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ブックマーク / ohnosakiko.hatenablog.com (41)

  • 「性愛用の女」との同居で「生活用の女」にされた妻はその見返りを得たのか?(ラブドールを家庭に持ち込んだ夫についての感想) - ohnosakiko’s blog

    (※7/22追記あります) ラブドールを恋人代わりにする男性のことを初めて知ったのは、10年くらい前にあった某ブログ。彼女との「愛の生活」を綴った日記が面白いということで、一部で人気だった。私も一時期読んでいた。最初に、これ「ピグマリオン」だなと思った。古代ローマの詩人オウィディウスの『変身物語』に登場する、キプロスの王ピグマリオン(ピュグマリオン)の物語だ。 生身の女性たちに失望したピグマリオンは、完璧な女性を求めて彫像作品を作った。その出来映えがあまりに見事だったので、彼はすっかり彫像の女性に恋をしてしまい、毎日のように語りかけ、贈り物をし、ベッドを共にし、ついに彼女は自分の愛に応えてくれたのではないかと思うようになった。その狂おしい思いと彫像の素晴らしさに打たれたヴィーナスが、褒美として彼女に命を授けてくれた。 SF小説『未来のイヴ』から映画『空気人形』まで、さまざまな小説映画など

    「性愛用の女」との同居で「生活用の女」にされた妻はその見返りを得たのか?(ラブドールを家庭に持ち込んだ夫についての感想) - ohnosakiko’s blog
    Nihonjin
    Nihonjin 2017/07/22
    「セックス拒否の見返りを与えたか(妻の甲斐性)」でないのは男女の不均衡という暗黙の前提からと思うが家父長制の建前は崩れてるので夫への甲斐性要求は無駄。無限の調整を伴う親密さでなく不変の関係が夫の望みでは
  • 「外部」をめざす内在的絵画論 ––––『無くならない アートとデザインの間』を読んで - ohnosakiko’s blog

    変わったタイトルである。「無くならない」が大きく表示されてタイトルっぽく、「アートとデザインの間」がサブタイトルの扱い。 帯には、「20世紀の思想だったデザインやカウンターとしてのアートがある使命を終えようとしている。」の文言。「はじめに」では、アートとデザインの「ジャンル中間領域」の話でも、「両者の融合」ということでもないとある。 読み進めていくとわかるが、この「間」とは、「アート」として成立する以前、「デザイン」と呼ばれる以前の、名付け得ない行為を指している。今あるようなかたちのアートやデザインがなくなっても、その行為というか営みだけは「無くならない」ということだ。 「描く」という、人間の「無くならない」営みについて、「アートやデザイン以前」から根源的に考えようとする、非常に奥行きの深い内容だった。 著者の佐藤直樹は『WIRED』日版創刊からアートディレクターとして関わり、長年デザイ

    「外部」をめざす内在的絵画論 ––––『無くならない アートとデザインの間』を読んで - ohnosakiko’s blog
    Nihonjin
    Nihonjin 2017/04/27
    ヒゲの未亡人か
  • 「嫌悪感の表明」と「相互理解」の間 - ohnosakiko’s blog

    最近話題になっていた、セクシュアルマイノリティへの施策をめぐる千葉市長の一連のTweet(わかりやすくするため番号を振った) 1 先ほど定例記者会見で、性別が同一である者とパートナーシップを形成している職員が介護休暇や、結婚休暇に相当するパートナー休暇を取得できる制度を発表。 既に事実婚でも休暇の取得が可能なもので、性的多様性に配慮できる項目と判断しました。事実婚で許容されている分野・趣旨を今後も精査します— 熊谷俊人(千葉市長) (@kumagai_chiba) 2016年11月10日 2性的多様性の話でよく少子化の話をする人が居るのですが、では子供が出来ない年齢での異性婚も認めないということなのでしょうか?今でも性同一性障害の方は性別が変更できるのですが、それに反対しましたか?そもそも多様性を認めなければLGBT等で苦しんでいる方は異性婚に行くと思いますか? https://t.co/

    「嫌悪感の表明」と「相互理解」の間 - ohnosakiko’s blog
    Nihonjin
    Nihonjin 2016/11/14
    これは要するに「バカとは相互理解できない」と言ってるのではと思った。対等な対話による社会はあきらめて(配慮で疲れるから)、啓蒙の光によって蒙昧の闇を薙ぎ払おう。
  • 「エロいかどうか」より「御しやすそうに見えるかどうか」では - ohnosakiko’s blog

    Nihonjin
    Nihonjin 2016/10/21
    「御しやすさ」は「制服をきちんと着てる」こと、「ガンガン来そう」というのは単に「乱れてる」だけでは。女性に受けも、白い制服の海軍将校のほうが変態仮面より良いはず。性や暴力が制服に包まれてると異性に魅力
  • 「不道徳」な星の下に生まれついた私たちへ - ohnosakiko’s blog

    ※タイトルはこっちのコメントのやりとりからヒントを得ました(レタ田さん、ども!) はじめに、前回のエントリで「悪」という言葉を使ったら「何故ポルノが悪なんだ」「善悪で考えること自体がおかしい」といった意見がブコメなどで結構見られたので、再度(再々度)説明する。 引用元記事コメ欄で、ブログ主は「良心」という言葉を使っている。これは彼女の一連の主張の中核にある重要な言葉だ。「良心」を問うからには「善」と「悪」が想定されているはずなので、記事を書くにあたってその論法に乗った。フム、こう考えれば「悪」になるな、あえて「悪」としておくことが次で効いてくるんだな‥‥と読んで下さった人、ありがとう。エントリでなんとか回収を試みます。 この話の行き着く先は、性欲とは何か? 理性ある社会的人間と性欲や性愛との関係はどうなっているのか?という一点に集約されると私は考えている。 ここでは表現規制に賛成か反対か

    「不道徳」な星の下に生まれついた私たちへ - ohnosakiko’s blog
    Nihonjin
    Nihonjin 2016/07/19
    道徳や倫理はインストールされたが、具体的なセックスのしかたを教えてもらえない(自己責任及び放置)となるのが(現代の)問題か。挿入一点突破主義でない技法の体系が求められている。
  • 「嫁が欲しい」「頼れるのは娘」という母親たちの言葉 - ohnosakiko’s blog

    去年の夏前だったかいつものように、義父の家に行って庭の草取りをしていたら、近所の年輩の主婦の人がやって来て、垣根越しに「まあよくやってらっしゃること」と声をかけてから、「いいわねぇ、うちも嫁が欲しいわ」と独り言のように言った。そこの家の息子さんは実家を出て一人暮らしをしている。 こういう時に「嫁が欲しい」って言うのかと思った。「嫁」つまり息子のは、別に草取り要員ではないですよ。義父は高齢の独り住まいで、夫が単身赴任でこちらにいないので、私が時々来て手伝っているのです。私しかいないから、それは当然なのです。もちろん時間のある時しか来れません。別に「嫁」だから何でもする、できるってわけじゃないです。 ‥‥‥と言いたかったが、私は曖昧に笑った。さすがにそういう時にムッとしないでやりすごす世間知はある。 年末にお歳暮を贈った伯母(亡き義母の姉)から御礼の電話が来た時も、義父の家に行っていることを

    「嫁が欲しい」「頼れるのは娘」という母親たちの言葉 - ohnosakiko’s blog
    Nihonjin
    Nihonjin 2016/01/07
    死期が近づくと自分を他者に投影する度合いが増すんでは。母親にとって嫁や娘は若い自分自身で、投影によって象徴的に不死を獲得したいのでは。
  • 『あなたたちはあちら、わたしはこちら』刊行のお知らせ - ohnosakiko’s blog

    2006年に初めてのを出してから5冊目の単著になる映画エッセイ『あなたたちはあちら、わたしはこちら』が、大洋図書から刊行されます。 30代後半から80歳過ぎまで、中年以上の女性が主人公となっている映画12を取り上げ、その心情を掘り下げて考察したものです。WEBスナイパーに昨年から今年にかけて連載していたレビュー(現在読めるのは第一回のみです)に全面的に手を加え、さらに一つひとつのテキストに、各女優についての書き下ろしコラムを添えました。 webのほうは18禁サイトということで開くのを躊躇したり、開いてもテキストの両サイドに並んでいる「過激コスプレデリ」とか「四十路」のナントカいうのが気になって文章が頭に入らなかったという方も、これで心置きなくじっくりお読み頂けると思います。 連載に載せていた色鉛筆によるイラストは、カラー口絵12枚となって冒頭を飾っています。原画をほぼ忠実に再現した印

    『あなたたちはあちら、わたしはこちら』刊行のお知らせ - ohnosakiko’s blog
    Nihonjin
    Nihonjin 2015/12/06
    「一匹と九十九匹と」的なタイトル。
  • 元祖・黒髪白シャツ男 - ohnosakiko’s blog

    漫画家の東村アキコがネットに発表している『ヒモザイル』が話題になっている。アシスタントへのセクハラ、パワハラとの批判も出ているが、ここで書きたいのはそういうことの是非ではなく、第二回で登場する「これが大人の女が好む「抜け感男子」だ!!!」という「図解」について。 ラフなボサボサ黒髪だが不潔感はなく、普通の洗いざらしの白いシャツの腕をまくってて、ベージュのチノパンにサンダルかコンバース履いてるという「抜け感」のあるファッションだ。 これな‥‥。すごくわかるわ。50代半ばの私でも。オシャレ過ぎず、さわやか過ぎず、無難過ぎずの絶妙なライン。普通〜痩せ形でないとちょっと厳しいかもしれないが。 無造作黒髪・無造作白シャツ男の元祖は、おそらく豊川悦司だと思う。 1995年のTBSドラマ『愛していると言ってくれ』の中で、豊川悦司が演じた聴覚障害者の絵描きの青年が、いつも無造作な黒髪(当時だから少し長め)

    元祖・黒髪白シャツ男 - ohnosakiko’s blog
    Nihonjin
    Nihonjin 2015/09/27
    むかしモテ本か何かを読んでたら、「わざわざ白いシャツを着てるやつはナルシストっぽくて嫌だ」みたいな記述があったが、どうなんだろうか。知りたい(切実)。
  • 「再び大人になる」ということ - ohnosakiko’s blog

    デキ婚しとけばよかった - Hatelabo::AnonymousDiary 「産んで育てられるという体制が整ってから子どもを作ろうとしても年齢的になかなかできず、つらい不妊治療をするほど欲しいかというとそうでもないが、なんとなく子どもがいたらいいだろうなと思いながら結局は手遅れになるくらいなら、デキ婚しといた方がよかったかもしれない」という記事が数日前にあった。 子どもを産み育てるハードルが上がっていると言われる社会で、こういう悩みを抱える女性は多いのかもしれない。 これに対し、デキ婚で苦労している最中の人は「計画的にした方がいい」と言うだろう。比較的若いうちに出産、育児をして良かったと思っている人は「早めに産んでおいた方がいい」と言うだろう。少し遅くに子どもを授かった人は「まだ今からでも間に合う」と言うだろう。 伝統主義者は「子どもを作らないのは家族制度の崩壊だ」と言うだろうし、フェミ

    「再び大人になる」ということ - ohnosakiko’s blog
    Nihonjin
    Nihonjin 2013/12/22
    石原慎太郎が「子供が幼いころに海に漕ぎ出たまま行方不明で戻らないのが理想の父親」的なこと言ってて、斎藤環が彼を評価して「成熟してないとこがいい」的なこと書いてた。「大人になる」が良いことかは不明。
  • 「やり方」を教えること - ohnosakiko’s blog

    上のトークイベント告知記事を挙げてネットを巡回していたら、とても関連する内容の記事がブックマークを集めていた。 「好きに書きなさい」はタイミングによっては最悪。:島国大和のド畜生 読書感想文で、絵画で、自由研究で、基的なやり方を教えず『自由にやりなさい』と命じるのは、マイナスが大きい。 それは「ほっといても出来る奴を選ぶやり方」であって、それぞれをそれなりのスタートラインに立たせる為の教育では無いのではないか。 作文や美術(図画工作)や自由研究課題でモヤモヤした思い出のある人は多いようで、ブックマークコメントも興味深い。数年に一回くらい、こうした話題をネットで見る。2008年に非常にブクマを集めて話題になっていたのは、この記事だ。 もっと、学校でテクニックを教えてくれればよかったのに - Hatelabo::AnonymousDiary この中の図工の問題については、拙書に書いたので少し

    「やり方」を教えること - ohnosakiko’s blog
    Nihonjin
    Nihonjin 2013/10/30
    作文はママに書いてもらっていたので、まるで問題なかった。/斎藤美奈子が『文章読本さん江』で書いてた内容と似てると思った。
  • 姪の話 - ohnosakiko’s blog

    祖父の見舞いがてら、関東方面から名古屋に来た姪(映画の勉強中で服が大好きな19歳)のおしゃべり。 「桐島、部活やめるってよは2回観た、映画観た後トイレに入って他のお客の喋ってるの聞くの、なんかよくわかんなかったねって言い合ってる子たちいたけどただの娯楽映画観るみたいに観てたってわかんないでしょって思った、吉田大八監督は腑抜けどもも良かったね、オールナイトで観たよ、でもゴダールのオールナイトは途中意識がなくなった時があった、高校の時は日曜の朝から渋谷の映画館3つ梯子とかしてたけど今はそこまでの体力なくなった、夏休みになって5観たけど、DVDはいっぱい借りてる、渋谷のTSUTAYAすばらしいよ、初めて行った時棚指差してわぁーって言っちゃった、カレシはジブリ好きでこないだジブリ鑑賞会やってどっと一度に観たけど私ドキュメンタリーとかも好き、ジェームズ・キャメロンの奥さんで中東とか舞台に映画撮った

    姪の話 - ohnosakiko’s blog
    Nihonjin
    Nihonjin 2013/08/27
    俺も姪とキャッキャウフフしたい。
  • 猫の刺繍のシャツ - ohnosakiko’s blog

    飼いとお別れしてから「病気」になり、通販サイトでグッズをポチりまくっていた話を前に書いた。 そのうち「こんな状態いつまでも続けてたらあかんわ、廃人だわ‥‥」という気持ちが起きてきて、「ややお値段の張る上等なグッズを買って、終わりにしよう。思い残しのないように」と決めた。変な理屈だが気にしない。 そこで思い出したのが(「グッズ」とは少し違うが)、子がシャツのポケットから顔を出している超リアルな刺繍でネットでも話題になっていた、奈良の刺繍アーティストGo!Go!5のhirokoさん。 あの、の刺繍のシャツを作ってもらおう。うちにいたタマと同じキジトラのモチーフで。タマが胸のポッケからひょこり顔を出してるシャツ‥‥‥想像しただけでドキがムネムネ! と思ったらいてもたってもいられず、早速メールで注文したのが一ヶ月ちょっと前。ネットや雑誌などで紹介されてからかなり注文がたて混んでいるよ

    猫の刺繍のシャツ - ohnosakiko’s blog
    Nihonjin
    Nihonjin 2013/08/25
    これを着てイベントに登場したらよいのでは。
  • 「うちらの世界」と文化の溝 - ohnosakiko’s blog

    ネットでバカを晒す若者の話から始まって、先週は「低学歴/高学歴」話が盛り上がっていた。バカを晒す行為を学歴の高低で語るのはどうか、そういうことは学歴の高い層の中にもあるという話もあった。つまり「うちらの世界」的なものは学歴を問わずあると。 たしかに学歴の高低と「バカ」を関連づけても、あまり面白い話にはならない。にも関わらず多くの人が学歴話で盛り上がったのは、学歴の違いによる(と思われる)文化の違いがどこかにあるからだろう。その違いや溝が具体的に見え、それについて言葉を紡ぐことができるのは、比較的学歴の高い人が多いということなのだろう。 文化間の溝は昔は貴族文化、武家文化、町人文化というように階級の違いで説明できた。そして階級がなくなりそれぞれの文化がある程度混ざり合ってきた以降の時代も、厳然としてハイブロウ、ロウブロウといった文化の溝は残った。それは都市と地方の違い、もっと言えば都会者と田

    「うちらの世界」と文化の溝 - ohnosakiko’s blog
    Nihonjin
    Nihonjin 2013/08/13
    俺がアニメや映画を見る場合、ナチュラルに認識できるのは「断片」だけなので、「物語」とか「主題」といったものが当然のように語られていることに驚いた記憶がある。
  • 夢の作業、老婆の顔 - ohnosakiko’s blog

    「夢の内容 高精度で解読に成功」というNHKニュース。一部抜粋。 研究グループは、3人の男性を眠らせて数分後に起こし、見ていた夢の内容を聞き取るとともに、眠っていた時の脳の活動内容を調べる実験を、それぞれ200回以上、行いました。
そして、見た夢の内容を車やべ物などといった20ほどのパターンに分類し、その画像を男性が起きているときに再び見せました。
そのときの脳の活動を分析し、眠っていたときの活動と照らし合わせることにより、一部の内容については、70%以上の高い確率で夢の中に登場したかどうか、当てることができることが分かったということです。 http://www3.nhk.or.jp/news/html/20130405/k10013690171000.html (追記:こちらも。睡眠中に見る夢、日の研究チームが解読に成功 - 国際ニュース:AFPBB News 上の記事と微妙に記述が

    夢の作業、老婆の顔 - ohnosakiko’s blog
    Nihonjin
    Nihonjin 2013/04/06
    むかし、妹とセックスする夢を見たことがあるが、何が抑圧されているのだろうか。/無意識の領域にいろいろ収納されているのは、「抑圧されてるから」というよりも人間の記憶の作業領域に制約があるせいだと思ってる
  • 短所を隠しているのは相手を騙すことなのか - ohnosakiko’s blog

    彼女に求めているものが違う - AnonymousDiary 付き合う前に自分の短所を相手に知らせ、それを受け入れてもらえるなら付き合う、そうでないと安らぎが得られないという増田記事。ブックマークコメントでは、おまえの短所はおまえではなく相手が決めること、自分で把握できる短所などほんとの短所ではない、というようなツッコミに支持が集まっていた。 長所も短所も、この話では「(おつきあいに際しての)性格にまつわること」である。増田記事の「もちろん、直せる短所を直すようにはするよ。」という一文からも、それの元となっている「友達がなぜモテないのかわかった」からもそう判断できる。 自分の性格を何もかも知ってもらって安心して付き合いたいという気持ちはわからないでもないが、増田記事に抜けている視点が二つあるように思う。 一つは、自分にとって一番わからないのが自分であり、自分で自分の性格を完全に把握するのは

    短所を隠しているのは相手を騙すことなのか - ohnosakiko’s blog
    Nihonjin
    Nihonjin 2013/03/18
    短小を隠しているのは相手を騙すことなのか、というネタしか思いつかず。
  • なぜ誰も「かわいい女の子」ではなく「かわいい子猫」になりたいと言わないのか - ohnosakiko’s blog

    「かわいい女の子になりたいオタク」話が少し前に盛り上がっていた。その話の肝は(こちらのブコメにも書いたが)おそらく「女の子になりたい」ではなく、「かわいい(者)になりたい」。 「かわいい女の子になりたい」が時々「女の子になりたい」という言い方に短縮されているのを見かけるのは、「性別を超越」云々ではなく、そこで”「女の子」=「かわいい」の最たるもの”という図式が前提とされているからに過ぎない。 かわいい男の子をよく「女の子みたいにかわいい」と言ったりする(逆はない)ことからも、「かわいい」を一番効果的に体現している/させられているのは「女の子」である。 だから、「女の子になりたいオタク」の人のほとんどは、「かわいくなくてもいいから女の子になりたい」とは思っていないと思う。「かわいくない女の子」のリアルでの冷遇され具合は、彼女たちを冷遇しがちな立場の者が一番よく知っている(そこでは「かわいくな

    なぜ誰も「かわいい女の子」ではなく「かわいい子猫」になりたいと言わないのか - ohnosakiko’s blog
    Nihonjin
    Nihonjin 2013/03/13
    5年ぐらい前の記憶だと思うが、5つぐらい年上の無職女性に「アスキーアートになりたい」といったら笑われた。そして、「一緒に観覧車に乗りたい」と誘ったら拒否された。だがその後、一緒にカバンを買いに行った。
  • とてもささやかながら若松監督の思い出を - ohnosakiko’s blog

    若松孝二監督が亡くなった。告別式の事務を取り仕切る東京の友人から夫のところに、通夜と葬儀の連絡が届いた。夫は仕事があって行けないので、別の友人と連名で花輪を出すことにした。 夫は映画業界の人間ではないが、若松氏とは二十数年来の知古だった。監督は名古屋と縁が深く、名古屋駅西にあるシネマスコーレというインディーズ系のミニシアターを1983年に立ち上げている。その後に夫は知人を介して氏と知り合い、90年前後に、弟分のような存在だった年下の友人映画青年と監督のお嬢さんが結婚して、その披露宴の司会をさせてもらってからは以前より近しくなって、仕事で上京すると時々新宿で奢って頂いたりしていたようだ。 夫の東京方面の知り合いは、たぶんほとんどが若松氏とどこかで繋がっている。 披露宴には私も出席し、その後の飲み会の席で若松監督一家とご一緒した。その時結婚されたのは長女だが、氏には娘さんが3人いて、揃って御

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    Nihonjin
    Nihonjin 2012/10/20
    『赤軍-PFLP・世界戦争宣言』しか見たことない。なんか牧歌的な映画だと思った。美人の奥さんうらやましい。
  • 「書き手だけが読む特殊な形式」と「誰もが読む一般的な形式」の違い - ohnosakiko’s blog

    マクルーハンの説明はこうです。紙に印刷して読むとき──つまり、反射光で文字を読むとき、私たちの受容モードは自動的に、そして脳生理学的に「分析モード」になり、心理的モードは「批判モード」に切り替わる。したがって、ミスプリントを見つけやすい。 [中略] つまり、発光型デバイスであるモニタを見るときには、脳はパタン認識・くつろぎモードになるため、文書を見ても全体を絵柄として捉え細部に注意がいかなくなり、ぼんやりとくつろいで見ることになり間違いに気づきにくくなる。一方、紙にプリントアウトすると、それは反射光となるため、脳は分析・批評モードに切り替わり、文書を細部まで細かくチェックすることが可能となる。そのため、間違いに気づきやすいというわけだ。文章をチェックするときに、一旦紙にプリントアウトして見ることは、理に適った行動なのだ。 プリントアウトした方が間違いに気づきやすいワケ - A Succes

    「書き手だけが読む特殊な形式」と「誰もが読む一般的な形式」の違い - ohnosakiko’s blog
    Nihonjin
    Nihonjin 2012/09/26
    つまり、「見ていたい女の子と彼女にしたい女の子」の差異に本質的に等価であるということか。http://b.hatena.ne.jp/entry/togetter.com/li/378516
  • 消費者でもクリエイターでもなくプロでもアマでもなく - ohnosakiko’s blog

    ネットによって文章を書くようになった人たちは消費者でもなくクリエイターでもなかった – Togetter 素人が増えただけで仕事を失うプロなんて、淘汰されるしかあるまい – シロクマの屑籠 ネットによって文章を書くようになった人たちに淘汰されるプロの怨念 – Togetter 「ネットによって文章を書くようになった人たちは消費者でもなくクリエイターでもなかった」に対する考え - AnonymousDiary 淘汰されるプロのその後を誰も考えない件 - LUNATIC PROPHET 淘汰されるプロ?仕事してないプロなんてプロじゃねーよ - novtan別館 ネットで書き手が増えたこと、プロとアマチュアあたりの話題が盛り上がっていた。それぞれの記事のブックマークコメントも興味深い。 私も「ネットによって文章を書くようになった人たち」に含まれる。ブログを書き始めたのは2004年中頃、45歳の時

    消費者でもクリエイターでもなくプロでもアマでもなく - ohnosakiko’s blog
    Nihonjin
    Nihonjin 2012/09/20
    出版社ってすぐつぶれるんだな。
  • 夏の終わりの変な夢 - ohnosakiko’s blog

    この夏は、父の入院から老人介護施設入居までのゴタゴタがあった後、やっと施設に落ち着いたと思った父がまた病院に逆戻りしたり、久しぶりに東京に展覧会を見に来た瞬間に父の件で名古屋に呼び戻されたり、ほぼ毎日母のおしゃべり(電話)につきあったり、熱中症になりかけた犬の手当をしたり、一日一回は庭に出たがるのお守をしたり、その間に草むしりと庭木の剪定をしたり、ゲラの直しをしたり、収まっていたアレルギー症状がまた出て薬を飲み出したり、そのせいか夏バテのせいかわからないが昼間やたらと眠かったり、棚を買ってはみ出しているの収納、整理をしなくてはならないがそれは後回しにしたり、原稿を一仕上げなければならないがそれも日にちがあるからと後回しにしたり、お千代保稲荷に出かけて串カツをべたり、やっと施設に戻れることになった父を見舞ったり‥‥ということでいつのまにか過ぎていった。日差しはまだ強く彼方に入道雲

    夏の終わりの変な夢 - ohnosakiko’s blog
    Nihonjin
    Nihonjin 2012/09/15
    夢に関する記述部分を読むかぎり、重要なのは対になっている「安堵感が胸に広がった」と「急に不安になった」の部分では。時空の歪み=不可抗力、車を出す=能動的な行為、みたいな。これをプリントアウトして病院へ