鹿島−広島戦を裁いた家本政明主審(34)が、警告11枚、退場3枚と14枚のカードを乱発。不可解なPK判定で広島の1点目が生まれ、PK戦では鹿島のGK曽ケ端が止めた2本がやり直された。判定に怒った鹿島サポーターがピッチに乱入するなど、後味の悪い幕切れとなり、鹿島は週明けにも判定への意見書を提出する意向だ。 広島の1点目のPKは鹿島DF中後と広島FW久保が接触した際、家本主審はその後方にいた鹿島MF青木のファウルと判定。曽ケ端が止めたPKは、相手のキック前に足を踏み出した理由でやり直されたが、曽ケ端は「今までと同じタイミング。注意されたことがない」と戸惑った。 試合後の鹿島関係者、マッチコミッショナーのビデオ確認では判定の正当性が証明されず、広島の選手からも警告の基準に疑問の声が上がった。Jリーグの鬼武健二チェアマンは「審判も反省しないといけない」と、暗に判定の不備を認めた。 家本主審はプロ審