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  • トリチウム水放出問題は、どうすれば国民的議論に出来るのか - 杜の里から

    8月31日付けの河北新報で、8月30日に福島県富岡町で行なわれた、福島第一原発で増え続けるトリチウムを含む排水の処分方法を巡る公聴会の記事を目にしました。 以来悶々とした日々を過ごしています。 河北新報の記事では、 原子力規制委員会が「唯一の方法」とする海洋放出に、登壇者の大半が反対した。とありました(記事はこちら)。 特に福島県漁連の方が強く訴えたのは、「風評」の問題でした。 これまで福島県漁連が試験操業で地道に積み上げてきた努力についてはこちらのブログで詳しく紹介されていますが、ここでも一番の懸念材料として「風評」が挙げられており、その問題が福島県だけに収束されていて、世間ではまるで取り上げられてこなかった事に対する政府への不信感が綴られています。 私が一番引っかかっているのは、トリチウムを含む排水(以下「トリチウム水」と記述)を放出する場合、【どこに放出するのか】という課題がまるで議

    トリチウム水放出問題は、どうすれば国民的議論に出来るのか - 杜の里から
    OSATO
    OSATO 2018/09/06
     こうなった時どうなるのか、そういう想定を行ってみる事が議論の出発点なのです。
  • Nスペ「被曝(ばく)の森2018」は前よりはマシだったけど - 杜の里から

    (「はてなブログ」に引っ越しました。該当エントリーはこちらです。) 2018年3月7日、もうじき震災7年目を迎えようとするこの日22時25分、NHKスペシャルで「被曝(ばく)の森2018~見えてきた汚染循環~」という番組が放送されました。 これは2016年3月6日に放送された「被曝の森」の続編として製作されたものですが、結論から言いますと、まあ前作よりはいくらかマシになった程度という感想でした。 帰還困難区域となった阿武隈山地で、動植物への放射能影響の研究を行なう科学者達の姿を追った前回は、徐々に明らかになる放射能の影響を思わせぶりな演出で紹介し、あげくただ不安感が増すばかりの印象だけが残ったというものでした。 今回は続編という事で不安はありましたが、前回よりはいたずらに不安感を煽る様な過剰な演出は控えられていて、その分科学者達の研究報告も前回よりは冷静な目で見る事が出来ました。 番組を進

    Nスペ「被曝(ばく)の森2018」は前よりはマシだったけど - 杜の里から
    OSATO
    OSATO 2018/03/20
     いい加減、自己満足の演出は卒業しましょう。
  • BS1は福島の甲状腺検査をどう報じたか ~感想~ - 杜の里から

    2時間のBS1スペシャルの文字起こしが終わりました。 番組の中で語られている事をこうして文字の形とし、そしてその中身だけを改めてじっくり読んでみると、福島での甲状腺がん多発の原因や検査自体の問題点が分かりやすくまとめられていて、取材についてもNHKはよく頑張ったなと感じます。 しかし番組を見終った時点では、心に残ったのはただ「不安感」ばかりでした。 番組冒頭からの甲状腺がん患者数の地図表記、不安感・不信感に溢れた保護者のインタビュー、そしてあの暗く陰BGM。 番組全体を覆うおどろおどろしい雰囲気は最後まで続き、二巡目で見つかった甲状腺がんの評価も検査自体の問題も結局何も解決される事なく、そしてエンディングはアンケートの不安の声とモニタリングポストの放射線量値のアップ。 NHK・民放含め、自分は原発事故関連のドキュメンタリーをかなりの数見てきましたが、不安を煽る演出はあいも変わらずという

    BS1は福島の甲状腺検査をどう報じたか ~感想~ - 杜の里から
    OSATO
    OSATO 2017/12/17
     NHKは一体何が言いたかったのか。ただ不安ばかり与えるだけの番組作りはもう止めましょう。
  • BS1は福島の甲状腺検査をどう報じたか ~後編~(その2) - 杜の里から

    震災による原発事故が起きたあの時、甲状腺検査はどのような経緯で始まり今に至ったのか、番組は続けます。 甲状腺検査を巡って深まる混迷、その根源には前例のない事態に次々と対応を迫られた事故直後からの経緯があります。場面は2011年5月の第1回検討委員会開始の映像、これにナレーションがかぶります。 事故の2ヵ月後、福島県では独自に健康調査を実施する事を決めました。 実は当初、国が甲状腺検査を実施する計画が持ち上がっていましたが、県が断ったといいます。 当時の県幹部が、そのいきさつについて明かしました。 福島県保健福祉部部長(当時) 阿久津文作 阿久津 「厚労省の課長補佐レベルの人が、『県では調査をやるんですか? もし県がやらなければ国もやる用意がありますよ』という様な発言があって、それは個別に聞いたんですけども、国も動いてはいるんだなっていう思いはありました。 東電と国は、今回の事故の起こった原

    BS1は福島の甲状腺検査をどう報じたか ~後編~(その2) - 杜の里から
    OSATO
    OSATO 2017/12/13
     書き起こし完了。思う所はさらに続きで。
  • BS1は福島の甲状腺検査をどう報じたか ~後編~(その1) - 杜の里から

    後編開始早々、番組には検査で甲状腺がんと診断され、昨年甲状腺を切除したという20代の青年が素顔で登場します。 手術のカルテを示しながら、彼はこう語ります。 青年「また同じところに出来るんじゃないかという不安はありますね。」そして、194人中155人が甲状腺切除の手術を行なった事や、すべての人を対象とした今の検査は心身への負担が大き過ぎるとして見直しや縮小を求める声、過剰診断に憂慮して検査の見直しや縮小を訴える医師、検査継続を訴える家族や医師のインタビュー、苦悩する検討委員長の姿などが4分間のダイジェスト映像として紹介され、ナレーションの後、後編編は始まります。 原発事故7年目の甲状腺検査、深まる混迷の根源に迫ります。 編ではまず、冒頭に登場した青年が再び登場し、切除したがんの写真などを示しながら、術後の体験やがんになった時の心の内を語ります。 青年 「実際がんになると分かるんですけど、

    BS1は福島の甲状腺検査をどう報じたか ~後編~(その1) - 杜の里から
    OSATO
    OSATO 2017/12/12
     長いので2部構成としました。じっくりと。
  • BS1は福島の甲状腺検査をどう報じたか ~BSニュース~ - 杜の里から

    2時間枠のBS1スペシャルが放送される時、普通は前編と後編の2部構成となり、その合い間に10分間のBSニュースが流れるというのがフォーマットとなっています。 見ている側はこの時間はちょっとブレイクタイム、自分としてはトイレ休憩の時間という位置付けとなっています。 ところが今回のBSニュースは、そうは行きませんでした。 冒頭のニュース紹介画面には、以下の4つの項目が並んでいたのです。 〔中国 浙江省 空き地で爆発2人死亡〕 〔原発事故後に甲状腺がん 約8割“不安”〕 〔ネパール新憲法のもと初の議会選挙〕 〔44年ぶり運行「D51」が重連運転〕 そのニュース内容はこの様なものでした。 放送時間は午後10:51から3分30秒の、ニュースとしては長めの内容でした。 【原発事故後に甲状腺がん約8割“不安”】 東京電力福島第一原発事故の後、甲状腺がんと診断され手術を受けた子どもやその保護者に、支援団体

    BS1は福島の甲状腺検査をどう報じたか ~BSニュース~ - 杜の里から
    OSATO
    OSATO 2017/12/10
     このニュースはひどすぎる。
  • BS1は福島の甲状腺検査をどう報じたか ~前編~ - 杜の里から

    2017年11月26日(日)、NHKはBS1スペシャル「原発事故7年目 揺れる甲状腺検査」という、現在福島県で行われている甲状腺検査についてのドキュメンタリー番組を放送しました(再放送は12月9日)。 原発関連のドキュメンタリーは数多く作られていますが、甲状腺検査そのものに焦点を当てたものは少なく、ただ不安を煽るばかりのひどい特集が以前少しあったぐらいです。 この甲状腺検査については現在様々な問題が指摘されており、果たして今回、BS1はそれをどの様に伝えたのでしょうか。 スペースの都合上数ヶ所は省略しましたが、番組の中で誰が何を語ったのか、そのインタビューシーンを中心に番組内容をまとめてみました。 番組冒頭5分間はこれから始まる特集のダイジェスト版が紹介されます。 まず郡山市の病院の待合室の映像から始まり、これまでの検査で194人の子ども達に甲状腺がんが見つかった事、福島県の検討委員会では

    BS1は福島の甲状腺検査をどう報じたか ~前編~ - 杜の里から
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    OSATO 2017/12/09
     長文です、じっくりと。続きはまた後ほど。
  • 楽天カードのスパムメールが来た(追記あり) - 杜の里から

    (「はてなブログ」に引っ越しました。該当エントリーはこちらです。) PCメールを使っていると、様々なスパムメールが届きます。 大抵の場合は英語の件名や差出人となっているのですぐに分かるのですが、中には会社のメールを装った悪質なフィッシングメールなどもある事はよく聞きます。 先週の19日、自分の所にも楽天カードを装ったこんなメールが届きました。 そもそも自分は楽天カードを利用してないし、宛先に他のメアドもだーっと並んでいたのですぐにスパムだと分かりましたが、そのメールの中身が良く出来ていまして、よくぞここまでまねたものだと逆に感心してしまいました。 そう思ってましたらその日のうちにまた一通届き、それも無視していた所今週になってまた届きました。 今度は送り先(宛先)の数も増え、請求額も前回は29,450円、今回は26,730円と、いかにも何気なく使う額を提示していて中々芸が細かいです。 ちょっ

    楽天カードのスパムメールが来た(追記あり) - 杜の里から
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    OSATO 2017/10/25
     色々と考えるもんです。良い子のみんな! 気をつけるんだよ~~!
  • (教育者の方々へ)EMの本を見て考えてほしい事 - 杜の里から

    しばらくEMの話題から離れていた間に、いつの間にかまたEM問題がクローズアップされる様になっていました。 「ねとらぼ」より 【「EM菌でプール掃除」「花粉症が治った人も」山形県小学校ブログ、科学的根拠なく炎上 学校ではなく町単位での取り組み】(→こちら) 記事中でも述べられている通り、学校教育EMが取り上げられる事の問題については、その科学的根拠の曖昧さなどから以前から指摘されてきました。 そしてネット内や専門家の間では「EMはニセ科学」とか「EMは宗教」などと批判されている訳ですが、その根原因を作っているのは、当のEMを推進する側の怪しい言説によるものであるという事を教育現場の方々はもっと知るべきだと思うのです。 今月、EMに関する新刊が発売されましたが、そこにはの内容が詳しく紹介されていました。 それがまた凄い内容で、特に教育に携わる先生方にはぜひご覧になっていただきたいと思い、

    (教育者の方々へ)EMの本を見て考えてほしい事 - 杜の里から
    OSATO
    OSATO 2017/09/21
     教育現場の先生方、ぜひお読み下さい(行政の方も)。
  • 新しい「はてブ」に愛着が湧かない - 杜の里から

    ネット内の様々な情報を閲覧するツールとして、自分はほぼ毎日「はてなブックマーク」を利用しているのですが、7月3日にこの「はてなブックマーク」(以下「はてブ」と称します)の仕様が大幅に変更され、その途端がっかりする事となりました。 「はてブ」の仕様変更は初めてではなく、過去にも何度かトップページの仕様変更が行われ、その都度ユーザーから不満や苦情・批判などが寄せられていた様ですが(→例えばこちらなど)、正直自分にとってはそれはどうでも良い事でした。 と言うのも、自分は今まで「はてブ」のトップページなどほとんど見た事がなかった(笑)のですね。 私の「はてブ」の利用目的はその名の通り「自分のブックマーク」のためで、特定の資料収集と自分用のアーカイブをWEB上に作る事を目指していました(その意味も込めて、自分のページには「OSATO倉庫」とタイトルを付けていました)。 そしてブクマ記事に付いたコメン

    新しい「はてブ」に愛着が湧かない - 杜の里から
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    OSATO 2017/07/08
     PCユーザー無視の改変に一言。他の人は「はてブ」をどのように使っているのでしょうか。
  • EMへの疑問(17) ~プール排水で松島湾はきれいになるの?~ - 杜の里から

    (「はてなブログ」に引っ越しました。該当エントリーはこちらです。) 新学期が始まり、いくつかの学校では夏のプール開きに備え、掃除用にプールにEM活性液を投入する姿が話題となる季節となりました。 毎年この活動を見る度自分はいつも気になっているのですが、あの掃除後のプール排水はその後どうなっているのでしょうか。 学校のプールは通常は下水道と繋がれているものですが、中にはプール排水が直接河川に流されるという地域も少なくありません。 そしてその様な所では生徒達が、EMが河川を浄化するなどと教え込まれている事例を見かけます(こことかここやここなど、探してみればすぐ見つかります)。 このプールへのEM活性液投入に関して、非常に気になる事があります。 昨年2016年の11月19日のEM講演で、比嘉照夫氏(以下比嘉さんと呼称)は東京湾がEMで綺麗になったと述べ、その事については比嘉さんの思い違いである事を

    EMへの疑問(17) ~プール排水で松島湾はきれいになるの?~ - 杜の里から
    OSATO
    OSATO 2017/05/07
     行き過ぎた環境運動は後先何も考えていない事が多く、そんな事が教育現場で行われるのはあってはいけません。
  • EMへの疑問(16)~東京湾はEMで浄化されたの?~ - 杜の里から

    (「はてなブログ」に引っ越しました。該当エントリーはこちらです。) 東京都区内で行われているEM活動で、最も有名なのは日橋川へのEM活性液の投入活動です。 2006年(平成18年)に日橋川河畔にEM培養装置が設置され、以来毎週10トンのEM活性液が投入されていますが、この事によって川の水質が劇的に改善したという訳ではない事は以前何度かブログ内で取り上げました。 【自ブログより】 (2009年11月12日 「EMへの疑問(4) ~その効果はホントなの?(前編)~」) (2009年11月14日 「EMへの疑問(5) ~その効果はホントなの?(後編)~」) (2010年12月28日 「その後の日橋川(しのぶさんのコメントへの返事)」) しかしEMの開発者である比嘉照夫氏(以下「比嘉さん」と呼称します)は近年は、EM投入によって日橋川のみならず、東京湾までもがきれいになったと自身のサイトで

    EMへの疑問(16)~東京湾はEMで浄化されたの?~ - 杜の里から
    OSATO
    OSATO 2017/02/17
     東京湾の状況は決して楽観視出来るものではありません。EM投入ですべて解決するというのは、あまりにも単純な思考です。
  • 武田邦彦は『【訂正します】日本に住めなくなる発言の真意』で、どこをどう訂正したのか? - 杜の里から

    (「はてなブログ」に引っ越しました。該当エントリーはこちらです。) Youtubeで武田邦彦氏が、以前書いた自ブログの「あと3年・・・日に住めなくなる日 2015年3月31日」という記事に対して、「訂正します」と銘打った動画がアップされてました。 動画と言っても実際は音声だけのデータで、長さも4分37秒ほどの短いもの、その中身もほとんどは以前のブログ内容の紹介でした。 https://www.youtube.com/watch?v=c4wg2NCa7NE&hd=1 武田邦彦氏自身のtwitter(→こちら)によりますと、この内容は2017年2月2日16:44に自身がツイートされていました。 こんなつい最近になってようやくあの時の内容について「訂正します」となった訳ですが、では具体的にどこをどう訂正したのか、彼自身の顔や声を見たくもないし聞きたくもないという方もいらっしゃる様ですので、ここ

    武田邦彦は『【訂正します】日本に住めなくなる発言の真意』で、どこをどう訂正したのか? - 杜の里から
    OSATO
    OSATO 2017/02/04
     文字起こししました。脱力感いっぱいです…。
  • 中央のNHKはいつになったら「被災地の今」を伝えるのか - 杜の里から

    初めにお断りしておきますが、私はテレビが好きです。 ネットやSNSの普及と共に世間ではテレビ視聴の時間が減っていると聞きますが、それでも自分に限って言うならば、一日の時間の中ではネットよりもテレビを見ている方が多いです。 そして大河ドラマファンであるという事もあり、平均してみれば多分一番多く見ている放送局はNHKです(視聴料も払ってる事ですし)。 また公共放送という事で、個人的にもNHKにはちょくちょく意見申し上げているのですが、全国から寄せられる量も毎月膨大なため、私個人の意見などはいつも「その他大勢」という中に埋没しているというのが実情で、毎度歯がゆい思いでいる所です(自分の要望内容は後ほど最後に)。 「週間みなさまの声」(←クリック) 震災からもうじき6年を迎えますが、前回記事で紹介した通り、被災地の状況というものはたとえお隣の県であったとしても、未だに詳しくは知らされていないという

    中央のNHKはいつになったら「被災地の今」を伝えるのか - 杜の里から
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    OSATO 2017/01/25
     マスコミには、「伝えなかった罪」があります。風評・偏見・差別、そして風化、もう一度真正面から向き合ってもらいたいと願います。
  • 河北新報に「東北」を語る資格はあるのか - 杜の里から

    1月10日の事ですが、職場で河北新報を読んでいて、そのタイトルに引かれていつもは読まない社説を思わず読んでしまいました。 以来ずっと悶々としていましたが、1月17日の社説「河北新報創刊120年/「東北復興」被災者とともに」を読み、やはりこれは言わずにはおれないという気持ちになり、今回この様なエントリーを挙げるに至りました。 1月17日、河北新報の創刊120年にあたるこの日の社説は、被災地の報道機関としての使命感を新たにするという内容となっており、社説中にはこの様な文言が掲げられていました。 > ただ、「東北振興」を社是に掲げるわれわれにとっては、通過点の一つにすぎない。 > 時代が変わっても、「河北」の題号を守り続けているのはなぜか。常に原点を忘れず、東北の発展に尽くす思いを新たにするためである。 河北新報はあくまで宮城県のローカル新聞ですが、しかしながら「東北振興」を社是とし、被災地の新

    河北新報に「東北」を語る資格はあるのか - 杜の里から
    OSATO
    OSATO 2017/01/19
     一宮城県民として、福島の人にお詫びしたいです。
  • EMへの疑問(15)~活性液はどれぐらい汚いの?~ - 杜の里から

    はてなブログに引っ越しました。当該エントリーはこちらです。) 【環境学習を行っている先生方へ】 現在日各地の学校で、身近な自然に目を向けた環境学習が行われています。 中には地元の環境団体と学校とが連携したり、或いは行政の協力も得たりして、様々な河川浄化活動なども行われています。 その活動が行われる上で、自分達の身近にある川が「きれいな川」なのか「きたない川」なのか、その汚濁度を計る尺度として一般的にCOD(化学的酸素要求量)とかBOD(生物化学的酸素要求量)という水質検査の値が採用されています。 〔「きれいな水」、「きたない水」と水質指標〕(PDF)より またこちらの資料(PDF)では、低学年用により分かりやすい説明がなされています。 高度経済成長期の頃は河川を汚す一番の原因は工場排水でしたが、それは厳しい排出基準によって大分改善され、代わりに現在では、生活雑排水が汚染原因として大きな

    EMへの疑問(15)~活性液はどれぐらい汚いの?~ - 杜の里から
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    OSATO 2016/12/04
     EM教育をしている先生方には、ぜひ読んでいただきたい。
  • 『廃炉図鑑』を読む - 杜の里から

    この夏、我が家の棚に一冊のが加わりました。 福島第一原発の事故から5年半、今ではメディアでもあまり語られなくなった廃炉作業の現場を多角的に紹介した、「福島第一原発廃炉図鑑」というぶ厚いです。 今年(2016年)の初め、たまたまネット内で開沼博さんのこの様な記事を読み、その後石戸諭さんや永田泰大さんのルポ(これとかこれ)も発表され、廃炉作業の現場がどういうものなのかもっと知りたいと思っていました。 書を書店で見かけて開いた時、初めはそのあまりの情報量の多さに思わず圧倒されてしまいましたが、でもその中身は、廃炉作業にまつわる複雑に絡み合う様々な問題をまずはキーとなる数字で紹介し、自分が興味がある項目から読み進められる様な形式となっていました。 中身は文字ばかりでなくイラストも多様され、その形態はまさに「図鑑」というものでした(「いちえふ」の竜田一人さんのルポマンガも有り)。 また、復旧

    『廃炉図鑑』を読む - 杜の里から
    OSATO
    OSATO 2016/09/19
     微力ながら応援させていただきました。
  • EMはいっそ「炎上案件」となればいい - 杜の里から

    2016年6月3日、武雄市のとある幼稚園のブログにプール開きの日にEMを投入するという記事が載り、8月3日にその記事がツイッターで拡散され、一気に炎上状態となりました。 それについては以下にまとめられ、内容と共に拡散具合も分かる様になっています。 (togetterより) 〔武雄市の市立幼稚園「綺麗にしたプールにEM液を投入」に対する様々な意見。〕 ただその批判内容を見てみますと、これを行ったのがあの武雄市だったからという事で、ただ揶揄するだけのものも多かったのはいささか残念ですが、この件はやがてBuzzFeed Japanも取材するほどに注目される案件となり、 (BuzzFeed Japanより) 〔武雄市の幼稚園がプールにEM菌投入 専門家は「まったくの迷信」〕 こうした状況を見て、やまもといちろう氏もコラムで取り上げる事となりました。 (Dailey News Onlineより) 〔

    EMはいっそ「炎上案件」となればいい - 杜の里から
    OSATO
    OSATO 2016/08/12
     EM問題を広く知らしめるためには、自分達は一体何をすべきなのか。
  • EMだんごとは何か、投入する人は知っているのか? - 杜の里から

    はてなブログに引っ越しました。当該エントリーはこちらです。) 毎年この時期になると、環境浄化の名の元にあちこちの河川や海でEMだんごを投入するイベントが行われます。 そして今年もまた7月18日の「海の日」に合わせ、環境NPOの呼びかけで各地でEMだんごの投入が行われました(→一例)。 しかしこういうイベントに参加する人達は、このEMだんごというものが一体何なのか考えた事はあるのでしょうか。 そしてこのイベントが、以前から様々な批判を受けているのをご存知なのでしょうか。 つい先頃も、こんな話題がネット内を駆け巡りました。 (togetterより) 「NHK名古屋放送局のEM菌報道」(←クリック) EMだんごはどうやって作るのか、ネット内を探せば作り方はすぐに見つかります(例えばこちら)。 要は、土に「EMぼかし」「EM活性液」「EMセラミックパウダー」を混ぜ、それを団子状にして乾燥し、表面

    EMだんごとは何か、投入する人は知っているのか? - 杜の里から
    OSATO
    OSATO 2016/07/20
     松島の姿を見て、堪忍袋の緒が切れました。
  • 「被曝の森」再び~BS1版はどう変わったか?(本編) - 杜の里から

    タイトルコール後しばらくは前回同様に、まずは原発事故後の放射線汚染地図が示され、年度毎の汚染状況の変化(5年間で放射線65%減少)が語られ、それから東京大学名誉教授森敏さんが行っている、フィルムに映し出した放射線像の紹介となります。 しかしここでも、前回は「スギの葉」が紹介されましたが今回は「ヒノキの葉」に変わり、その説明もより研究内容に則したものでした(強調は引用者によります)。 (Nスペ) これはスギの葉。葉の形に沿って影が出た。 植物が放射性物質を栄養分として取り込んだ事を示している。 放射性物質のセシウムは栄養となるカリウムと性質が似ているため何の抵抗もなく生物に吸収されてしまう。 (BS1) これはヒノキの葉、若葉が特に黒く映りました。 放射性物質のセシウムは栄養分のカリウムと性質が似ているため、成長する部分に集まりやすいのです。さらに説明は続きます。 虫や動物も調べました。 ト

    「被曝の森」再び~BS1版はどう変わったか?(本編) - 杜の里から
    OSATO
    OSATO 2016/05/05
     なぜ初めからこの視点で作れなかったのか。