私は、従業員50名の零細な町工場だった創業2年目の本田技研工業(株)に入社、以来30年間、現役として勤務し、代表取締役・副社長(二代目)を最後に引退致しました。 その後、執筆と各種団体のボランティア活動に従事する傍ら、全国各地で、経営者を対象とした講演活動を続けております。講演回数は、1200回を超えました。 健康に恵まれておりますので、今しばらくは、続けたいと思っております。 ご興味、ご関心のある方はご連絡下さい。
どういうタイプの共同体が歴史の風雪に耐えて生き延びることができるか。 これはなかなか興味深い問いである。 前に、住宅についてのシンポジウムの席で、「コレクティブ・ハウス」を実践している人から質問があった。 その人は20世帯くらいで住まいをシェアしている。子どものいる若い夫婦同士はお互いに育児を支援し合って、とても助かるのだが、高齢者の夫婦などはいずれこちらが介護せねばならず、若い人たちは「他人に介護してもらうためにコレクティブハウスに参加したのではないか・・・」という猜疑のまなざしで老人たちを見つめている、という話をうかがった。 どうすればこの共同体を継続できるのでしょうというお訊ねだったので、「残念ながら、そういう共同体は継続できません」とお答えした。 あらゆる共同体では「オーバーアチーブする人」と「アンダーアチーブする人」がいる。 必ずいる。 全員が標準的なアチーブメントをする集団など
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