ブックマーク / satoshi.blogs.com (144)

  • 10万部を超えるベストセラー書籍はどうやって生み出せば良いのか

    先週、編集者の方から「なぜ、あなたの仕事は終わらないのか?」のさらなる増刷が決まり、ついに目標だった10万部を超えたという知らせを受けました(ちなみに、これは紙の書籍の数字で、Kindle などの電子書籍の読者数は含まれていません)。 私は、このの前にも「エンジニアとしての生き方」「おもてなしの経済学」などの書物を幾つか書いてきましたが、労力の割には売れる数が少ないので(5000千部から1万部)、「もう書物は書かない」と一度は心に決めていました。 しかし、去年の末に「編集エージェント」という出版社から独立した形で書籍の企画・編集をしている方から声をかけられ、「必ずベストセラーにしてみせる」と説得されて書いたのが「なぜ、あなたの仕事は終わらないのか?」なのです。 最初は「彼に会うこと自体が時間の無駄かも知れない」と思っていたのですが、彼のロジックにとても説得力があったです。 そのロジックと

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    Nao_u 2016/11/12
  • 私なりに Apple が次に出すべきウェアラブル製品を考えてみた

    エンジニアtypeに「『Google Glass』わたしならこう売る~ウエアラブル・コンピュータが超えるべき壁」というインタビュー記事を書いた。 主旨としては、「スカウタースタイルのデバイスを売るのであれば、消費者向けの汎用デバイスではなく、まずはニーズがはっきりとある医療や警察や整備などのバーティカル・マーケット向けに専用デバイスとしてハードウェアとソフトウェアの両方を使用目的に特化した形で作るべき」というものだ。 ある意味、今は「汎用パソコン」を作るタイミングではなく、「専用ワープロ」を作るタイミングなのだ。 日のメーカーにも多いにチャンスがある。ガラパゴス化などは恐れる必要は全くない。とにかく特定のマーケットにはっきりとした価値を提供することに集中すべきだ。10年後には、人々が「昔はこれなしでどうやって仕事をしていたのか想像できない」状況を作り出すことを目指すのだ。 ちなみに、アッ

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    Nao_u 2013/06/08
  • 「ファミレス型ソフトウェア開発」ではアップルには勝てない

    私のWEB+DB PRESS向けのコラム「Appleのビジョンと日のハードウェアメーカーの将来」が公開されたので紹介する。私が一番強調したいのは、 他社と横並びでスペック競争をする時代は終わった。総合家電メーカーというビジネスモデルはもう成り立たない。ハードウェアは自分たちで作り,ソフトウェアの開発は外注に丸投げするのでは世界で戦えるデバイスは作れない。 という部分。 自らバリバリとソフトウェアを開発したことがないメーカーの正社員が仕様書を書き、実際の開発は子会社や関連会社に任せる上に、その子会社においても実際のコーディングは派遣社員が行うというゼネコン型ソフトウェア開発。これでは、社から送られて来たレシピどおりにパートの人たちが料理をしているファミレスと同じだ。 一流シェフたちが腕を競う高級レストランのように、シリコンバレーのトップクラスのソフトウェア・エンジニアたちが、自ら仕様を決

  • なぜ福島第一では緊急冷却装置を手動で停止する必要があったのか

    先月の中頃に東電が、地震の15分後に1号機の緊急冷却装置を手動で停止していたことを発表した。「実はオペレーターの操作ミスがあったのでは」との誤解をした人も多かったようだが、東電は「原子炉の圧力が急激に変化したために、炉の破損を避けるために緊急冷却装置を手動で停止した」と説明。原子力安全保安院も「マニュアル通りに停止しただけで、オペレーターのミスではない」と説明し、一件落着した感がある。 「マニュアル通りに操作したから問題なし」とはいかにもお役所的な答えだが、こんな答えで満足していては「理科系うんちく」を語ることはできない。そこで色々と調べたところ、以下の事実が明らかになった。 原子炉は運転中は300度近くで安定して動作しているが、炉の中の核燃料は緊急停止(スクラム)後もしばらくは熱を発生しつづける。万が一、その途中で水が蒸発してしまうと炉心溶融(メルトダウン)を起こしてしまうので、冷却装置

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    Nao_u 2011/07/26
    ゲンパツD(http://www.snet.ne.jp/milk32/genpatu.html)を連想。あながち間違ってなかったのか
  • 本格的なストレステストは福島第一での事故原因をちゃんと解明してからしかできないはず

    せっかく菅首相がストレステストの必要性を訴え、かつ「経産省の下に原子力安全保安院を置いたままでは今の体制では国民の安全を最優先にした安全基準は作れない」と明言したにもかかわらず、あいかわらず経産省の傘下にある保安院がストレステストの定義をすることになっているらしい。これではなんだか汚職警官に「汚職防止マニュアル」を作らせているようなもので、末転倒だ。 そもそも、格的なストレステスト(稼働中の原発にも行う2段階目のテスト)は、福島第一での事故原因をちゃんと解明してからしかできないというのが、私のような理科系頭にとってはごく当然のことのように思えるのだが、こと原子力の世界ではそんな常識が通じないようである。 東電は、今回の原発事故の原因を「想定外の津波によりディーゼル発電機が水没してしまったから」と主張しているが、地震直後の津波が来る前に原子炉の圧力が急激に変化し非常用冷却装置を手動で止め

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    Nao_u 2011/07/16
  • 政府の初動の悪さが生んだ大量の被曝者

    SPEEDIによるデータを公開しなかった理由は「パニックを恐れて」と聞いたが、SPEEDIによるデータをちゃんと利用せずに適切な避難指示を出さなかった国の責任は重い。 私の記録では、30キロ圏外でも浪江町や飯舘村の一部では、3月18日の時点で150μS/hという高い放射線が観測されていた(文部科学省発表の公式データ←【追記:URLを追加しました】)。当時、国は「ただちに健康に影響の出るレベルではない」と言っていたが、文科省が今回使った8時間屋外、16時間屋内(屋外の40%の放射線量)という数値を使って計算すれば、そのあたりに住む人たちは、妊婦や子供も含めて、3月18日だけで2.2mSの外部被曝を受けていたという計算になる。 今は30μS/h以下に下がっていることから考えると、その差(約120μS/h)は半減期の短い放射性ヨウ素からのものと考えて良いので、3号機から大量に放射性物質が放出され

    政府の初動の悪さが生んだ大量の被曝者
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    Nao_u 2011/05/05
  • 組み込みデバイスの開発にこそ必要な「おもてなし設計」

    最近、UIEvolutionのビジネスが、単なる「テクノロジーのライセンス・ビジネス」から、「プロトタイプの構築」や「おもてなし設計」ビジネスにシフトしている。一昔前は、「UIEngineのJavaに対する優位性を説明して欲しい」などの技術的な問い合わせばかりが多かったが、最近は「○○向けのデバイスを作っているんだけど、おもてなしの設計の段階から手伝ってくれないか」という話が増えているのだ。「おもてなし設計」の重要性が業界でようやく理解されて来た兆候だと解釈している。 そこで今日は、そんな傾向をさらに押し進めるために、スマートフォン・タブレット・家電などの組み込みデバイスの開発における「おもてなし設計」の重要性の話。 ここのところ「Androidタブレットはヨドバシカメラの「Androidタブレットコーナー」に横並びにされた時点で負けだ」「なぜ横並びで展示されるAndroidタブレットを作

  • なぜ横並びで展示されるAndroidタブレットを作ってもだめなのか

    先日のエントリー「Androidタブレットはヨドバシカメラの『Androidタブレットコーナー』に横並びにされた時点で負けだ」には、例によって賛否両論のさまざまなフィードバックがよせられたが、否定的な意見の大部分は以下のようなもの。 何故負けなのかがあまりイメージ出来ないなあ。描かれている様子はAndroidが盛況を博しているものにしか見えない。 PCメーカーが「何のためにWintel」と考えてるとは思えないし、スマホやタブレットで「何のためのAndroid」って問いに意味があるとも思わない。 すでにそんな現状の Windows PC でも一定の利益は出ているのだから、Android タブレットも負けではあるまい。 歴史に学ぶとするなら、iPhone/iPadMachintosh だとすれば、Android機はPC/AT互換機なんだと思う。ただ、「Windowsなのでどれも使い勝手は

    なぜ横並びで展示されるAndroidタブレットを作ってもだめなのか
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    Nao_u 2011/01/18
    勝負のポイントをちゃんと見極められないといつまでたってもジリ貧から抜け出せない。いろんな理由で一強皆弱になりやすい現代では特に。
  • Life is beautiful: Androidタブレットはヨドバシカメラの「Androidタブレットコーナー」に横並びにされた時点で負けだ

    今年のCESについてだが、すでに「感心した商品」と「自分も関係していてうれしかった発表」に関しては書いたので、今回は「これはだめかな」と思ったもの。 まずその筆頭は「3Dテレビ」。これ以上大きくすることも薄くすることも解像度を高くすることもできなくなってしまった「成熟しきった」デバイスであるテレビに何とか付加価値を付けようという気持ちも分からないでもないが、正直言ってこれはいらない。CESに出品されている最新の3Dテレビを見てもあまり感動しないし、そもそも目が疲れる。今年の末あたりになって、「結局3Dテレビって何だったの?」という話になると私は見ている。 二番目は「Android」。前にも書いたが、これから家電やスマートフォンの市場に新規参入しようというアジアのメーカーにとっては、Androidを活用して短い開発期間と低コストで「安かろう悪かろう」のデバイスを薄利多売で売りまくるという戦略

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    Nao_u 2011/01/16
    (1)どんな人たちに売りたいのか(2)どんな価値を提供したいのか(3)どうやってiPadと差別化するのか(4)どうやって他のAndroidタブレットの中で埋没せずに目立たせるのかを徹底的に考えた上で商品作りをすべき
  • UIEngine、自動車に載る(Toyota Entune)

    今回のCESではいくつもの発表があったが、その中でも私として一番うれしかったのが、Toyotaが発表したEntune。米国のトヨタ純正カーナビには、bing(検索)、Pandra(インターネットラジオ)、MovieTickets.com(映画情報)、OpenTable(レストラン予約)などの「アプリ」が走るのだが、そのアプリとアプリのローンチ画面のUIを担当するのがUIEngineなのである。 UIEvolutionは、私が2000年に「これからはいろいろなデバイスがネットに繋がり、その結果、さまざまなプラットフォームが乱立する戦国時代に突入する。その問題を一気に解決するのがUIEngine。携帯電話から、テレビ・自動車・冷蔵庫までいろんなデバイスにUIEngineを載せて組み込み機器のUIの開発を大幅に簡単にする」というビジョンを掲げて起業した会社だが、10年たってようやく自動車に到達。

    UIEngine、自動車に載る(Toyota Entune)
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    Nao_u 2011/01/12
  • CESレポート:「おもてなし」アワード2011

    来る予定などなかったのだが、ひょんなことから来る事になったCES。初日の感想に代えて、数多く見た展示物の中で、「これは良い」と感じたもの二つをピックアップする。 1. ベスト・ユーザー・インターフェイス:Samsung i-Function 私自信、Canonのデジカメ一眼レフを使いはじめて2年ほどたつが、操作が面倒で結局使いこなせていないというのが正直なところだ。特に夕焼けのように「今しか撮れない」ショットを撮影しようとした時に、明るさやホワイトバランスを微調整している間にその「魔法の瞬間」が終わってしまう。しかしフルオートではやはり満足のできる写真は撮れない。そんなジレンマをついに解決する「おもてなし」を提供してくれるのが、SamsungのNX11に搭載された i-Function。 i-Functionは、レンズ側にある1つのボタンとリングだけで構成されているのだが、その二つだけで、

    CESレポート:「おもてなし」アワード2011
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    Nao_u 2011/01/09
    デジカメをもっと誰にでも使いやすくするためには、フィルムカメラの制限でそうなってた数値選択などををそのまま使うのをやめて、もっとわかりやすく整理したほうがいいんじゃないか、とも思う
  • 逃げ切りメンタリティ

    「逃げ切りメンタリティ」とは、私が執筆中の書籍(エンジニアとしての生き方)で初めて使った造語だが、「サラリーマン経営者が、『とりあえず自分の退職金が出るまで会社が存続してくれれば良い』と問題を先送りして、リスクを避けた経営をする心理状態」のことを指す。 使い方は、こんな感じだ(一つ前のエントリーより引用)。 しかし、そんなことをするとハードウェア全盛の時代に働き盛りだった40代50代の人たちは自分たちの居場所がなくなるし、万が一失敗した場合は自分たちの退職金も危うくなるわけで、今の経営陣にこんなことを言っても馬の耳に念仏。彼からからすれば、とにかく自分が円満退職するまで会社が存続してくれることがなによりも大切。余計な冒険などせずに、問題をできるだけ先送りにして、今のままの形で次世代にバトンタッチするのが一番の得策。そんな「逃げ切りメンタリティ」が今の日をだめにしている。 「最近の若者が元

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    Nao_u 2010/12/31
    この言葉には「ガラパゴス」と同じくらい流行って欲しい
  • プラットフォームとして台頭して来た Facebook

    週末はクリスマス休暇でロスに住む長男が遊びに来ていたのだが、金曜日の朝になって面白そうなFacebookユーザー向けのサービス案を提案して来たので、さっそく作ってみた。24日にはクリスマスパーティもあったし、テニスも毎朝していたので、正味プログラミングをしていた時間は30時間ぐらいしかなかったのだが、発案からわずか3日でサービスがローンチできてしまうとは(Google App EngineとFacebook APIのおかげ)、ずいぶんと便利な時代になったものだ。 日ではまだまだだが、米国では人口の7割以上がアカウントを持つと言われるFacebook。Twitterでの不特定多数向けの「つぶやき」よりも、友達・知り合い間での「プライベートなコミュニケーション」向けのFacebookは、どちらかと言えばmixiに似ている。mixiとの根的な違いは「大人も使っている」点。 特に最近は、「プラ

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    Nao_u 2010/12/28
  • iPadアプリ開発日誌: ダウンロード数とランキングの関係

    先日iPad向けにリリースした「加速する創作系マガジン『暫』」、とても好評で発売3日目には書籍部門で1位、4日目には総合で2位(瞬間風速では一時的に1位)という快挙。 「どのくらいダウンロードがあるとランキングの上位にい込めるのか」という質問を良く受けるので、発売後8日間のダウンロード数と、(日での)総合順位をグラフにしてみたのがこれ。 グラフの一番右下が初日の結果で(248ダウンロード/総合65位)、ダウンロード数が急速に伸びるとともに順位も上がり、4日目のピークで、2781ダウンロード/総合2位に達している。 アップルがどのくらいの期間のダウンロード数を目安にランキングを決めているかが不明なので、このグラフが100%正しいとは言えないが、大体の感覚はつかんでいただけると思う。重要なことは、このグラフが直線ではなく、大きくカーブしていること。 これは無料アプリのカーブだが、当然有料ア

    iPadアプリ開発日誌: ダウンロード数とランキングの関係
  • スタートダッシュ型仕事術:実践編

    昨日書いた「『時間に余裕があるときにこそ全力疾走で仕事し,締め切りが近づいたら流す』という働き方」というエントリー、Twitterやハテブでたくさんのフィードバックをいただいたが、その中で気になったものの一つが、「そうは言っても仕様がころころ変更になるからスタートダッシュで仕事をしていたら時間が無駄になる」というもの。 まず最初に言っておくと、「仕様がころころ変更になる」のはソフトウェアの宿命。どんなに頭の良い人が設計しても、「作ってみなければ分からない」「使ってみなければ分からない」ことはどうしてもあるので、「アーキテクチャの大幅な変更」「ユーザーインターフェイスの大幅な変更」があるのはあたりまえ。 ぜひとも認識して欲しいのは、「だからこそスタートダッシュで肝となる部分を一気に作って、早めに(仕様変更が必用かどうかの)見極めをする必用がある」という点。特に「作って見なければ分からない」部

    スタートダッシュ型仕事術:実践編
  • Life is beautiful: 「時間に余裕があるときにこそ全力疾走で仕事し,締め切りが近づいたら流す」という働き方

    かれこれ30年以上もこの業界でプログラムを毎日のように書いて来た私。当然、自分なりの働き方のノウハウみたいなものも会得して来たつもりだ。以前ここに「私のとっておきのプログラミングスタイル」というエントリーを書いたので、まだ読んでいないプログラマーの方にはぜひとも読んでいただきたい。 ちなみに、そんな中でも後輩とか部下に教えるのが一番難しいのが、「スタートダッシュでできるだけはやくめどをつける」という仕事スタイル。どのエンジニアも、ちゃんと説明すればこの働き方の効用は理解してもらえるのだが、実際の現場でちゃんと実行できる人は100人に1人もいない。 「人はみな怠惰だから、締め切りに迫られなければがんばれないんだ」と言ってしまえばそれまでだが、「まがりなりにもプロとして仕事をする限りは、ペース配分ぐらいはちゃんと考えて仕事をすべき」というのが私の主張。トップクラスのマラソンランナーでペース配分

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    Nao_u 2010/07/20
  • iPadアプリ第二弾予告:書き心地重視の「手書きノート」アプリ

    iPadアプリの第二弾は、Adobe Idea に真っ向から挑戦する「手書きノート」アプリ。日でのiPadの発売に会わせてリリースする予定だったのだが、ささいな点でアップルの審査に引っかかり、再審査中。数日中にはiTunesストアに並ぶと思うので(もちろん無料)、乞うご期待。 ちなみに、用途はちょっとしたメモ帳代わり。思いついたことを書き留めたり、ミーティングや授業のノート取りに使ったり、ということをメインの使用シーンと想定して設計している。簡単なイラストとか、マインドマップとかを書くのにも向いていると思う。 当然、書いたメモをPNGやPDFファイルとしてメールで送ることもできるし、それをIllustratorにベクターデータとして渡してさらに加工することも可能だ。 特徴は使いやすさと、手書き感覚の気持ち良さ。Adobe Ideaは機能的には良く出来ていると思うんだが、使い勝手が悪いのと

    iPadアプリ第二弾予告:書き心地重視の「手書きノート」アプリ
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    Nao_u 2010/05/30
    これは楽しみ
  • iPad用スタイラスを自作する方法

    iPad向けのお絵描きソフトを共同開発している友人(Pete)と私が会う時は、お互いにiPadを持ち寄って、(自分たちの作ったアプリで)メモを取りながら色々と相談をしているのだが、彼がその時に必ず持って来るのがスタイラスペン。 確かに指より細いので書きやすそうだが、その価格が12ドルと聞いて「それは暴利だ!」とつい叫んでしまった私である。Peteは動揺もせずに「このスポンジが特殊なんだよ」と自慢げに見せてくれたのが、そのスタイラスの先っぽについた黒いスポンジ。 なんだか見覚えのあるスポンジだったので、「このスポンジなら秋葉原で入手できる」と言った私に、「それなら今度日に行った時に買って来て証明してみせろ」というPete。 そこで早速、今回の出張を利用して秋葉原に行って来た。例の「部品市場」の二階のどう考えても消防法違反をしていそうな店の一軒に入り、「名前は知らないんだけど、例のIC用のス

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    Nao_u 2010/05/25
  • iPadのインパクト:電子書籍のビジネスモデル

    Tech Waveの「iPadに期待する米出版業界、期待すれば裏切り者扱いされる日の業界【湯川】」という記事を読んでから色々と気になったことがあったので日における書籍の流通の仕組みについて調べてみた。 とても参考になったのが、少し古いが「書籍の価格構成比をめぐる小考」というブログ記事。流通マージン等に関して、具体的な数字が列挙されているのがうれしい。 紙代:6% 製版・写植代:12% 印刷・製代:7% 編集コスト:3% 版元粗利:32% 著者への印税:10% 取次マージン:8% 書店マージン:22% この数字(特に写植代と取次マージン)がそもそも電子写植・大規模店舗・オンライン店舗・チェーン店の時代に適切かどうか、という話はひとまずおいておいて、電子書籍の時代にどうなるかを考えてみる。 紙代:0% (不要) 製版・写植代:?% (はるかに低コスト) 印刷・製代:0%(不要) 編集コ

  • 私からの提案:おかえりなさいテレビ

    若干誤解してしまった人も少しいたようだが、私が「もし日のメーカーがiPhoneを発売したら...」で指摘したかったのは、「広告一つでこんなにインパクトが違うのか」という単純な話ではなく、「どこに重きを置いてもの作りをするか」というもっともっと根的な問題。 カタログスペック重視のもの作りは、確かに社内の稟議を通しやすいし、作る過程でも目標設定が簡単だ。量販店で横並びにされた時にも他社の製品に負けない。しかし、これがそろそろ通じなくなっていることは、日のどのメーカーもひしひしと感じているはずだ。 確かに「ユーザー・エクスペリエンス(おもてなし)」とか「ライフスタイルへのインパクト」重視のもの作りは、定量化ができなし、大失敗の可能性もあるので、「出る杭は打たれる」型の日の会社では難しいのかも知れないが、そろそろ意識を切り替えないと手遅れになる。「ユーザーにどんな体験をしてほしいか」をまず

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    Nao_u 2010/03/09