学歴社会への批判って自分は中学の新聞部から十八番だったから、正直そろそろ卒業しろよとも思う。数多あるアクセスには受験勉強中の生徒や、就職活動中の学生さんもいるかも知れないし、僕やダンコーガイの煽り記事を読んで勘違いされては困る。だから眠れない夜長に、教え子や息子から聞かれたらどう答えるか、噛み砕いて考えた。 ぶっちゃけ自分で食っていく必要のある奴は、ともかく生業や居場所をみつけておけ。昔ほどの学校歴社会はなくなったが、いい学校で得られる文化資本や人脈は頼りになる。修士や博士の過程は就職の見通しを踏まえて検討すべきで、モラトリアムで選ぶには危険だ。新卒の就職活動は年によって条件が不安定だから他の経路も当たってみろ。どこに入るかよりも、どこかに入ることが大切。新卒採用を受けるなら倍率数千倍の人気企業ばかりでなく、どこかに入れるようポートフォリオを組め。条件の悪いところに入っても、そこで何を得ら
新卒の内定率が就職氷河期よりも悪いらしい。いずれ大企業に入り損ねた俊才が起業して日本を救うかもしれないが、進路を閉ざされた多くの若者にとって救いになる話ではない。厳しい就活競争で周囲を出し抜き勝ち抜くための秘訣で、みんなが救われることはない。就職できたとして「やりたい仕事」に就けるとは限らないし、就活に失敗しても数年後に居場所をみつけているかも知れない。どうすればシューカツ一発勝負で疲弊するのではなく、長丁場の人生を意識して「やりたいこと」や「居場所」を模索していけるのだろうか。 今春卒業予定の大学生の就職内定率が、2月1日時点で前年同期を6.3ポイント下回る80.0%で、1996年の調査開始以来、過去最悪だったことが12日、文部科学省と厚生労働省の調査でわかった。就職氷河期と呼ばれた2000年の81.6%も下回り、雇用情勢の厳しさが改めて浮き彫りになった。 というわけで、ちきりんは今20
1.楠さんは大学生の頃からすでに個人事業主としてお仕事をされていたとのことですが、そのときのことをお話頂けますでしょうか? 私は、大学生の頃に個人事業主としてライターや受託調査の仕事をもらっていた時期があります。『就職氷河期世代が30代までに居場所を模索するための5つの習慣』のエントリーでも書かせて頂いているのですが、学生時代に個人事業主として営業から契約、業務、検収、請求まで通しでやったことで、アルバイトや正社員として会社の仕事の部分部分を任されるのと違って、自分の失敗を誰もフォローしてくれない緊張感があるし、仕事の全体像がみえたように思います。 自分で提案した仕事をやり遂げる機会は自信に繋がりますし、全体をみて仕事を回すことを通じて得られたソフトスキルは、20代後半から30代に入って居場所を探し直す場合にも大きな強みになるように思います。 またこのときの経験を通じて、会社組織のありがた
日本大学のアメリカンフットボールの選手が試合中に関西学院大学の選手に後ろからタックルしてけがを負わせた問題で、日大の選手は反則行為を前監督やコーチに指示されたことを明かしました。 けがをさせられた関西学院大学の選手の父親、奥野康俊さんは「激しい憤りを覚える。監督やコーチが最初から息子にけがをさせようとしていた。絶対に許されないことだ。このような指示を出すこと自体あってはならないことだし、さらに強制し追い詰めるやり方は社会のルールを逸脱している」というコメントを大学を通じて発表しました。 そして会見した日大の選手に対して「自分のしてしまったことを償い、再生していただきたい。勇気を持って真実を話してくれたことに感謝する」とコメントしました。 そのうえで「被害届を取り下げる準備もあったが、今回の会見を見て刑事告訴も検討せざるをえない状況だ」と、24日をめどとしている日大からの回答を待って結論を出
アメリカンフットボールの試合中、悪質なタックルで関学大選手を負傷させた日大の守備選手が22日に記者会見をしたことを受け、関学大の鳥内秀晃監督と被害選手の父である奥野康俊氏がそれぞれコメントを発表した。全文は以下の通り。 〈鳥内秀晃監督〉 会見で日大選手が話してくれた内容は非常に具体的だったので真実を語ってくれたと感じた。愕然(がくぜん)としている。このようなことがスポーツの場で起きたこと自体が信じられない。また、この事案はアメリカンフットボールあるいはスポーツの範疇(はんちゅう)を超えているものだと改めて感じた。今後は警察の捜査にも委ねられることになるだろう。関東学生連盟にはきちんと報告書を作成し、しかるべき措置を講じてもらいたい。 部としては、24日の日大からの回答を待って対応を決定するつもりだ。日大選手の行為そのものは許されることではないが、勇気を出して真実を語ってくれたことには敬意を
被害を受けた関西学院大の鳥内秀晃監督と負傷した選手の父、奥野康俊さんのコメント全文 鳥内秀晃監督 会見で日大選手(宮川君)が話してくれた内容は非常に具体的だったので真実を語ってくれたと感じた。愕然(がくぜん)としている。このようなことがスポーツの場で起きたこと自体が信じられない。また、この事案はアメリカンフットボールあるいはスポーツの範ちゅうを越えているものだと改めて感じた。今後は警察の捜査にも委ねられることになるだろう。 関東学生連盟にはきちんと報告書を作成し、しかるべき措置を講じてもらいたい。部としては、24日の日大からの回答を待って対応を決定するつもりだ。
海賊版サイト「漫画村」などに広告を配信していた広告代理店・A社グループの幹部が、社員への一斉メールで海賊版サイトへの関与を認めていたことが分かりました。同社は2018年4月、ねとらぼ編集部の取材に対し「漫画村には関与していません」と回答していました(関連記事)。 広告代理店、A社の常務が社員に向けて送った謝罪メールの再現画像(情報提供者に配慮し、編集部で再現しています) 海賊版サイトへの関与否定も全従業員に対して「深く反省」メール 社会問題となっている海賊版サイト問題では、運営者の責任はもちろん、サイトの運営資金を「広告収入」として間接的に供給していた広告代理店の責任やモラルを問う声もあがっています。 編集部はこれまでの取材で(関連記事)、A社およびグループ会社のB社が、漫画村やAnitubeといった海賊版サイトの広告案件を多数取り扱っていたことを確認。取材を申し入れましたが、同社グループ
日大広報「法人としてお話しすることはない」日大選手が監督指示認める会見するも… 拡大 アメリカンフットボールの定期戦で、日大選手の悪質な反則行為によって関学大選手が負傷した問題で、反則タックルを行った日大DL選手が22日、都内で会見を行い、内田前監督から反則行為の指示があったことを認めた。「選手の受け止め方に乖離があった」とする監督側の主張と食い違いが出た。 千代田区にある日大本部には多くの報道陣が詰めかけ、日大側のコメントを求めたが、古賀千晴広報課長は「こちらとしては何もお話しすることはありません。お引き取りください」と、撤収を求めた。会見については「見ている職員もいた」とした上で、大学としての記者会見の開催も未定のまま。「法人としてお話することはない」と、繰り返した。 続きを見る
全国に展開している「塚田農場」などの居酒屋のチェーン店が、メニューに店で地鶏を提供するまでの様子を紹介しながら実際はブロイラーなどを使っている料理があったとして、消費者庁は運営会社に再発防止などを命じる行政処分を行いました。 これらの店舗では、メニューに地鶏が店で提供されるまでの様子を紹介したうえで料理を表示していましたが、消費者庁が調査したところ、「チキン南蛮」や「月見つくね」など4つの料理はブロイラーや国産の地鶏ではない鶏肉を使っていたということです。 消費者庁によりますと、地鶏は一般的にブロイラーなどより値段が高く、食べたときに歯ごたえがあるということです。 消費者庁の調査に対して運営会社は、メニューの対象となった料理の近くには「地鶏」という文字を書いていなかったため誤解を与えるとは思わなかった、と説明しているということですが、消費者庁は消費者に誤解を与える表示だとして、景品表示法に
このコラムではしばしば、データの管理や運用の方法を取り上げています。個人レベルの利用であればクラウドを使わない手はなく、私も試行錯誤しながらいろいろなサービスを渡り歩いています。 中でも何かと面倒なデータのバックアップについては、「クラウドにバックアップデータをアップロードするのは現実的ではない」という記事を書いて以来、全てのデータをクラウド上に保管するのではなく、「直近1~2年くらいのデータのみをクラウドで活用する」という方法を取り入れました。 写真はAdobe Lightroom CCのクラウドとiCloudフォトライブラリへ、音楽はクラウドではなくiPhoneに全て保管。文書ファイルなどはG Suiteの「Drive File Stream」を利用したところ、面白いことが起こりました。Macの内蔵ストレージがスッカスカになってしまったのです。 内蔵ストレージがスカスカになったわけ 私
ブログといえば、今ではTwitterなどのマイクロブログが台頭していますが、それ以前には「個人Webサイト」や「ブログ」の全盛時代がありました。 私もずいぶん前からWebサイトを運営していますが、あるタイミングで画期的な仕組みが登場しました。それは「コンテンツマネジメントシステム」(以下、CMS)。わざわざHTMLなどのマークアップ言語を書く必要がなく、FTPでファイルを転送しなくてもWebサイトを管理できるという仕組みに驚いた私は、すぐに導入した記憶があります。 しかし、私が使っていたこのCMSはほとんど更新がなされておらず、いつ脆弱性が発見され、攻撃されるか分からない状態でした。仮に脆弱性が発見されても自分ではどうにもできないため、数年間ため込んだコンテンツを泣く泣く公開サーバから削除しました。ネットから記録が消えていくのはもったいないのですが、リスクを考えると仕方がありません。 CM
これらの機能に共通するのは、パスワードという「記憶」に頼らず、それ以外の方法で本人を確認するということです。パスワードは一度漏えいしてしまうと、それを覚えている他人と本人との区別がつかなくなってしまいます。 情報漏えい事件が多発している今、パスワードだけでしかログインできないのでは、利用者を危険にさらすことになります。その点ではYahoo!がパスワードによるログインを無効にする、つまり「システムがそもそもパスワードを持たない」という選択をしたことはとても興味深く、大きな一歩といえるでしょう。 「多要素認証」を当たり前にしよう 今回の仕組みは、いわゆる「二要素認証」を活用しています。本人を確認するためには、その人本人を示す要素である「生体情報」(Something You Are)、その人しか持っていない要素である「所持情報」(Something You Know)、そしてその人しか知り得な
はじめに。 このnoteでは、わたし自身が主催していたママサークルにて、いくつかのイベントを企画しましたが、どのイベントもドタキャンが多く、そのたびに心が折れた。という経験を活かし、これから始めてイベント企画をする方や思い入れのある主催イベントをより多くの方に楽しんでいただくけるために、「はあちゅうサロン」に数多く在籍するイベンターの皆さまよりいただいた「キャンセル率を下げるメソッド」をまとめたものです。 目次。 point1.とにかくお金は前金制 point2.開催する季節や曜日を踏まえて集客を point3.事前のリマインドメールの徹底 point4.企画時にターゲットを絞り込む point5.スタッフも参加メンバーの一員に 「point1.とにかくお金は前金制」 コメントをくださったほとんどの方の共通認識「前金制」。 事前にお金を回収するだけでキャンセル率が格段に減るというデータも出
アメリカンフットボールの定期戦での悪質な反則行為で関学大の選手を負傷させた日大の選手の会見が22日、都内の日本記者クラブで行われた。 会見に出席したのは日大の宮川泰介選手(20)。丸刈り頭で報道陣の前に現れた。 宮川選手は冒頭で関学大の選手関係者へおわびの言葉を続けた上で「やる気がないならやめろ。相手のQBをつぶすなら試合に出してやる」と指示されたことを明かした。さらに「監督、井上コーチから1プレー目からQBを潰しに行け。試合前に井上コーチから『できなかったじゃ済まされない』と言われた。秋の関西学院大の試合でQBがケガをしていれば得だろう」などと生々しく当時の追い込まれた状況を語った。 そして「アメフトを続けるのが苦痛。自分にアメフトを続ける権利はない。やるつもりもない」と競技から引退することを明言した。全日本大学選抜にも選出されるなど将来を嘱望された選手だったが、今月上旬には内田前監督か
<(アメフト部の)監督を辞任するだけで、人事部長及び人事担当常務理事を継続し強大な権限を握り続けるならば、事実経過の解明と責任の所在を明らかにして、再発防止の有効な措置をとることは困難です> 日大アメフト部の選手が危険極まりないタックルで関西学院大学の選手に大けがを負わせた問題で、内田正人監督は5月19日、監督辞任を表明した。一方で、内田氏は現在勤めている日本大学常務理事の職は辞さないと表明し、学内で波紋を呼んでいる。実は内田氏、アメフト部だけでなく、この職責でも大きな問題を抱えていることはあまり知られていない。 筆者は長らく、各地の大学で進められる「非常勤講師の大量雇い止め問題」を取材してきた。近年、大学改革の名のもとに首を切られる職員・講師が増加していることが社会問題となっているが、日本大学でも今年3月末、非常勤講師の「雇い止め」が実施され、少なくとも6つの学部で数十人に及ぶ講師が職を
先月~今月にかけて、にわかにネット上で「オタク差別」というフレーズを見かけて、昔のことを思い出したりした。 山本弘のSF秘密基地BLOG:オタク差別は消滅しつつある 「オタク差別など今も昔も存在しない」といういつもの話 - Togetter オタクのキモさと差別について - novtanの日常 あのころ、僕達には「好きなものは好き」と言う自由すら存在せず、『隠れオタク』を余儀なくされていた。これが差別でなくてなんなん? - 自意識高い系男子 上記のようなディスカッションが続いた後に、 具体例も根拠もなしにいきなり「オタクアニメ演出多かった。生理的にムリ」と言い放つのはアリ?/「今、世界中が、これだけmetooとか女性社会進出とかで盛り上がってるのに、技術界隈だけ歪んだ欲望に応じたデフォルメつづく不思議」 - Togetter 「オタクアニメ演出は生理的に受け付けない」という発言から始まり、
ワニマガジン社の公式サイトで画面右上の「ワニのロゴ」ボタンを押すと、ページ内の画像が全てワニ(実写)になる機能が発見され、SNSで紳士淑女たちから喝采を浴びています。 すごくワニ ワニマガジン社といえば成年コミックで圧倒的シェアを誇る出版社。公式サイトは一般向けページと18歳未満閲覧禁止の成年向けページに分かれており、18禁ページでは当然、サイトをリビングなどで開きっぱなしにしていると家族会議待ったなしの画像も多数掲載されています。 そんな悲しい事故を未然に防げてしまう神機能がこのワニボタン。PCの利用中にうっかり家族や上司に見られそうになっても、即座にボタンを押しさえすれば「ワニの生態について調べていた」としらを切ることができるわけです。ありがとうワニマガジン社さん。 これが(画像は一般向けページ) こうなる 感謝の気持ちを胸に、ボタンを実装してくれたワニマガジン社にワニボタン実装の経緯
www.megamouth.info 「日本のエンジニアの実力はかなり低いと感じています。」 これに関してです。ブックマークのコメントだと気持ちが足りなかったので、結構グローバルにIT土方としてやってる自分の考えを書きたくなりました。 自分の所謂受託の会社をクロアチアという国で経営していますが、社員は今20人位で、客は主にアメリカ、ヨーロッパー各国で、去年あたりから中東、アフリカの案件も増えてきました。まぁこれだけいろんな国とやり取りしてるってことは、億単位のデカイ案件とかじゃなくて、まぁスタートアップ的な会社とのやり取りが多いです。自分が日本人なので、日本向けの所謂オフショア開発としてスタートしたけど、辛すぎて日本との取引はもう受託はやっていないですね。製品販売は日本でもやっています。 で、日本のエンジニアに関して。客が主に中小企業なので客のエンジニアとか入っている別の会社のエンジニアと
アメリカンフットボールの悪質反則問題で、関学大QBを負傷させた日大DL宮川泰介選手(20)が22日、都内で会見を開き、事情説明。悪質プレーの背景に、19日付で辞任届が受理された内田正人前監督(62)とコーチの指示があったことを明らかにした。 会見冒頭、代理人は「顔を出さない謝罪はないと会見を決意した」と説明。「反則行為の指示があったことを明らかにするのが会見の趣旨」だとした。 宮川選手は、コーチを通じ内田正人前監督から「相手のクオーターバックを1プレー目でつぶせば(試合に)出してやる」と指示を受けたと説明。「ここでやらなければ後がない」と思い、悪質なタックルをする意思を伝えたことに対し、内田前監督は「『やらなきゃ意味ないよ』と話した」と語った。また、宮川選手は危険なタックルをした試合後に退部を申し出たが、内田前監督らに引き留められたと述べた。 「監督、コーチの指示があったとはいえ僕がやった
日本大学のアメリカンフットボールの選手が試合中に無防備な状態の相手選手に後ろからタックルする重大な反則行為をした問題で、反則行為をした日大の選手の記者会見が、午後2時45分過ぎから東京都内で始まりました。 日大の選手は記者会見の冒頭、「本件でけがをさせてしまった関西学院大学の相手のクオーターバックの選手や家族、関係者に対して多大な迷惑をかけたことをおわびいたします」と謝罪しました。 記者会見で、この選手は「試合前日の練習後、コーチから、お前をどうしたら試合に出せるか監督に聞いたら、相手のクオーターバックの選手をワンプレー目でつぶせば出してやると言われた。『クオーターバックの選手をつぶしに行くので使って下さい』と監督に言いに行け。相手がケガをして秋の試合に出られなかったらこっちの得だろうと言われた」と試合前日のやり取りについて説明しました。 この選手は記者会見で、反則行為のあった試合前の内田
アメリカンフットボールの日本大と関西学院大の定期戦(6日、東京)で日大の守備選手が関学大の選手に悪質なタックルをして負傷させた問題で、タックルをした宮川泰介選手が22日、日本記者クラブで記者会見に臨んだ。タックルに及んだ経緯について、内田正人監督(当時)らから命じられていたことを明らかにした。18日には親とともに関学大の被害選手と両親、アメフト部関係者に面会し、直接謝罪したという。 記者会見を前に、代理人は「大学の対応が遅い」「部としての事情聞き取りの予定がない」ことなどから記者会見を開くことを決意したと発表。「本人と家族は平穏な生活が営めなくなっている。一日も早く平穏な生活を取り戻し、再度のスタートをさせていただきたい」とした。 当該選手は冒頭、関学大の選手らに向けて「大きな被害と多大な迷惑をかけたことを深く反省しております」と深々と頭を下げた。続けて、試合の数日前に「やる気が足りない」
累計47万部のベストセラーとなった『応仁の乱』の著者で、歴史学者の呉座勇一氏が著した『陰謀の日本中世史』(角川新書)が、11万部のヒットとなっている。 「関ケ原は家康の陰謀だった」「本能寺の変には黒幕がいた」といった、日本史の世界にあふれる「陰謀論」「俗説」を次々と論破していく快作だが、呉座氏が陰謀論に真っ向から立ち向かうのはなぜか。その理由を聞いた。 強い危機感を持っている いま、世の中には「陰謀論」があふれています。私は歴史学者として、この状況に強い危機感を持っています。 例えば、先日、財務省次官のセクハラ問題が起こった時には、「これはマスコミが安倍政権打倒のために仕組んだものだ」という意見がネットに氾濫しました。また、TOKIOの山口達也さんの事件起こった時には、「一種のハニートラップだったのではないか」という信じがたい意見が見られました。 なにか大きな事件が起こると、すぐに陰謀論、
漫画村をはじめとする海賊版サイト問題を巡って、これらのサイトに広告を出稿していた「代理店」を問題視する声が大きくなってきています。特に「漫画村」と深いつながりがあった広告代理店A社については、ねとらぼ編集部の取材により、業界団体「日本インタラクティブ広告協会(JIAA)」に加盟していたことが分かっています。 こうした海賊版サイト問題について、これまで業界団体はどんな取り組みを行ってきたのか。そしてなぜ海賊版サイトへの広告出稿を防ぐことができなかったのか。JIAA、そしてJIAAと連携して違法サイト対策の検討を進めていたという「コンテンツ海外流通促進機構(CODA)」に、これまでの取り組みや現状の課題について聞きました。 海賊版サイトはなぜここまで広まってしまったのか、JIAAに聞く JIAAは「インターネットが信頼される広告メディアとして健全に発展していくためにビジネス環境を整備すること」
「森友問題スクープ記者を“左遷” NHK「官邸忖度人事」の衝撃」と題した新聞記事が波紋を広げている。この記事は正しいのだろうか?これは5月17日付の日刊ゲンダイが報じたもので、元NHK記者である私のところにも問い合わせが来るが、正直言うと私はこの記事には違和感を覚えている。その違和感とは何か? 先ず断っておくが、私はNHKに問題が無いとは思っていない。特に、NHK政治部の報道に、政権にすり寄るような内容が見られることに心を痛めている人間の1人だ。では、この記事の何に違和感を覚えるのか?この記事が事実に基づいた内容とは思えないという点だ。 先ず、報じられた記事を見てみたい。記事は以下の様になっている。 「皆様のNHK」どころか、これでは“安倍様のNHK”だ。森友学園問題に関するスクープを連発していたNHK大阪放送局の記者が突如“左遷”されるというのだ。安倍政権の急所である森友問題を報道させな
「納得いかねぇから控訴する」 福井市で昨年8月、覚醒剤に見せかけた白い粉入りの袋を交番の前で落として逃げ、騒ぎを起こしたとして偽計業務妨害罪に問われた被告の男(32)の判決。21日、福井簡裁で不服としていた略式命令と同じ罰金40万円を言い渡され、悔しさを隠さなかった。 この日、被告は白い丸首のシャツに紺のスーツ姿で入廷。裁判官に「覚醒剤撲滅ではなく、面白い動画を撮って再生回数を上げるのが目的だった」と指摘された瞬間は身じろぎし、その拍子に足が証言台に当たって音を立てた。 閉廷後、集まった報道陣に「うわ、いっぱいいる」と笑顔を向け、判決を「予想通り」と言う余裕を見せた。 だが、「それならなぜ正式裁判を請求したのか」と問われると、「気にくわないから」と語気を強めた。裁判を振り返った感想を聞かれて「ノーコメント」と言い残し、大型バイクのエンジン音を響かせながら去っていった。 ◆異例の所持品検査
1956年埼玉県生まれ。野球、サッカーはもとより、マスコミに取り上げられる機会が少ないスポーツも地道に取材。そのためオリンピックイヤーは忙しくなる。著書にはアメリカンフットボールのチーム作りを描いた『勝利者』などがある。高校スポーツの競技別・県別ランキングをデータベース化したホームページも運営。 「高校スポーツウルトラランキング」 SPORTS セカンド・オピニオン サッカーから野球、大相撲や陸上に至るまで、あらゆるスポーツニュースを独自の視点で解説!スポーツニュースの「セカンド・オピニオン」を目指します。 バックナンバー一覧 スポーツの枠を超え、社会を揺るがす事件となってしまったのが、大学アメリカンフットボール、日本大学と関西学院大学の定期戦で日大側によって引き起こされた悪質タックル問題だ。 試合から2週間経った19日、日大の責任者である内田正人監督は関学大に出向いて首脳陣や被害を受けた
アメリカンフットボールの日本大―関西学院大の定期戦(6日、東京・アミノバイタルフィールド)で日大の選手が悪質なタックルなど反則を繰り返して退場となった問題で22日、この選手自身が記者会見を開くことになった。辞任した内田正人前監督による反則行為の指示があったのかどうかについて、選手本人が何を語るのか注目される。 あの日、私は試合会場にいた。関学オフェンスの最初のプレー。テレビなどで繰り返し流れているシーンだ。私は関学クオーターバック(QB)が投げたボールをカメラで追っていたため、日大の守備選手の反則は見ていなかった。二つ目の反則もボールと関係のない場所だったので見ていない。ただ、立て続けに最も重い15ヤード罰退(陣地の後退)の反則をした選手をベンチに下げないのは変だなと感じていた。そして三つ目。これもボールから離れたところで関学の選手に小競り合いを仕掛け、ヘルメットを殴った。5プレーで三つも
「捜査本部」の張り紙が貼られた会議室の中に、ずらりと並ぶ捜査員たち。捜査をめぐって白熱する議論、上司と部下の対立。そんなシーンを刑事ドラマや小説で目にした人も多いだろう。では、現実の捜査本部はどうなっているのだろうか。警察官僚・警視庁刑事としての経歴をもつ澤井康生弁護士に、その実態や自身の体験談を聞いた。(取材・構成/具志堅浩二) ●キャリア官僚とのバトルはありえない 特別捜査本部が設置されるのは、殺人や強盗傷害、放火など、重大で凶悪な事件が発生したときだ。「被疑者の早期検挙・治安維持に向け、戦力を集中的に投入するために発足します」と澤井さんは語る。重大で凶悪な事件ではない場合でも、複数の地域で連続して窃盗が発生したときなどは共同捜査本部というものが設置されることもあるという。 捜査本部は、原則として、事件が起きた土地を所轄する警察署の中に置かれる。事件にもよるが、メンバーはだいたい30~
最初から再生 続きから再生 ↓以下はオプション。反映させるには「最初から再生」ボタンを押してください speed: 1 ×閉じる 東日本大震災後、改めて「絆」の重要性を痛感した日本人。様々な場所で「誰かとつながること」の大切さが叫ばれています。SNSをはじめとして、“絆を確認するツール”も大流行。けれど、多くの人が友達作り・友達付き合いに励む一方、ほとんど友人がいない“孤独女子”もいるはず。 友人の数に関する統計には様々なものがある。社会人の平均は10人前後だけれど、どんな調査を見ても「友達はいない」という層は5〜6%は存在する。社会人になって、それなりに充実した人生を送って、信頼できる同僚や愛すべき家族もいるけれど、「友達」と呼べる相手は極めて少ないか、ゼロ——。そんな人もいるはずです。 「絆全盛」の今、友達が少ない人はまずいことなの?(聞き手/日経ビジネス編集部デスク・鈴木信行) 諸富
最初は戸惑った、性同一性障害のバス運転士採用 バス会社の採用担当者にインタビュー | 高速バス・夜行バス・バスツアーの旅行・観光メディア [バスとりっぷ] by バス比較なび
地方創生の全体の課題は何か(※写真はイメージ)この記事の写真をすべて見る 地方創生に携わるコンサルタントの中には、スキルが伴わない名ばかりの者もいるという。見極められない自治体に問題はないのか、そして地方創生の全体の課題は何か。コンサルタントたちの匿名座談会で様々な意見が飛び交った。 ●座談会参加者 観光コンサルタントAさん(30代)=全国の地方自治体の観光推進を手伝うコンサルタント。元バックパッカーで世界中を旅して回った経験も ブランディングコンサルタントBさん(30代)=地方企業のブランディング事業を展開。その実績から、九州や関東近県の商工会議所などからセミナー、コンサル依頼が入る 人材コンサルタントCさん(30代)=クラウドソーシング事業に携わった後、人材サービス会社に。現在、自治体や地方企業に地元出身の専門家を紹介している。 * * * ──地方創生に携わるコンサルタントの問題
赤字に苦しむバス会社を相次ぎ傘下に収める新興企業がある。みちのりホールディングス(HD、東京・千代田)だ。2009年の設立以来、買収したバス会社は実に8社。経営陣には旧産業再生機構の冨山和彦氏らが参画し、路線の再編や合理化策を推し進める。赤字だからといって買収後に合理化して売却するという単純な方法とは一線を画した再建手法に迫った。3月31日、福島県会津若松市にレトロなバスがお目見えした。全国的
『週刊ダイヤモンド』特別レポート ダイヤモンド編集部による取材レポートと編集部厳選の特別寄稿を掲載。『週刊ダイヤモンド』と連動した様々なテーマで、経済・世相の「いま」を掘り下げていきます。 バックナンバー一覧 『週刊ダイヤモンド』5月26日号の第1特集は「物流クライシス 送料ゼロが終わる日」。配送員の人手不足に見舞われている宅配業界では、使える人は誰でも動員しようという動きが進んでいる。宅配業界に限らず、外食チェーンでも「誰でも配達員」化が進行している。その旗手であるUber Eatsの配達員に「週刊ダイヤモンド」記者が挑戦した。 正社員でもなければアルバイトですらない ウーバーイーツの配達員 シェアリングエコノミー界の横綱ウーバーが手掛ける、フードデリバリーサービスのウーバーイーツ。2016年に日本でサービスが始まって以降、人手不足の悩みを抱える外食チェーンなどが救いの手を求め、こぞって
単に私が嫌われただけかもしれないが、彼氏と音信不通になった。 直前で仕事で嫌なことがあったと言われ、「大丈夫?」と心配してたらこの仕打ちである。 連絡待っている間に自分でもびっくりするくらい冷めてきているのだが、音信不通にしている当事者は何を考えているんだろう? 仕事のことしか考えてないのかな? Google検索によるとそういうパターンはよくあるみたいだけど、音信不通された側の意見ばっかり出てくる。 教えて、はてブの男性よ…。 ● 追記1 増田です。反応くれたはてブの方ありがとう。 音信不通は二週間目です。 ずっとこっちからも連絡しなかったけど、昨日「心配してたけど、もういいです」と連絡してしまった。 あー。 休日出勤するくらい仕事詰まってるので、仕事して忘れます。 ● 追記2 音信不通の間に、彼氏が楽しくライブを見たとLINEのタイムラインで報告していたので、多分生きてます。 タイムライ
ハフポスト日本版ニュースエディター。 公衆衛生、ジェンダー、調査報道が関心領域。masako.kinkozan@huffpost.com
乱獲などで急減した太平洋のクロマグロの資源量が回復傾向にあるとの調査結果を、国際機関「北太平洋まぐろ類国際科学委員会(ISC)」がまとめた。国ごとに設けた漁獲枠の拡大を検討できる水準に達しており、水産庁は規制を協議する国際会議に来年以降の拡大を提案する方針だ。 調査結果は、米国で開かれていた全米熱帯まぐろ類委員会(IATTC)の会合に報告され、水産庁が21日に発表した。日本沿岸を含む太平洋で枠が広がればマグロの国内市場には恩恵がありそうだ。 ISCは、2016年の親魚の資源量を前年より8%多い2万1千トンと推定。今の漁獲規制を続ければ、24年までに約4万3千トンに回復させるとしている目標を98%の確率で達成できると予測した。これまでは61・5%の確率としていた。
中国で、コンサート会場に設置された監視カメラがおよそ2万人の観客の中から顔を識別して犯罪の容疑者の拘束に結びつけ、中国の画像認識システムの技術の高さを示すものだなどとして話題となっています。 この男は、コンサート会場を訪れたところを監視カメラに捉えられ画像認識システムで手配中の容疑者の顔と特定されたあと、警察に通報されたということです。 当時、コンサート会場には、およそ2万人の観客がいたということで、今回の容疑者拘束は、中国の画像認識システムの技術力の高さを示すものだなどとしてインターネット上で、話題となっています。 中国では、国をあげてAI=人工知能による画像認識技術の開発を進めていて、警察などが捜査に積極的に活用しています。
今年2月の記録的な大雪による除雪費膨張の影響で、財政が危機的な状況に陥ったとして、福井市が職員の給与を削減する方針を決めたことに対し、市の職員組合は18日、反対を申し入れました。これを受け自治労福井県本部は21日、総決起集会を開き、この福井市のケースが全国的な広がりを見せないようくさびを打ち込むつもりです。 除雪頑張ったら給料カット!より詳しい内容はこちら 「体力の限界まで頑張った見返りが給与カットとは!」「信じられない仕打ち」「来年も今年以上の積雪があったらどうなる」「除雪業務、もう頑張れない」「子育てでお金がかかるのに……」。除雪費が膨らんで財政悪化し、給与カットを打診された福井市職員の声です。 37年ぶりの記録的な大雪に見舞われた福井市。によりますと、今年2月の大雪に伴って昨年度の除雪経費は、当初見込んでいた4億円余りの10倍以上となる50億円に膨れ上がりました。 国の補助金や市の貯
2020年東京オリンピック・パラリンピックに向けて、大会組織委員会が公表したボランティアの募集要項案の宿泊費などが自己負担となっていることに批判があったことなどを受けて、ボランティアの在り方などを有識者が検討する初会合が開かれ「やりがいをわかりやすくPRしていく必要がある」といった意見が出されました。 組織委員会は、ことし3月、8万人を募集する大会ボランティアについて、1日の活動時間が8時間程度で交通手段や宿泊場所は各自が手配し、費用も自己負担とするなどの募集要項の案を公表しましたが、ネット上では「こんな条件ならやりたくない」といった批判の声などが上がっていました。 こうしたことを受けて、ボランティアの在り方などを有識者が検討する初会合が都内で開かれ、会議では「募集にあたってはボランティアのやりがいをわかりやすくPRしていくことが必要だ」といった意見が出されたということです。 組織委員会は
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