夜桜の名所、大阪城公園西の丸庭園。昨年までは入園料350円で自由に花見ができ、飲食物も持ち込めたが、今年は持ち込み禁止に。天守閣が間近に見える人気エリアを予約制にして入場も制限し、4倍以上の値段にし、客の入りは伸び悩んだ。大阪市の使用許可を得た民間団体のアイデアだったが、市は来年度に向け、「運営方法を検討する」としている。 300本の桜が咲く西の丸庭園(約6万4千平方メートル)は、昨年までは入園料350円を払えばどこでも花見ができた。 今年は、一般社団法人「日本イルミネーション協会」(大阪市)が4月13日までの20日間、「夜桜イルミナージュ」として夜間にイベントを開催。庭園の東部分5千平方メートルを「絶景エリア」と名付け、電飾で区切った。入場は大人1人1500円。10人以上で場所取りもお任せのプランは、2千円分の飲食クーポン、ごみ袋つきで同3千円。予約制で、侍姿のスタッフが出入りをチェック