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ブックマーク / science.srad.jp (281)

  • 国際宇宙ステーションで牛肉の培養実験が成功 | スラド サイエンス

    イスラエルのフードテクノロジースタートアップ企業Aleph Farmsは7日、国際宇宙ステーション(ISS)で行った細胞培養による牛肉の製造実験成功を発表した(プレスリリース、FOODBEAST、Guardian、Bloomberg)。 実験はAleph Farmsのほか、ロシアの3D Bioprinting Solutions、米国のMeal Source TechnologiesとFinless Foodsが参加してISSロシア側で行われたもので、ISSでウシの細胞を培養して3D Bioprinting Solutionsの3Dバイオプリンターで出力したそうだ。動画ではロシアのオレグ・コノネンコ宇宙飛行士が3Dバイオプリンターで作業する様子がみられる。 3D Bioprinting SolutionsとMeal Source Technologiesのプレスリリースによると、Meal

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    Nean 2019/10/16
    視肉感ある。
  • ロシアでも遺伝子編集された人間を産み出す計画がある | スラド サイエンス

    今年の夏、ロシア人の生物学者デニス・レブリコフ教授が、遺伝子を編集し、HIV耐性を持つ赤ちゃんを誕生させたいと考えていると発表した。レブリコフ教授とモスクワの政府保健当局は、遺伝子組み換えされた赤ちゃんを作るための承認手続きを議論する「秘密会議」を開催したとされる。これを報じたブルームバーグによれば、最終的な決断はプーチン大統領の選択に掛かっているという(Bloomberg、MIT Technology Review、Slashdot)。 HIV耐性をもつ赤ちゃんの作成計画は中国で実施された。その結果、CCR5と呼ばれる遺伝子を無効化したルルとナナと呼ばれる双子の姉妹が誕生した。しかし、平均寿命が縮むなどの失敗点も指摘された。実験そのものも倫理的理由から世界的に批判され、中国政府も実験を行ったHe Jiankui(賀建奎)氏の「個人的名声と利益」を求めた違法行為であるとして否定的な宣言する

  • これまで考えられていたよりも1,000年以上前に人類が北米へ到達していたことを示す研究成果 | スラド サイエンス

    北米に人類が到達した年代がこれまで考えられていたよりも1,000年以上前であることを示す研究成果が発表された(オレゴン州立大学のニュース記事、 Scienceの記事、 Ars Technicaの記事、 論文アブストラクト)。 研究成果は10年にわたる発掘調査が行われているアイダホ州西部コロンビア川流域のクーパーズフェリー遺跡で発掘された遺物に関するものだ。遺物は放射性炭素年代測定とベイズ推定により、現在から15,280年~16,560年前のものであることが判明したという。これまで人類は氷の回廊伝いに北米へ到達した(古くても現在から14,800年前)という説が有力だったが、今回の研究成果は太平洋岸沿いに海上を移動して北米に到達した可能性を示すものとなる。発掘は2か所で行われており、研究者は2つ目の発掘場所で出土した遺物の放射性炭素年代測定の結果を待っているところだという。また、発掘された矢じ

  • 惑星協会のソーラーセイル実証機「LightSail-2」、太陽光による軌道変更に成功 | スラド サイエンス

    AC0x01曰く、 惑星探査を推進する米NPOの惑星協会は、6月25日に打ち上げたソーラーセイル実証機「LightSail-2(ライトセイル2号)」が、地球周回軌道上で太陽光を推力とした軌道変更に成功したことを発表した(公式サイト、Newsweek、Forbes、Slashdot)。 LightSail-2は打ち上げ翌月の7月23日に帆を展開、7月31日に初めて太陽光により軌道の遠地点を上昇させることに成功、その後も軌道の上昇を続けているという。ソーラーセイルは燃料を必要としない夢の推進装置として古くから期待されていたが、2001年の惑星協会の弾道飛行は打ち上げ失敗、2005年の同実証機Cosmos 1も打ち上げ失敗、2008年のNASAのナノセイルDも打ち上げ失敗、2010年になってJAXAのIKAROSでハイブリッド型ながら初めて飛行に成功、2015年の惑星協会のLightSail-1

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    Nean 2019/08/19
  • ESA曰く、9月に地球と衝突する確率が7千分の1と予想された小惑星の現在位置は不明だが衝突もしない | スラド サイエンス

    2006年に発見された小惑星「2006 QV89」は2019年9月9日に地球と衝突する確率が7,000分の1と予想されていたが、ESAによると現在の位置は不明であり、今年地球に衝突する可能性はほぼないそうだ(ESAのニュース記事、 The Registerの記事)。 2006 QV89は2006年8月29日に発見され、10日後には観測できなくなって以来観測されていない。わずか10日間の観測データをもとに予測されたのが2019年9月9日に7,000分の1の確率で地球に衝突するというものだ。正確な軌道が不明なため現在位置を予測するのも非常に困難だが、地球に衝突するコースを進んでいる場合に出現する方角はわかっている。 そこでESAとヨーロッパ南天天文台(ESO)が超大型望遠鏡(VLT)を用い、7月4日と5日に共同で観測を実施した。2006 QV89は直径20~50 mと予想されているが、それより

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    Nean 2019/07/23
  • アポロ11号は月の細菌を地球にばらまいていた可能性がある | スラド サイエンス

    taraiok曰く、 1969年7月20日、アポロ11号は月面着陸を果たした。その3人の宇宙飛行士たちが月面を歩いてから今年は50年目に当たる。当時、NASAは月面からウイルスなどを地球に持ち込まないように細心の注意を払った。乗組員3人は、科学者が地球が汚染されないと確信できるまで検疫施設に隔離されていた。しかしその試みは失敗していた可能性が高いという(Independent、Space.comSlashdot)。 3人の宇宙飛行士の一人であるBuzz Aldrin氏は、次のように語っている。 仮に月に細菌があるとしましょう。私たちが(月面から)帰ってきたことで、着陸船は月の細菌でいっぱいになります。そして、私たちを乗せたコマンドモジュール(司令船「コロンビア」)は太平洋に着陸します。そしてコマンドモジュールのハッチは開かれました。この時点で、細菌は地球に放たれていたのです。

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    Nean 2019/07/16
    タイトルは釣りですかね。
  • 火星独特の不思議な雲、スペースデプリの大気突入が原因か? | スラド サイエンス

    taraiok曰く、 火星には他の惑星には見られない独特の雲がかかっていることが知られている。しかし、天文学者たちは、この雲の発生原因をうまく説明できなかった。この「meteoric smoke(気象煙雲)」と呼ばれる雲は、風によって地表の粉塵が舞い散る低高度の雲と異なり、同様に化炭素粒子の周囲に核を形成する高高度の雲とも異なるものとされる(GEEK.COM、VICE、Slashdot)。 6月17日にNature Geoscience誌に掲載された研究によると、meteoric smokeの発生原因は、火星の大気に衝突するスペースデブリによって生成されたものではないかとしている。研究チームはNASAの探査機などの情報から、火星では1日平均で2〜3トンのスペースデブリが衝突していることが分かったという。 デプリは火星に突入する際に大気中でバラバラになる。その過程で、大量の粉塵を空気中に拡散

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    Nean 2019/06/28
  • 将来的に絶滅のおそれがあるとされているタツノオトシゴ、大規模な密輸が摘発される | スラド サイエンス

    nemui4曰く、 大型のタツノオトシゴは乱獲による個体数減少のため取引が規制されているそうで、中国では乾燥タツノオトシゴの大量密輸が行われる事態になっているそうだ(AFP)。 6月14日に摘発された密輸事件では、馬の皮の中に乾燥タツノオトシゴを隠すという手口が使われていたそうで、これを発見した税関が乾燥タツノオトシゴ1.28トン、計49万5361匹を押収したという。 記事読んだ印象だとタツノオトシゴの密輸は常習化してるみたいだけど、そんなに需要があるんだ。漢方薬? タツノオトシゴはワシントン条約の付属書Ⅱ(現在は必ずしも絶滅のおそれはないが、取引を規制しなければ絶滅のおそれのあるもの)に掲載されており、取引自体は可能だが輸出許可書等が必要とされている。

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    Nean 2019/06/24
    “6月14日に摘発された密輸事件では、馬の皮の中に乾燥タツノオトシゴを隠すという手口が使われていたそうで、これを発見した税関が乾燥タツノオトシゴ1.28トン、計49万5361匹を押収したという”
  • 外来測定時の血圧上昇と心血管疾患リスクに関する調査結果 | スラド サイエンス

    外来血圧の上昇と心血管疾患リスクの関係について、無治療の白衣高血圧(WCH)患者と白衣効果(WCE)の治療を受けた患者をそれぞれ正常血圧の対照者と比較したメタアナリシスが米内科学誌「Annals of Internal Medicine」に掲載された(論文アブストラクト)。 無治療のWCHは正常血圧者と比較して、心血管イベント(ハザード比 1.36、95%信頼区間で1.03~2.00、以下同)、全死亡 (1.33 、1.07~1.67)、心血管イベントに伴う死亡(2.09、1.23~4.48)がいずれも上回った。一方、治療を受けたWCEでは心血管イベント(1.12、0.91~1.39)、全死亡(1.11、0.89~1.46)、心血管イベントに伴う死亡 (1.04、0.65~1.66)のいずれも正常血圧者と同程度に抑えられていたとのことだ。

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    Nean 2019/06/18
  • NASA、国際宇宙ステーションの民間利用拡大計画を発表 | スラド サイエンス

    NASAは7日、国際宇宙ステーション(ISS)の民間利用拡大に関する計画の詳細を発表した(プレスリリース、 民間利用ポリシーの紹介、 価格設定、 FAQ)。 ISSの民間による利用は現在のところ研究開発に限られているが、今後は米企業による製造目的での利用にも拡大される。NASAでは当初、年間の宇宙飛行士のリソースおよび貨物容量の5%を割り当てるという。利用の条件としては、製造や商用アプリケーション開発に微小重力環境が必要なこと、またはNASAのミッションに関連すること、持続可能な地球低軌道経済の開発をサポートすること、のいずれかが求められる。 認可された民間利用に関連する作業はNASAの宇宙飛行士が割り当てられた時間内で行うが、必要な場合は民間宇宙飛行士が最大30日間ISSに滞在して作業を行うことも可能になる。NASAでは年に最大2回の民間宇宙飛行士ミッションを受け入れ可能であり、ミッショ

    Nean
    Nean 2019/06/11
    ISSの耐用年数みたいなのそろそろ気になる時分では? そうでもないんですかね。
  • 月の裏側に着陸した中国の探査機、月のマントルの可能性がある岩石を採取 | スラド サイエンス

    今年1月、中国の月面探査機「嫦娥四号」が人類史上初めて月の裏側に着陸したが(過去記事)、嫦娥四号の月探査車「玉兎二号」が月のマントルの可能性がある月面の岩石サンプルを採取したことが報告されている(sorae、CNN、ナショナルジオグラフィック)。 採取した岩石を分光計で分析したところ、地球のマントルにも含まれているカンラン石と低カルシウム輝石の存在が確認された。これは、今まで人類が採取してきた月の岩石サンプルとは異なる組成であり、月のマントルの組成に関する長年の予測と一致しているのだという。 嫦娥四号が着陸したフォン・カルマン・クレーターは月への隕石の衝突で生まれ、その結果月のマントルが剥き出しになっている可能性があることからも、今回採取されたサンプルが月のマントルのものである可能性を示しているという。

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    Nean 2019/05/22
  • 生物のように活動するバイオロボット | スラド サイエンス

    コーネル大学の科学者らが、生物のような機能を持つ有機ロボットを開発した(INTERESTING ENGINEERING、The Next Web、Slashdot)。この有機ロボットは移動、資源を消費してのエネルギー摂取、成長、衰弱、進化といった能力を持つという。 この有機ロボットはDNAを構成する物質であるヌクレオチドで構成されている。研究チームはこの物質を元にナノスケールのバイオマテリアルを作成した。DNA分子は何度も増殖し、最終的には数ミリメートルの大きさに達した。その後、エネルギーと生合成に必須の構成要素を提供する特別な液体をマイクロ流体装置にいれて注入すると完成する。 この有機ロボットの移動原理は粘菌に近いものだそうで、研究者らは現在異なる刺激を認識できるようにし、行動をプログラミング可能にすることを目指しているという。研究チームのコーネル大学Dan Luo教授は、「私たちは、人

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    Nean 2019/04/30
  • 米レストランのグルテンフリーメニュー、クラウドソースによる調査では32%でグルテンが検出される | スラド サイエンス

    コロンビア大学などの研究チームがクラウドソースによるデータを用いて調査したところ、米国のレストランで提供されるグルテンフリーメニューに検出可能レベルのグルテンが含まれている割合は32%にのぼったそうだ(American Journal of Gastroenterology誌掲載論文、コロンビア大学の発表、SlashGear)。 使用したデータはポータブル型グルテン検出デバイスNima Gluten Sensor(Nima)により、全米50州で2016年8月~2018年1月に収集されたもので、804人のユーザーが5,624件のテスト結果をアップロードしている。Nimaはグルテンに対する自己免疫反応により主に小腸が損傷するセリアック病患者向けの製品で、外時に料理がグルテン含むかどうかをテストできるほか、スマートフォンとペアリングすることでデータを共有する機能が搭載されている。 テスト結果5

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    Nean 2019/04/14
  • 皮膚老化は「細胞の場所取り競争」によって生じるという研究結果 | スラド サイエンス

    皮膚の老化は幹細胞の「競争」によって発生するという論文が発表された(Nature誌掲載論文、日経新聞)。 この論文は東京医科歯科大学の研究グルーブによるもので、この「競争」には17型コラーゲン(collagen XVII、COL17A1)という物質が関わっているという。このコラーゲンは皮膚の幹細胞によって作られ、これによって細胞同士の競争が発生するという。マウスを使った実験などでは、このコラーゲンを高レベルで生成する幹細胞は勝ち、一方で低レベルでしか生成できない幹細胞は負けて排除されていたことが確認できたという。 このコラーゲンの生成量は紫外線などのストレスで変わるといい、また競争に負けた幹細胞は分裂のパターンが変わり皮膚表面から排除され、表皮が薄くなったり付近の色素細胞が消失するといった皮膚の老化に繋がるという。皮膚の細胞に17型コラーゲンの生産を誘導する化合物を加えることで老化抑制や再

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    Nean 2019/04/11
  • 新石器時代以降の食物の変化が音声言語を変化させたという研究結果 | スラド サイエンス

    人類の歯の咬み合わせが新石器時代以降変化したことにより、現在の音声言語の形成に影響を与えたという研究成果が発表された(論文アブストラクト、 Phys.orgの記事、 Inside Scienceの記事、 Ars Technicaの記事)。 自然言語の音声には「a」や「m」といった幅広い言語で共通してみられるものもあれば、南部アフリカ言語の一部でみられる吸着音のように出現頻度の低いものもある。このような違いは生物学的な制約による発音のしやすさや聞き取りやすさ、習得しやすさが影響し、人種レベルで異なるとみられている。 言語学者のチャールズ・ホケットは1985年、人類が柔らかいものをべるようになって上の歯が下の歯に覆いかぶさるような咬み合わせに変化したことで、上の歯と下唇を付けて発音する「f」や「v」のような唇歯音が出現したという説を提唱した。今回の研究では古人類学と音声科学、歴史言語学に進

  • 作業中のBGMが創造性を低下させるという研究結果 | スラド サイエンス

    作業中のBGMが創造性を低下させるという、英国とスウェーデンの研究グループによる研究結果が発表された(論文、 ランチェスター大学のニュース記事、 SlashGearの記事)。 BGMは認知機能に影響を与える環境刺激として知られており、描画のように空間的能力に関連する作業の創造性を向上させるという研究もある。しかし、BGMが創造性に与える好影響を支持する実験結果は少ない。研究グループは創造性テストとして使われる複合遠隔連想課題(CRAT)を用い、実験1)被験者が理解できない歌詞の音楽、実験2)歌詞のない音楽、実験3)被験者が理解できる歌詞の音楽、を被験者に聴かせて無音の場合と成績を比較した。課題は3つの英単語(例: stick/maker/point)が提示され、それらと共通して組み合わせてることのできる語句(例: match)を答えるというものだ。 実験1で使用した音楽は1990年代に英国

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    Nean 2019/03/04
    あらま。複合遠隔連想課題って創造性のテストになるの?
  • 鹿児島県奄美大島のマングース、根絶間近 | スラド サイエンス

    奄美大島のマングース根絶が間近になっているそうだ(南波日日新聞)。 マングースは人為的に奄美大島に持ち込まれたもので生態系への影響が指摘されていた。そのため、2000年度よりマングースの駆除作業が勧められ、2017年度末には個体数が50匹以下にまで減少したという。

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    Nean 2019/02/12
    しかし。
  • ハーバード大学のThe Music Lab、ベータ版市民科学プラットフォームで音痴テストなどを公開 | スラド サイエンス

    ハーバード大学心理学部のThe Music Labがベータ版市民科学プラットフォームで「Tone-deafness Test」(音痴テスト)など、4つのゲームを公開している(ベータ版サイト、The Verge)。 Tone-deafness Testは音程の上昇・下降を正しく認識できるかどうかをテストするものだ。1問ごとに4つの音が再生されるので、キーボードで最後の1音が上昇したか(U)、下降したか(D)を選択する。最初の3音は同じ音程(A440)だ。全問終了すると、正解数や反応速度、何%の人よりも成績が良かったのかという情報が表示される。 全32問の中には微妙な音程差の問題も出現するが、大半は容易に正解できるものだ。静かな部屋でヘッドフォンを使用した場合の正解数が20問未満の場合は感覚性失音楽症の可能性もあるという。ただし、5分ほどの短いテストなので確実な診断ができるわけではないとのこと

    Nean
    Nean 2019/02/10
    あとで試さない\(^o^)/
  • 火星のすべての緯度で井戸が掘れる可能性がある | スラド サイエンス

    火星に地下水がどのくらい存在するかにはさまざまな議論がある。が、少なくとも氷が存在することは過去の探査からハッキリしている。複数の研究者により、水もしくは氷が存在する条件についていくつかのモデルが提案されているが、北半球赤道地域のクレーターにおける地下水湧昇の地質学的証拠を調べた例はほとんど存在しなかったという。 そして、最新の探査機で得られた地形データから、赤道北部のいくつかの深部クレーターには、地下水が存在する可能性が高まっているという。1月に発表された論文(PDF)によると、火星の赤道から北緯37度までにある24個の深いクレーターのうちの15のクレーターにそうした条件に合う場所が存在する模様。条件に合うのは火星の測地基準系からマイナス4000mから5000mの間のクレーターで、水位の変化によって地形が変わった痕跡があるという。 サイエンス・ライターのRobert Zimmerman氏

  • NASA閉鎖中にカイパーベルト天体「2014 MU69」のフライバイを実行するニューホライズンズ探査機 | スラド サイエンス

    2019年1月1日、NASAのニューホライズンズ探査機がカイパーベルト天体「2014 MU69 (愛称: Ultima Thule)」のフライバイを実行する(ジョンズホプキンス大学応用物理研究所のニュース記事[1]、 [2]、 中継スケジュール)。 2014 MU69は太陽からおよそ65億㎞の距離にある小天体で、太陽から遠く離れているため温度は絶対零度をわずかに上回る程度と低く、太陽系が誕生した当時の組成が維持されているとみられる。今回のミッションは史上最も地球から遠い場所の探査となる。2017年に実施された公募の結果選ばれた愛称のUltima Thuleは、中世の地図や文学に描かれた極北の地「Thule」のさらに先にある未知の場所を示す。 フライバイの予定時刻は日時間1月1日14時33分。米政府機関一部閉鎖の影響で国際宇宙ステーション(ISS)など一部を除いてNASAも閉鎖中(PDF)