[ 事件 index / 無限回廊 top page ] 津田塾大学女装父親替え玉受験事件 1975年(昭和50年)2月13日、名門私立女子大学の津田塾大学の入試が行なわれた。受験生の中に、どう見ても女子高生には見えない異様な人物がいた。身長165センチ、レンガ色のパンタロンに白いタートルネックのセーター、派手な縞の七分コート。ここまでは普通だったが、フケすぎていた。顔色も悪い。 “彼女”がかなり人目をひいたのは確かだった。用務員のおばさんたちも「今年は変なのが来てるねえ」と噂し合ったほどだった。 “彼女”の隣の席の受験生は試験が終わった直後、監督官に訴えた。 「隣の席の人なんですけど・・・・・・あの人、男じゃないかしら」 翌日も他学科の入試があり、“彼女”も願書を出している。待ち構えることにした。 翌14日になり、試験開始と同時に試験委員の教授たちが偵察に出た。“彼女”の横