お花見弁当で私が必ず作るものいえば「お稲荷さん」。 いなり寿司というと、関東は俵型で具なしの酢飯、関西は三角形で五目ご飯入りと、東西で特徴が分かれるそうですが、東京生まれの私が作るのは、ひじきの混ぜご飯を詰めた俵型のお稲荷さん。 美味しいひじきご飯のお稲荷さんを作るポイントは、手を抜かずにひじきの煮物を作ること。 ひじきはたっぷりの水で長時間戻してふっくらさせなきゃいけないし、ちゃんと茹でこぼし、その後しっかり炒めて磯臭さを取り除かなきゃいけない。これを怠ると、固くて嫌な匂いのひじきになってしまいます。 そしたら、鶏ひき肉、人参、こんにゃく、れんこん、戻した干し椎茸を入れて炒め、椎茸の戻し汁とかつおだし、醤油、味醂、三温糖ちょろっと。味付けはあえて濃くしたりせず、2日目の味のしみた物をお稲荷さんに使います。炊きたてご飯に混ぜて、冷ましておく。 油揚げは、カットして切り口を丁寧に広げたら、さ