学校でのICT整備が進んでいる――。全国公立学校を対象にした文科省の「平成26年度学校における教育の情報化の実態等に関する調査結果(速報値)」で、タブレット端末が、前回調査の倍以上となる17万台配備されたほか、超高速インターネット接続率(30Mbps以上)が初めて8割台へと突入した。ただ、教員のICT活用力は、まだまだ低い状況であることが明らかになった。 平成27年度3月1日時点の全国小・中・高校、中等教育学校、特別支援学校の状況を調査した。 それによると、タブレット端末の台数は、前回同様の伸び率で倍増となった。25年度が7万678台だったの対し、26年度は15万6356台へと推移。タブレット端末を含む教育用のコンピュータ1台あたりの児童生徒数の平均値は0・1ポイント減の6・5人となった。 都道府県別でみると、佐賀県が2・6人で最高値をマーク。最低だったのは愛知県の8・5人。平均を下