第1回「船出」の終盤で、上杉景勝(遠藤憲一)に続いて、飯を食べながら初登場した北条氏政(高嶋政伸)。歴史ファンでない方にはなにゆえ初登場シーンで食事のカットを使ったのか、何の意味があって食事中だったのか、分からなかったと思います。演出の木村ディレクターに話を聞きました! 木村ディレクター: 北条氏政には、汁かけ飯についての有名なエピソードがあります。 氏政が飯に汁をかけて食べているときに、途中でもう一度かけたところ、父の氏康が「毎日飯に汁をかけて食べているのに、一度で適量がかけられない=学習していない、つまり、日々の飯の汁の量も量れない人間に、領主として民や家臣の気持ちを推し量ることができるだろうか」と嘆いたという話です。 歴史ファンの間では氏政が名君ではなかったと伝えるネガティブな話として知られていますが…『真田丸』では三谷さん流の解釈でこの逸話を描いています。 汁かけ飯の本当の(?)理
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