お子さんのお受験で一生懸命になっているお母さんたちを見ると、熱心で素晴らしいと思う反面、「ほどほどにね・・・」と心の声をかけてしまいます。 特に音大お受験のお母さんは、子供がまだ言葉もあまりしゃべれないような時期から教育につきっきり、というケースが多く、親子の絆は生半可なものではありません。 ピアノは、子供の頃にどれだけのレベルまで到達しておくかというのが後々大きな差となります。どうしてもお母さんの力が必要になってしまうのです。 私の母親も、私がレッスンに通うようになると、先生から「必ずつきそってください」と言われました。北海道の田舎から出てきた母は、同門のお母さんたちのハイレベルでエレガントな教育熱心さに圧倒され、劣等感を抱いていたと後々言っています。 大抵は、ご自分もピアノをやっていた方が多く、子供とは別に自分用の楽譜を持って来て、先生のおっしゃるご指示を細かくチェックし、ジョークや世