福島の「風評問題」の真の責任はどこにあるのか…? 今さら国と東電に全責任を転嫁しようと試みても、もう遅い 風評加害に加担し温存するおためごかし 河北新報は2024年2月25日にも『処理水放出から半年 水産物輸出、リスク分散図れ』との社説でも、『政府は科学的根拠とIAEAの評価を基に全国漁業協同組合連合会(全漁連)を懐柔し』と書いた。 なぜ、「科学的事実を説明し」「理解を求め」ではなく、敢えて「懐柔」という言葉を選んだのか。その意図は何なのか。そもそも、この社説の時点では、処理水放出によって「汚染」など起こらず、懸念された風評被害も予想を大きく下回った現実はとっくに明らかになっていた。福島県産品を「危険」だとして輸入禁止措置を取った中国もロシアも、福島県沖で平然と漁を続けている。 中央の産経新聞はこれらを報じてきた。一方の河北新報は、東北の地元紙でありながら、報道機関として伝える力を持ちなが
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