2009年03月23日01:00 カテゴリTribute書評/画評/品評 緊急書評 - 自我という「病」 - ハーモニー いつか書評しなきゃな。具体的には春休みにやるか。と思っていた矢先の訃報。 ハーモニー 伊藤計劃 伊藤計劃逝去 - 綾波書店伊藤計劃(id:Projectitoh)逝去 表紙 - 伊藤計劃:第弐位相とはいえ、またすぐ入院するのだけれど。なんだかガンマ線ナイフというのを患部に当てるらしく、意味もなくわくわくしている自分がいる。 ガンマナイフというのは、脳にしか使わない治療器具。 ご自身の病が、前作「虐殺器官」、そして本作につながったのだとしたら、運命というのはなんと酷なのだろう。 そう、著者の作品のように。 前作「虐殺器官」も、本作「ハーモニー」も、どちらも脳をとおして現代社会でありうる悲劇を描いた作品。しかし前作がSFではなくミステリーとして紹介されても違和感がなかったの
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