NHKの連続テレビ小説『ひよっこ』。各地から集団就職で上京してきた“金の卵”が集まる乙女寮の中でも、ひときわ個性を放つのは福島出身の15歳の女の子・青天目澄子(なばため・すみこ)だ。彼女を演じているのは、現在20歳の新進気鋭の女優、松本穂香さん。澄子役でブレイクし、今や一気に注目を集める松本さんに3回に渡ってロングインタビュー。 1回目となる今回は、『ひよっこ』の現場の裏話や役作りの苦労話などを伺った。あらゆる方言が飛び交う現場の難しさとは!? ◆ 食べる演技も、寝る演技も、結構大変なんですよ ――松本さんが演じられている青天目澄子さん、乙女寮の中でもひときわ個性的な役どころですね。 松本 福島出身の15歳の女の子。いつもボーっとしてますよね。それであとは寝てるか食べてるか(笑)。台本を頂くたびに、どんどん食いしん坊になっていくんです。食堂での食事シーンでも、みんなが喋っていても澄子だけは