横綱の包囲 横綱・朝青龍が包囲されている。怪我を理由に夏巡業を休業しながら里帰りしたモンゴルでサッカーに興じていたということで、所属部屋・高砂部屋や相撲協会に厳しく咎められ、多数のマスメディアからは激しくバッシングされ、今なおその状況が続いている。その型破りとされる言動や、週刊現代が主張している八百長疑惑などの「伏線」もからんで「品格に欠ける横綱」という叩き方が蔓延し、横綱は四面楚歌状態にある。 怪我で休むとして故郷で政府主催のサッカーチャリティイベントに参加していたことは確かに軽率だし、巡業をサボったと言われても仕方がない部分もある。しかしこれに対する「処分」がまた「極刑」ともいうべき非常に重いものだった。二場所連続出場停止、九州場所千秋楽(11月25日)までの謹慎(稽古場・病院以外の外出禁止)、四ヶ月間30%の減俸だ。かなりキツイ。 不祥事の「ケジメ」の付け方には「業界」それぞれの慣行