前回は「成果物WBS」および「作業WBS」の良いとこ取りをする「ハイブリッド型WBS」の書き方を紹介しました。 最終回となる今回は、WBSを用いた進ちょく管理の手法を紹介します。 WBSからガントチャートを作成する プロジェクトの進ちょく管理は、一般的にスケジュール表、もしくはガントチャート(注1)と呼ばれる表を使って行ないます。下の図はガントチャートの一例です。よく見てもらうとWBS要素がチャートの左側に列記されているのが確認できます。 この表を作るために必要なのが「ネットワーク図」と呼ばれるものです。これは、WBSとガントチャートを結び付けるもので、WBSのワーク・パッケージの前後関係と並行関係を1つの表で示すことができます。 下の図を見てください。作業1.1が終了するまで作業1.2を始めることはできませんので、作業1.1と作業1.2は前後関係にあります。作業1.1と作業2.1はお互い
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