ああ゛~~。いい男よ、私をたぶらかしてはくれまいか。 と、疲れた女(33)は思ってしまった。 あんまり深くとらえないでください。「仕事を投げ出してハワイに飛びたい」とか「ぱおんメンタルのときに寄り添ってくれるスーパーダーリンがほしい」とか、そういうレベルの虚妄です。 まあしかし、願えば叶う夢もある。そこで、最近出会った男性の話をひとつ。 彼は35歳、やや年上。会ってすぐに「こいつ女慣れしてるな」とわかる話し方。といってもチャラいのではなく。『女慣れした男』は下手な虚勢を張らないから分かるのです。 女慣れしていない男性は、女性の前で「俺はこんなにイケてるぜ」と自慢しだすか「どうせ俺なんて学歴も仕事もないし」と突然のコンプレックスぶちまけ大会を始めるかの二択。いずれも女性にとってはハタ迷惑な他人事で、それがまた彼らの怒りを買うわけです。 対して女慣れした男性は、聞き上手。「それより、〇〇ちゃん