕を見て。6録れば、1ヶ月で4のストックができます。何があるかわかりませんからね。ユニセフの仕事海外に出かけるため、夏休みとして収録を2週お休みします。芝居の舞台稽古があって休むこともあります。毎週、金曜日に打ち合わせをするのですが、いまディレクターが14人ぐらいいまして、

  • 活字中毒R。

    「あ、カンペに清水新ネタを披露って書いてあるけど、やりたいわけないよな。つらいよな」と言ってくれた人気司会者 『いらつく二人』(三谷幸喜、清水ミチコ著・幻冬舎)より。 (三谷さんと清水さんのラジオ番組『DoCoMo MAKING SENSE(J-WAVE)』の2005年12月〜2006年5月放送分を書籍化したものの一部です) 【三谷幸喜:ま、それより清水さん、悩みがあるらしいですね。 清水ミチコ:悩みじゃないですけど、バラエティ番組に出演する時って、必ずといっていいくらいに、「清水、新ネタでモノマネを披露しながら登場」なんて台にあったりするんですよ。それがすごく、やりにくいんです。 三谷:視聴者としてはね、そういうの見たいってありますからね、そりゃ頼みますよね。 清水:でも、私としてはちょっと断りたいんですけど、断り方がわからない。 三谷:どういうことなんですか。 清水:やっぱり新ネタっ

    LittleBoy
    LittleBoy 2008/04/09
    "「あ、カンペに清水新ネタを披露って書いてあるけど、やりたいわけないよな。つらいよな」って言ってくれてすごく感激した"
  • 『ヘキサゴン2』を裏で支える「伝説のクイズ王」-活字中毒R。

    『GetNavi(ゲットナビ)』2008年5月号(学習研究社)のコラム「クイズ王・道蔦岳史の大人のための明日使える『クイズ』講座」より。 (TVのクイズ番組優勝14回の「クイズ王」であり、現在はクイズ作家としても活躍されている道蔦さんのコラムの一部です) 【今年の番組改編は、かつてないほどクイズ番組が花盛りである。連日連夜のクイズ番組は切り口は様々であっても、問題や出演者の重複は避けようもない。これだけあるなら、私も出してくれ……と思うこともあるのだが(笑)、実は私も、裏方としての出番は長く続いている。それはクイズの ”正誤判定”なのだ。 「東京フレンドパーク2」や「ヘキサゴン2」など、昔ながらのピンポン・ブーの作業を必要とする番組で、私も出演者の気持ちで番に臨んでいる。俗にビープロと呼ばれるこの作業は番組進行に大きく関わるので、十分な準備と集中力の維持が大切。「フレンドパーク」のクイズ

  • 活字中毒R。 - 「志村けん、CM撮影ボイコット事件」の真相

    『変なおじさん【完全版】』(志村けん著・新潮文庫)より。 (「なんでもタレント任せで放送作家といえるのか」という項の一部です) 【バラエティ番組を見ていると、クレジットに放送作家の名前が6人も7人もダーッと出てくるけど、あんな多くの人がいて何をやってるんだろう。企画会議に顔を出して、ただ使わないアイデアを出すだけという作家の名前も入っているんだろうなあ、きっと。 僕の番組は、作家といっても座付きのような男がいて、僕のアイデアに肉付けをして台にしていくという形だ。『加トケン』のときは作家がいっぱいいたけど、どうもだめだった。僕が説明したことを、ココがおもしろいとちゃんと理解して書いてくれればいいけど、「違うよ、言ってることがわかってるの?」となっちゃうのが多いから。 読むとすぐにわかる。ずいぶん悩んで何回も考えた上で書いたのか、思いついたままサラッと書いただけなのか。言い回しが変だったり、

  • 活字中毒R。

    『CONTINUE Vol.38』(太田出版)の「『墓場鬼太郎』大特集」の京極夏彦さんへのインタビュー記事より。インタビュアーは、おーちようこさんです。 【京極夏彦:ちなみに水木(しげる)さんが貸まんが家としてデビューする1年前に柳田國男が『妖怪談義』というを出しています。でもこのに載る妖怪は、僕らが知る妖怪とはちょっと違う。水木先生はそれを絵にし、キャラクターにした。そして鬼太郎の『週刊少年マガジン』連載にあたって、江戸時代の化け物絵なんかと併せて作品に登場させたわけです。それを大伴昌司さんなんかが、怪獣と対比させる形でどんどん世に出した。そしてようやくいまでいう妖怪が誕生した。つまり『墓場鬼太郎』の時点では、妖怪概念は確立されていないんです。だいたい、鬼太郎って妖怪じゃなくて、地球の先住民族である幽霊族なんですよね。彼らは人間に逐われて地下で暮らしていたという設定ですね。それを見

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    LittleBoy 2008/03/03
    "水木先生に心霊写真なんかをお見せすると「目に見えないものが写真なんかに写るか!」とおっしゃる(笑)。/目に見えないものを信じる、感じるということと、オカルトとは全然違う"
  • 活字中毒R。

    『笑いの現場〜ひょうきん族前夜からM−1まで』(ラサール石井著・角川SSC新書)より。 (ラサール石井さんが1980年の「コント赤信号」の黎明期を振り返って) 【僕らの「暴走族」のコントは、最初まず石井が学生服で出てきて、「なんだこの静けさは」と言うところから始まる(余談だが、このフレーズをゆーとぴあのピースさんがいたく気に入り、後々ゆーとぴあのお得意のフレーズになるのである)。そこへ登場した同級生の小宮が暴走族になっているのを見て、何とか引き止めて更生させようとするところが導入部である。 ここまでを見せると、いきなり(ゆーとぴあの)ホープさんに止められた。「おまえらのやっていることはウソだ」と言うのである。「小宮、おまえはここにいたくないんだろう。石井がちょっとでも間をあけたら。すぐに行っちゃえよ。石井、お前はこいつを止めたいんだろう。行っちゃったらなんとか引き止めろよ」。 つまり、我々

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    LittleBoy 2008/02/28
    "漫才でもコントでも、その時本当にそうであるというリアリティーがなかったら、人は笑わないのである"
  • 活字中毒R。

    『ビートたけしのオールナイトニッポン傑作選!』 (大田出版)より。 (このに収録されている、浅草キッドの水道橋博士へのインタビューの一部です) 【インタビュアー:自分を『たけしのオールナイト』が救ってくれたのは、今振り返ると、どういうところが最も衝撃的だったからだと思います? 水道橋博士:これはあちこちで話していることだけど、放送を聴いていて、お笑いって絶対に、負けのない職業だと思えたんだよね。一生貧乏のまま終わっても、笑い飛ばせればいいわけだから。俺、それまでは竹中労に憧れて「ルポライターってかっこいいな」と思ってたんだけど、「部屋にひきこもってオナニーばっかりしている自分が何が正義かを問えるのか? 社会のために何か行動を起こせるのか? 起こせるはずがないじゃないか!」と思ってたの。もちろんお笑いの世界だって「クラスでひとことも話さない俺にできるはずがない」とは思うんだけど、でも、ひょ

  • 女優・中谷美紀の「自然な演技」の秘密-活字中毒R。

    『ないものねだり』(中谷美紀著・幻冬舎文庫)の巻末の黒沢清さんによる「解説」の一部です。 【今でも強烈に印象に残っている撮影現場の光景がある。中谷さんに、沼の上に突き出た桟橋をふらふらと歩いていき、突端まで行き着いてついにそれ以上進めなくなるという場面を演じてもらったときのことだ。これは、一見別にどうってことのない芝居に思える。正直私も簡単なことだろうとタカをくくっていた。だから中谷さんに「桟橋の先まで行って立ち止まってください」としか指示していない。中谷さんは「はい、わかりました。少し練習させてください」と言い、何度か桟橋を往復していたようだった。最初、ただ足場の安全性を確かめているのだろうくらいに思って気にも留めなかったのだが、そうではなかった。見ると、中谷さんはスタート位置から突端までの歩数を何度も往復して正確に測っている。私はこの時点でもまだ、それが何の目的なのかわからなかった。

    LittleBoy
    LittleBoy 2008/02/17
    "演技としての自然さは、徹底した計算によってのみ達成される"
  • 活字中毒R。

    『絶望に効くクスリ Vol.9』(山田玲司著・小学館)より。 (山田玲司さんと各界で活躍している人々との対談を漫画化した作品の一部です。高木ブーさんの回より。) 【山田玲司:「何もできない人」のキャラクターをやっていても、ブーさんはそんな人じゃなかったわけですよね。 高木ブー:んー。まあひととおりの楽器もできて楽譜もかいてましたからね。まったくのバカじゃないですよ。ウクレレもギターも、ものすごく練習したしね…これは長さんだとうまく弾けないかなと思って、楽譜を書き替えたりね…… 高木さんのマネージャーの山さん:ブーさんのカバンっていうのがあるんですけどね… 山田:カバンですか? 山:両サイドに6つのポケットがあって、それぞれに「針と糸」とか「ばんそうこう」とか入ってて…何かあったらみんながブーさんの所に行くんですよ。 山田:ドリフの救護班だったんですね… 高木:で…みんなが忘れ物とか楽屋

    LittleBoy
    LittleBoy 2008/02/09
    "リーダーとか真ん中とかより2番とかがいいんだって。だから、ドリフの連中って、長さん以外は真ん中やるの上手くない""若いの(大槻ケンヂ)が頑張ってやってるんだから、いいじゃない、別に"
  • 活字中毒R。

    『働きマン仕事人に聞く』(一志治夫・文、安野モヨコ・画:講談社)より。 (各界の「仕事人」たちへのインタビュー集。ナインティナインの岡村隆史さんの回の一部です) 【テレビに出始めてみると、一見簡単に思えることが意外に難しいことがわかってくる。お笑いの深さを改めて知ることになるのだ。 「『とぶくすり』とかやってるころ、プロデューサーさんから『お前らプロちゃうんか』と叱られて、そうやそうや、プロやった、と思ったこともあった。年齢の近い仲間と一緒やったし、遊びで始まっていた部分もあったので、周りから厳しいことを言われて気づくことも多かったんです。自分らは楽しいと思ってやっていたけれど、『もっとテレビをわかれ』と言われ、どんどん教えてもらっていった。カメラがどこを向いているのかを意識して、カメラが来たときにボケる。カメラが回っていないところでボケても仕方ない。お笑いとはなんぞや、ということを現場で

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