指導者用デジタル教科書の画面が切り替わり、50インチの大画面タイマーが投影された。「5分でいきます」の教員の指示1つで、生徒らは集中して鉛筆を走らせる。「あと何分ですか」などと時間を気にする生徒はいない。福岡県北九州市立大蔵中学校(江口恵子校長、生徒数190人)は、指導者用デジタル教科書を活用した国語の授業を、今年度から本格的に行っている。デジタル教科書を活用することで、教材準備の時間短縮はもちろん、生徒たちは授業に集中し、学習意欲も高まっているという。 同校国語科の大石仁美教諭の授業で1年2組を訪れたときは、定期テスト前であったため、まず導入時に、単元『文法(1)言葉の単位』(光村図書出版)の復習を行っていた。同教諭が指導用デジタル教科書の問題文を提示すると、指名された生徒は慣れた様子で前に出て、電子黒板専用のペンを使いこなし、言葉の区切りにマーキングするなどで問題を解いた。 その後の授
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