今月発表される、ことし4月から6月までのGDP=国内総生産の伸び率について、民間の金融機関などの予測では、個人消費や中国向けの輸出が落ち込んでいることなどから、3期ぶりのマイナスになるという見方が広がっています。 これを年率に換算しますと、マイナス0.9%からマイナス3.3%となり、プラス3.9%の高い伸びとなった、ことし1月から3月までのGDPから一転して、マイナスになるという予測です。 これについて、各社は、食品やサービスの値上げが続いていることなどを背景に消費者の節約志向が引き続き強く個人消費が弱いことや、中国経済の減速などを受けて輸出が伸び悩んでいることなどを主な要因に挙げています。 GDPのマイナスは3期ぶりで、民間のエコノミストの間では景気回復が足踏みするいわゆる“踊り場”にあるのではという見方が広がっています。