5月29日、日立製作所は、2021年3月期の純利益(国際会計基準)が前期の3.8倍の3350億円になりそうだと発表した。写真は千葉で2017年10月撮影(2020年 ロイター/Toru Hanai) [東京 29日 ロイター] - 日立製作所<6501.T>は29日、2021年3月期の純利益(国際会計基準)が前期の3.8倍の3350億円になりそうだと発表した。新型コロナウイルスの影響で減収となり調整後営業利益は減少する予想としたが、前期にあった南アプロジェクトに関連した損失がなくなる反動などで純利益は増加を見込む。 コロナの影響で売上高は同19.2%減の7兆0800億円と減収を見込む。調整後営業利益は前期比43.8%減の3720億円と減益の予想だが、河村芳彦最高財務責任者(CFO)はオンライン会見で「コロナの影響があっても営業利益をきちんと出す」と述べた。 コロナによる影響は通年で受けると