一般メディアが期待していたのは「マイクロソフトの謝罪」? 説明会の前半では、Windows 10を体験した人からの好評の声を取り上げ、企業や大学への導入といった事例を紹介。後半ではアップグレードの回避手段や元に戻す方法についてテクニカルな解説を加えたものの、いま世の中で起きている問題はスルーしました。 これに対し、一般メディアが関心を持っていたのは「世間を騒がせている無償アップグレード問題について、マイクロソフトはどう考えているのか」という点です。しかしマイクロソフトは問題に向き合うことなく、正当性を主張。「説明不足な部分はあったものの、アプローチは間違っていない。本来は有償の製品をわざわざ無償で配布してまで、ユーザーにメリットをもたらしている」との姿勢を崩しませんでした。 これはまさに、謝罪が期待される場面で正当性を主張してしまい、世間の反感を買うという外資系企業にありがちなパターンです