今月5日に、女優・奈緒(29)が主演を務める映画「先生の白い嘘」(三木康一郎監督)の公開初日舞台あいさつを取材した。 本作は、主人公が抱える「性に関する矛盾」「男女間の性の格差」などに切り込んでいる。公開前に三木監督が総合ニュースサイト「ENCOUNT」の取材に、奈緒からの「インティマシー・コーディネーター(=IC、性的描写の撮影で精神面などをサポートする専門職)を入れてほしい」との要望を断ったという発言が物議を醸していた。 イベントは定刻より約15分押して、プロデューサーが事態を陳謝する異例の形でスタート。続けて監督や出演陣が謝罪や、IC不在の撮影への思いを語った。客席からすすり泣きも聞かれた。それでも奈緒らは気丈に、思慮深く言葉を続けた。その真摯(しんし)な態度や作品への並々ならぬ覚悟はまっとうに伝え、受け取られるべきだと感じた。 後日、芸能事務所関係者に、IC発注の実情を聞いた。「ド
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