ハッカー Grahamの見る言語の未来 最後に、ハッカーとしてのGrahamが見る言語の未来をまとめて、言語観についての話を終わりとしたい。 Paul Grahamのプログラミングへの考察はその多くが「こうあるべきだ」という姿を描いている。「こうなるだろう」という予測を述べたものは意外なほどに少なかった。Paul Grahamのプログラミング言語観の最後として、少ない中からGrahamの予測するプログラミング言語の未来をまとめておく。 Javaについて 現在、Javaがエンタープライズ系のシステムで使われる主要言語の一つであることに異論がある人はいないだろう。日本でも確実に使用事例が増え、Javaプログラマの求人は絶えない。企業の新人研修でもJavaを学ばせるところが増加しており、まさにオブジェクト指向時代のエース格といった扱いである。 しかし、GrahamのJavaへの印象は少し毛色が違