今でこそセクハラに関する世の中の意識は高く、企業もセクハラ防止のために様々な努力をしているが、私が若かった頃は、セクハラという単語もないし、そういう概念が男女とも比較的薄かった。 もちろん、それで嫌な思いをしていた女性はいたのだが、そういう男性をいなせない女性のほうが足りていないのでは?という風潮すらあった。 ある女性ばかりの会合に出た時、そういう話になり、「『そういうことをすると仕返しが恐いぞ』オーラを出しているので私だけは大丈夫です。」のようなことを応えたのだと思う。(何せとても昔の話ですから正確には覚えていません) その時に、ある年輩の女性が微笑みながら私の目を見つめて言った。 「そうね、大里さんなら大丈夫だと思うの。あなたは強いから被害にあいにくいし、あいそうになったら潜り抜ける術も持っていると思う。でも、あなただけが被害にあわなければそれでよいの?代わりにあなたより弱い人は被害に
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