学園祭最終日の伝統行事で54回目の今年は軽乗用車を売る店が登場、2台が売れた。 出店したのは3年4組の生徒たち。「学園祭で車を売った前例はないだろう」と、同高OBが社長を務めるカーディーラー「羽中田自動車工業」(甲府市)の協力で実現した。 実際の販売業務は同社の社員が行い、生徒たちは営業を担当。事前にチラシを配布したり、来場者に熱心に勧誘したりした。その結果、同高創立109周年にちなんで109万円(諸費用込み)と値付けしたダイハツ・タント(2010年型)など2台が成約にこぎつけた。 担任の白井茂樹教諭(44)は「車の販売は話題作りという面もあったが、まさか本当に売れるとは」と驚いた様子だった。