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ブックマーク / news-worker.hatenablog.com (9)

  • 「消耗戦」の中の「思考停止」 - ニュース・ワーカー2

    週刊 ダイヤモンド 2011年 1/15号 [雑誌] 出版社/メーカー: ダイヤモンド社発売日: 2011/01/11メディア: 雑誌購入: 7人 クリック: 39回この商品を含むブログ (14件) を見るNewsweek (ニューズウィーク日版) 2011年 1/19号 [雑誌] 出版社/メーカー: 阪急コミュニケーションズ発売日: 2011/01/12メディア: 雑誌購入: 3人 クリック: 18回この商品を含むブログ (5件) を見る 今週発売の雑誌2誌が期せずして「新聞」を取り上げました。週刊ダイヤモンドは特集「新聞・テレビ 勝者なき消耗戦」、ニューズウイーク日版は「だから新聞はつまらない」です。それぞれ表紙のコピーを見れば内容は推して知るべしで、表紙のデザインまで華やかさに欠けたモノクロ基調で似通っているのは偶然でしょうか。 経済誌のダイヤモンドの特集はプロローグ「崖っ縁でも

    「消耗戦」の中の「思考停止」 - ニュース・ワーカー2
    Parsley
    Parsley 2011/01/15
    美浦さん( @newsworker )の記事。/個人的に「誰でもメディア」時代のマスメディア記者のあり方はより「編集」に寄るんじゃないかと思う。
  • 再び「ジャーナリズムを担うのはだれか」 - ニュース・ワーカー2

    明治学院大社会学部での非常勤講師は今週末10日の授業で全14コマを終えます。前回(3日)と次回で「新しいジャーナリズムへ」と題して、新聞を中心にこれからのマスメディアとそこで働く記者のありようについて、さらにはマスメディアの専有ではない多様なジャーナリズムのありようについて、わたしなりに考えていることをまとめたいと思っています。 前回の授業では新聞業界の現状を振り返りました。日の新聞は産業としてみれば、発行部数の低迷・低下と広告媒体としての地位低下の一方で、インターネットを軸としたデジタル部門は収益モデルをなかなか見出せず、あまり明るい展望はありません。企業経営の側面から見れば、新聞社各社は生き残りをかけて電子部門の課金化などの新規策を打ち出していますが、一方では印刷部門での全国紙とブロック紙・地方紙との提携などの合理化策も目に付くようになっています。収益を確保しがたいのであれば支出も抑

    再び「ジャーナリズムを担うのはだれか」 - ニュース・ワーカー2
  • 新聞記者とジャーナリストの間 - ニュース・ワーカー2

    4月から毎週土曜日午前中の日課になっている明治学院大社会学部の非常勤講師の講義では、6月26日の前回まで3回にわたって「新聞記者とジャーナリストの間」をテーマに話しました。早いもので残りは7月3日と10日の2回。この2回で、授業全体を通じた大テーマである「新しいジャーナリズム」について、わたしの考えをまとめていこうと思います。 「新聞記者とジャーナリストの間」を小テーマに設定したのは、今や「新聞記者=ジャーナリスト」といちがいには言えないのではないか、との考えからです。インターネットが登場する以前の社会では、情報流通は新聞や放送、出版のマスメディアがほぼすべてで、それ以外には小規模なコミュニティ内のクチコミぐらいでした。そうした時代は、新聞はジャーナリズムの主要な担い手であり、新聞記者であることはほぼ同時にジャーナリストであるとみなされ、新聞記者の側もそう自負していたのだと思います。 しか

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  • 北方ジャーナル「渦中にいない人たちの意見」〜記者クラブ問題それ自体の可視化 - ニュース・ワーカー2

    以前のエントリーで、北海道の地域誌「北方ジャーナル」に掲載されている記者クラブ問題の連載企画「倶楽部は踊る」に、わたしのコメントが載ったことをお知らせしましたが、同誌4月号が連載第11回として、「記者クラブ問題の渦中にいない人たち」の意見を紹介する特集「『記者クラブ、どうですか』―この人たちに訊いてみた。」を掲載しています。登場するのはいずれも北海道の5人の方。それぞれに(1)記者クラブ、いる?いらない?(2)記者会見、どうする?(3)メディアって何?―の3つを尋ねています。 東京の政府機関関係の記者クラブをめぐっては、3月26日に首相官邸で行われた鳩山由紀夫首相の記者会見が初めて記者クラブ非加盟のメディアやフリーランス・ジャーナリストに広く開放される出来事がありましたが、省庁ごとにまだバラつきも残っています。総じて記者クラブ問題は、クラブ加盟の新聞・放送の既存メディアと非加盟の雑誌、ネッ

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  • 原口大臣「津波ツイート」会見詳報から読み取れること〜記者もツイッターやってみたらいい - ニュース・ワーカー2

    一つ前のエントリー「原口大臣の津波ツイートと『マスメディア報道の可視化』」は多くの方に読んでもらえました。ご訪問いただいた皆さま、コメントを投稿いただいた皆さま、ありがとうございました。 エントリーには、ツイッターのなりすましの恐れについての原口一博総務大臣の発言の文脈が知りたいと書きました。総務省のホームページに3月2日の記者会見でのやり取りがアップされていますので、ツイッターに関連する部分を引用します。 ※原口総務大臣閣議後記者会見の概要 平成22年3月2日 http://www.soumu.go.jp/menu_news/kaiken/25810.html 問: 津波に関して2点です。J−ALERTの誤報についてですね、どう受け止めておられるかということと、今後の対策をお聞かせください。それと、2点目ですね、今回の津波に関してですね、大臣、ツイッターでも防災に関する情報を発信されてい

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  • 原口大臣の津波ツイートと「マスメディア報道の可視化」 - ニュース・ワーカー2

    2月27日に発生したチリ大地震の影響で28日、津波が日の太平洋岸各地に押し寄せました。大きな人的被害はなかったものの、海水が市街地に流れ込んだ宮城県気仙沼市、海水が川をさかのぼった千葉県鴨川市など各地の映像や写真をテレビや新聞で見るにつけ、自然のエネルギーのすさまじさに息をのみました。当日、わたしはツイッターで「津波」検索をかけてこまめにツイートをチェックしていましたが、ほどなく原口一博総務大臣がさかんにツイートしているのに気が付きました。総務相は災害の被害把握や救助活動などのまとめを担当する消防庁を所掌する立場です。また原口大臣はふだんからツイートしていることで知られています。この日の津波をめぐるツイートをいくつか引用します。 ※http://twitter.com/kharaguchi まず、大津波警報、津波警報が発令されたことを受けて。 チリ中部沿岸で発生した地震に係る大津波警報等

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  • 新聞とテレビの「断末魔」〜週刊東洋経済が特集 - ニュース・ワーカー2

    週刊 東洋経済 2010年 2/20号 [雑誌] 出版社/メーカー: 東洋経済新報社発売日: 2010/02/15メディア: 雑誌購入: 4人 クリック: 53回この商品を含むブログ (9件) を見る 今週発売の週刊東洋経済(2月20日号)が「新聞・テレビ 断末魔 再生か破滅か」と題した特集を組んでいます。表紙には「大手新聞は軒並み赤字転落!焦土からの再生は可能か」。 内容は盛りだくさんで、目次からいくつか紹介すると大手紙については「有料モデルに乗り出す日経新聞の勝算」「独り元気な読売新聞。憔悴深まる朝日新聞」「毎日が共同通信に加盟。新聞界はどう変わる?(毎日、共同の社長インタビュー)」。地方紙も高知新聞や信濃毎日新聞(長野)、佐賀新聞、東奥日報(青森)など8紙を取り上げて「地方紙のサバイバル戦略」としてまとめています。テレビは「テレビ局で強まる“再編”への圧力」や広瀬道貞・民放連会長や氏

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  • 新聞記者は「血の粛清」後、プロとして残れるのか〜読書「フリーからお金を生みだす新戦略」 - ニュース・ワーカー2

    フリー 〈無料〉からお金を生みだす新戦略 作者: クリス・アンダーソン,小林弘人,高橋則明出版社/メーカー: NHK出版発売日: 2009/11/21メディア: ハードカバー購入: 133人 クリック: 3,796回この商品を含むブログ (531件) を見る 著者のクリス・アンダーソンは「ワイアード」誌編集長で「ロングテール」という言葉を世に知らしめたことで知られます。わたしは「ロングテール」という言葉と概念は知っていましたが、著作は読んだことがありませんでした。話題の1冊であり、評判に違わず読み進めるのはとても刺激的な体験でした。ただ読む人の立場、例えばモノを作って売る立場か、商品を買う消費者の立場か、の違いで読後感は異なるのではないかと思います。わたし自身は衰退が目立つ新聞産業の編集部門に身を置く記者職(編集者)の一人です。米国の後を追うように、日でも新聞記者の大量失業が始まったら、

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  • 「労を惜しんではいけない記者会見の開放」〜Journalism1月号に寄稿 - ニュース・ワーカー2

    朝日新聞社のジャーナリスト学校が編集している月刊誌「Journalism」1月号のメディア・リポートに「労を惜しんではいけない記者会見の開放」と題した小文を寄稿しました。12日発売です。 ※Journalism1月号 特集「テレビはどこに向かうのか」 http://www.asahi.com/shimbun/jschool/report/1001.html メディア・リポートだけは、asahi.com上で読むことができます。 ※メディア・リポート【新聞】労を惜しんではいけない記者会見の開放 http://www.asahi.com/digital/mediareport/TKY201001080300.html 記者会見の開放の問題については、一つ前のエントリー「なぜ記者クラブが会見を主催するのか〜総務省と外務省の開放に差」でも触れていますが、来ならば先に「Journalism」の原稿、

    「労を惜しんではいけない記者会見の開放」〜Journalism1月号に寄稿 - ニュース・ワーカー2
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