◆カジュアル・紳士服…大手の出店相次ぐ 家電の街であり、「オタクの聖地」ともいわれる秋葉原に昨年、低価格を強みとする大手衣料品店の進出が相次いだ。パソコン、アニメ・ゲーム関連店の閉店や移転が続く一方で、再開発でビジネス街としてもにぎわいをみせる「アキバ」。ファッションは、新たな活気を呼び込むのか。 (杉本宏) JR秋葉原駅電気街口から徒歩約1分。カジュアル衣料のジーンズメイトが先月11日にオープンした「アキバあそび館」では、あちこちで甘い声が聞こえる。 「いらっしゃいませ。ご主人さま」。メード姿の店員が出迎え、コーディネートの手伝いをするのが特徴で、同社の新たな「実験」だ。4階でメードに選んでもらったセーターを買い、エレベーターまで見送られた千葉県浦安市在住の男子大学生(18)は「初めて来たが、親身になってくれるのがいい」と、アキバらしい接客を絶賛した。 売り場面積は約800平方