震災での原発事故、春からの電気料金値上げなどを受け、電力会社ではないPPS(特定規模電気事業者)に企業や自治体から問い合わせが急増している。2000年の電力の一部自由化を受け、ガス会社や商社などが出資し参入した民間企業。これまで普及率は低かったが、料金が安くなるケースも多く順番待ちに。浮かび上がる課題は、販売する電力が不足し確保が難しいこと。工場などの余剰電力を集め販売するが、今は取り合う競争に。巨大工場をもつメーカーなどは、電力不足は慢性化すると見て発電事業にビジネスチャンスを見出す。電力供給が大きな転機を迎える中の動きを追い、今後の行方を見つめる。 http://cgi4.nhk.or.jp/gendai/yotei/index.cgi