今回の「NHK×日テレ60番勝負」(2月2日・3日)の特番は久々に面白かった。特に、一連のNHK60周年記念番組の「1000人が考えるテレビ ミライ」(2月1日)が、テレビに対する視聴者のダメ出しの連続なのに対して、この「NHK×日テレ60番勝負」は、テレビ側が視聴者に対しての答えという意味があったのではないか。 その中で、24時間でドラマを作る試みは、今まで芸人に対するムチャぶりで有名になった『電波少年』のT部長こと土屋敏男氏(日本テレビ編成局専門局長)が、両局のドラマ制作スタッフにムチャぶりをすることで視聴者の興味を引いた。さらに2つの番組の間の22時間のストリーミング中継は、両局のテレビ制作の違いを際立たせ、今、テレビはどうやって作られているかを知らせる生のドキュメントになっている。 土屋敏男氏は、「1000人が考えるテレビ ミライ」の中でこんなことを言っていた。その部分を書き起こし