ここ最近、ビジネス系サイト「東洋経済オンライン」を成長させた功労者は誰なのか、という論争が話題を呼んでいる。筆者はそれほどインターネットに詳しいわけではないが、この論争は「サラリーマンと功績」という文脈で読み解ける話だと思うので、本稿で考察してみたい。 筆者は昨年11月から同サイトで『「若き老害」常見陽平がいく サラリーマンいまさら解体新書』という連載を持っている。メディア関連の人と会い、同サイトの話題になると、たいてい次の2つのことを言われる。 A:「前任の佐々木紀彦編集長(現ユーザベース執行役員 NewsPicks編集長)が辞めましたよね。あのサイト、大丈夫なのでしょうか?」 B:「佐々木編集長が辞めた後、PV(ページビュー:ユーザーに読まれたページ数)が伸びていますよね? あのサイトの作り込みもすごいです」 どちらかというとAを言う人が多い。特に、ライターや編集者になったばかりの若い
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