ビル・ゲイツ氏、新薬開発用ソフト会社に出資 米マイクロソフトの創業者ビル・ゲイツ氏は、新薬開発用ソフトウエア会社に少額の出資を行った。 新薬開発に変革をもたらすためにコンピューターを使用する動きを再び活性化することを狙っている。 今回の投資は、ソフトウエアとコンピューターを融合させて工業界の変革を図るという、ゲイツ氏の持論に沿っている。しかし、この考え方は製薬業界ではあまり見られなかったものだ。 ゲイツ氏はこのほど本紙とのインタビューで、オレゴン州ポートランドに本拠を置く従業員140人のソフトメーカー、 シュレディンガーに1000万ドル(約9億4000万円)を出資することを明らかにした。同社は新薬開発用のソフトを提供している。ゲイツ氏は「うまくいくようなら、追加出資することを真剣に考える」と述べている。出資額は比較的小さいが、今回の出資でゲイツ氏は8000億ドルを超える規模の製薬業界との戦