ドイツの200校の学校では、ADHDをはじめとする過活動の子供に、授業中席に座っていられるよう、気持ちを落ち着ける効果があるという重さ約1.2~6キロの砂入りベストの着用を要請することに決定した。 現在、ベストは賛否両論であり、両親や精神科医らの間で議論を巻き起こしている。 ドイツで増加するADHDの子どもたち 何度か紹介しているが、ADHD(注意欠如・多動性障害)は、注意欠陥や多動性、衝動性を特徴とする発達障害の一種である。原因としては、遺伝的な要因(遺伝率は80%)と神経生理学的な要因が指摘されている。 落ち着いて座っていられない、集団行動が苦手、物事に集中できず、ミスが多く忘れ物をしやすいなどの特徴がある。 関連記事:大人の注意欠陥・多動性障害(ADHD)が抱えやすい4つの悩みとその解決方法- カラパイア – ドイツでは、毎年ADHDと診断される子供の数が増加しているという。 砂入り