ISO C++委員会は先月、2017年4月に作業の完了していたC++17標準を正式に承認した。新C++標準についてはInfoQでもこれまでに何回か取り上げ、承認された主な新機能とコンパイラの実装状況を詳しく説明している。今回我々は、長年にわたってC++委員会の活動に携わり、委員長も務めるHerb Sutter氏と話す機会を得ることができた。 InfoQ: C++17には、新機能が数多く含まれていて大変そうだ、という第一印象があります。今回の新標準の主な特徴は何でしょう?開発者に最も喜ばれそうなC++17の機能は何だと思いますか? Herb Sutter: 私がC++17で重視したのは、日々の開発作業を簡単にしてくれる機能です。 C++11が登場した時、数多くの新機能の中には大規模で派手なものもありましたが、実際にインパクトがあったのは“毎日使う小さな機能” – レンジベースのforループ、
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