ブックマーク / viking-neurosci.sakura.ne.jp (33)

  • 論文捏造で3年総額1億7000万円の研究費をせしめる? — 大「脳」洋航海記

    【研究 – 全般】 元熊大の准教授らを処分 論文捏造で名古屋市大 – 熊日 Retraction Notice to: The Chromatin-Remodeling Complex WINAC Targets a Nuclear Receptor to Promoters and Is Impaired in Williams Syndrome / 告発サイト / 筆頭著者の受給グラント詳細 , その受給額詳細 , その告発内容 2つの論文捏造事件に関する情報が飛び込んできました。まず1つ目は主に熊大で起きた論文捏造をわざわざ被疑者の現在の所属先である名古屋市大が調査した上、処分するという事態に発展したもの。19という捏造論文の多さが目を引く事件だというのが僕の印象です。 そして2つ目が、実は研究者コミュニティの間では口コミで囁かれ続け、有志による告発サイトが立ち上がって以降は海外

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    QTL_chicken 2012/04/23
    東大の一件は、これで終わるようだと色々と不味い話のはずなんだが、さてどうなることやら。
  • Natureが報じる「減り続ける日本の若手研究者と、低下し続ける日本のサイエンスの生産性」 — 大「脳」洋航海記

    【ポスドク問題】 Numbers of young scientists declining in Japan – Nature News “Government policies are hampering the country’s next generation of research leaders, advisory body says.” もう見たまんまです。詳しくはリンク先の文及びこの後に続く日語訳をお読み頂きたいのですが、端的に言えば 過去30年間で大学教員全体の人数は50000人から63000人に増えたが、35歳以下の若手教員の人数は10000人から6800人へと大幅に(30%以上)減った 40歳以下の大学教員数が減り続ける一方で、45歳以上の人数は増え続けている。また65歳以上の人数も増え続けている。 同時期に日のサイエンスの生産性が低下していることを関連付ける

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    QTL_chicken 2012/03/21
    カネは出したが、ポジションは増やさなかった事の結果が出てきてるのだろうな。
  • データ修正してもやっぱり日本の総論文数は減少していた:ESI2011データ修正後に再集計してみた結果 – 大「脳」洋航海記

    【研究 – 全般】 相変わらず日の論文生産数は減少し、論文の「インパクト」も伸び悩むまま:ESI2011を概観する – 当blog <トムソン・ロイター>Essential Science Indicators 修正完了のご連絡 と、いうことでデータ修正が完了した模様ですので、改めてESI2011のデータを集計し直してみました。今回も総被引用数のトップ10ヶ国を対象にしました。 アメリカ ドイツ イギリス(イングランド) 日 フランス カナダ 中国 イタリア オランダ オーストラリア ちなみに、ある意味当然ですがデータ修正前からの順位変動はありません。まず、総論文数。アメリカを入れたデータだとかなり差があってわかりにくいので、前回のエントリ同様アメリカを抜いたグラフをその下に作ってみました。 その結果がこれ。データ修正前に比べると減少幅は小さくなっていますが、2期連続で「総論文数は減少

  • 過当競争に喘ぐ日本のアカデミアと、その明るくない展望と – 大「脳」洋航海記

    【ポスドク問題】 文系の研究者になりたい人達に知っておいてほしいこと – bluelines 大学の教員になりたい全ての人のために – 生駒日記 日のアカデミアの将来はきっと明るい – むしブロ+ 日のアカデミアの将来は明るい、か? – lochtextの日記 公募のしくみ – bluelines 上記リンク筆頭のgorotakuさんの記事が大変な反響を呼び、それに連なる反応エントリが続々と出てきているようです。それらのエントリを既にお読みの方も多いと思いますが、1センテンスずつでまとめるとこんなところでしょうか。 大学教員(研究者)になる=応募者の中で絶対に1番になることであり、絶望的なぐらい困難で覚悟の要る挑戦 大学教員公募を勝ち抜くのは大変だし、ノウハウも要る 就活競争激化によって競争原理が働き、近い将来日のアカデミアは優秀な研究者だけが残るはず (3.への反論)むしろ過当競争

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    QTL_chicken 2012/01/09
    「「アカデミアに『それでも残る』という覚悟のある若者が、優秀な若者だとは限らない」のです。はっきり書いてしまえば「賢明な学生ほどそんなリスクを冒さずにさっさと民間企業に就職してしまう」のです。」
  • やはり大学教員が研究に割ける時間は減少していた:2002→08年で研究時間が2割減少という統計データ – 大「脳」洋航海記

    【研究 – 全般】 減少する大学教員の研究時間-「大学等におけるフルタイム換算データに関する調査」による 2002 年と 2008 年の比較- – NISTEP Discussion Paper 以前から大学教員・研究者の間では実感として囁かれてきたことが、ついに明確な調査結果という形で現れたという印象です。読んで字の如し、「大学教員が研究に割ける時間は減少している」というお話です。 分析結果では、2002 年の調査時、全大学学部の教員一人当たり年間平均研究時間割合は47.5%と職務時間全体の約半分を占めていましたが、2008 年調査では36.1%と、11.4 ポイント減少しました。このような研究時間割合の減少は、教育時間、及び社会サービス時間割合の増加が影響しています。 理学、工学、農学、医学などの8 の専門分野別に研究時間の割合を見ても、全ての分野で減少が起こっています。なお、2008

  • 男女別学推進はニセ科学の賜物:Scienceのルポルタージュが報じる「似非脳科学」に冒される教育現場の姿 – 大「脳」洋航海記

    【脳研究 – issues&ニセ科学問題】 Education. The pseudoscience of single-sex schooling (Halpern DF, Eliot L, Bigler RS, Fabes RA, Hanish LD, Hyde J, Liben LS, Martin CL, Science. 2011 Sep 23;333(6050):1706-7) “Single-sex schooling lacks scientific support and may exaggerate sexism and gender stereotyping.” 興味深いルポルタージュがScienceに掲載されていました。2年前にアメリカでは男女別学&男女別カリキュラムを採用する公立学校が全米レベルで拡大しているという話を当blogでも報じたことがありますが、どうや

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    QTL_chicken 2011/10/20
    どうして、脳科学と進化生物学は、アレな話が湧く事が、これほどにまで多いのか(嘆息
  • 私家版:科研費研究調書Word書式の罫線対策 – 大「脳」洋航海記

    【研究 – 方法】 できるだけ「罫線」ツールでは罫線を引かない 罫線を引く時は右クリックメニューの「セルを分割する」コマンドで行方向に分割することで(結果的に)罫線を引くようにする 「セルを分割する」コマンドを同時に列方向に繰り返して、同じ数の列方向の罫線を引く 要らない罫線は「罫線」ツールの「消しゴム(削除)」コマンドで消せる 罫線の垂直方向の位置をいじったことでページ下端に余白ができた(or ページをまたいではみだしてしまった)時は、一番下から2番目(or一番下)の罫線をドラッグして下に引っ張る(or上に押し込む)ことで調整する テキストは元の書式に直接書き込まず、テキストボックスを描画してその中に書く(各種明細以外の欄では) 科研費申請の季節になりました。もう〆切を過ぎたところもあるかと思いますが、庁の〆切まではまだ間がありますのでこれから追い込みという方もおられることでしょう。

  • 「女性は地図が読めない」のは男女差(先天的)ではなく文化的影響(後天的)によるもの:空間認知能力における男女差は養育(教育)の影響を受ける – 大「脳」洋航海記

    【脳研究 – reviews】 Nurture affects gender differences in spatial abilities (Hoffman M, Gneezy U, List JA, Proc Natl Acad Sci U S A. 2011 Sep 6;108(36):14786-8) 先日速報したばかりですが、センセーショナルな研究で今後話題を呼びそうな気がするので早速reviewしてみようと思います。 <一般向け> 「男女差」は常に社会の関心の的となってきました。特に科学・工学・技術分野での男女差はことに著しく(ある調査ではこれらの分野で専門家として働く女性は19%に過ぎないとも言われている)、数多くの社会調査指標からもはっきりと見て取れます。しかしながら「男女差は実在するのか?」という議論は往々にして感情的なものになりがちで、その一方できちんとした科学的証拠

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    QTL_chicken 2011/09/14
    できれば、文化背景が同じで遺伝的背景が全く違うケースだと、どんな結果が出てくるのかも知りたいところ。まあ、別の論文待ちか。
  • 保存版:卒論は「論文を書く練習」、修論は「研究をする練習」、博論は「研究者になる練習」 – 大「脳」洋航海記

    【大学・大学院】 Togetter - 卒論は「論文を書く練習」、修論は「研究をする練習」、博論は「研究者になる練習」 ついに10,000PVを超えてしまった上記のTogetterまとめ。  折角なので、当blogの方にも文をコピーしてそのまま置いとくことにしました。ただ、単にコピーしただけではつまらないので、一応Twitterでは呟き切れなかった補足も付けて、当blogの書式で読みやすいように箇条書きなどに改訂しました。 なお、このまとめの説明欄にも書きましたが、ここで想定しているのは僕の専門である神経科学のような、自然科学&生命科学系分野のお話です。よって、分野によっては全く事情が異なる可能性があることを予めお断りしておきます。 <卒論:論文を書く練習> 卒論は「論文を書く練習」。大抵の学科では内容よりも「卒論を書き上げた」という事実が重視される。だから、実験・調査・製作そのものより

  • 研究発表をする上で最低限守りたい7箇条 – 大「脳」洋航海記

    【研究 – 方法】 関連ツイートのtogetter – vikingjpn @ Togetter このエントリとほぼ同じタイトルでトゥギャったんですが、140字ではまとめ切れなかった部分も含めてついでに当blog上でまとめておきます。これから国際会議や誌上発表などに臨もうという若い人(この言い方オッサン臭くて嫌だな)に参考にしていただければ嬉しい限りです。 一応再掲しておきますが、概して若い人の研究発表を見ていると「細大漏らさず」「事実に忠実で」「過不足なく」というところばかり心がけていて、まるでテクニカルレポートのような発表をしている人が学会発表や投稿論文でも多いんじゃないかという印象を感じます(中には若くても図抜けてimpressiveな発表をやってのける人も勿論いますが)。 学会プレゼンや誌上発表というのは、(音楽)アーチストにとっての「ライブ演奏orコンサート」や「CD(MP3配信

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    QTL_chicken 2011/04/27
    論文書きとか、分子生物学会みたいな多分野のごった煮の学会なんかだとこの通りだと思う。ただ、ラボのprogressを話す時は、さっさとリザルトを話してくれる方が有り難い。背景は今更言われんでも解ってるので。
  • 「脳の機能を向上させるヘッドギア」は実はネタでも何でもなくて論文になっていた – 大「脳」洋航海記

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    QTL_chicken 2011/02/27
    PLoS one って本当にカオスなジャーナルだよなぁ…。
  • 東京大学[総長室から]ページが面白い – 大「脳」洋航海記

    【大学・大学院】 総長室から 森を動かす。世界を担う知の拠点へ – 東京大学 東大の「教員雇用制度改革」:今後の大学改革のモデルケースになり得るか? – 当blog 先日東大の教員雇用制度改革についてのエントリを書きましたが、そのついでにふと調べてみて見つけたのがこの「東京大学[総長室から]」という一連のページ群。 特に面白かったのが上記リンクの「森を動かす。世界を担う知の拠点へ」という、現在の濱田純一総長の署名入りのページ。少し引用してみましょう。 ― 世界から日へ、日から世界へ 海外からの留学生や研究者の受入れを拡充すべく、体制を強化します。アジアをはじめ世界の人々に対して知の公開を行い、かつ、知の創造のための多様性を拡大します。 日人学生のさらなる国際化は決定的に重要です。日人学生に、語学学習、国際経験、留学生との交流の機会などを、拡大します。 ― 二兎を追う 学術において

  • 東大の「教員雇用制度改革」:今後の大学改革のモデルケースになり得るか? – 大「脳」洋航海記

    【大学・大学院】 Togetter – 東京大学における新しい教員雇用制度 どうやら、(あくまでもTwitter上での噂ですが)東大では大幅な教員雇用制度の改変が行われるようです。これはもはや改変というか改革に近いのではないでしょうか。この「改革」のポイントだけ要約すると、以下のような感じになるのだと思います。 <定年間近の教授を特任職に移行> 60歳の教授全員に退職金を支払って、一旦クビにする クビになった60歳の教授は、65歳までは特任教授で雇用する <空いたポストは若手の正規職とする> 浮いた承継ポストを若手の雇用に充てる <特任職に移行した教授の福利厚生はどうなるか> 早期退職扱いで退職金の支払が前倒し? 共済から一度外れるので退職金・年金ともカットの可能性 <財源をどうするか> 基的に部局ごとの間接経費(交付金?)を充てる 間接経費を非正規職の人件費に充てることは問題がないらし

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    QTL_chicken 2011/02/10
    研究だけでなく、人事制度でもやっぱり東大が最先端、というのは地方大の人間としちゃ、情け無い限りです…。
  • ポスドク問題解決を考えるなら、中教審が答申すべきは「定員削減」であって「博士課程教育改変」ではない – 大「脳」洋航海記

    【研究 – 全般&大学・大学院】 “徒弟制度”や修士論文の廃止求める 大学院博士課程で中教審答申 – 産経 博士課程修了者が民間企業で敬遠される傾向があり、国際社会で活躍できる人材育成も不十分という批判が出ていることから、幅広い分野の研究をさせることで、企業などが求める人材育成を目指す。答申を受け、文科省は具体的な制度改革の検討に入る方針。 答申では、博士課程の院生が、1つの研究室にだけ属して1人の教員から指導を受ける現行制度からの転換を提言。複数の研究室で指導を受けながら学位を取得するように求めている。 また、5年制の博士課程の2年修了時点で、特定の研究テーマについてまとめる修士論文を原則的に廃止。代わりに幅広い分野についてテストやリポート審査を行う「クォリファイング・イグザム」の導入を求めている。 上掲の通り、中教審が変な答申を出してきました。要するにqualsとdefenseから成る

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    QTL_chicken 2011/02/07
    博士課程の定員削減やるなら、地方大の博士課程から潰すべきでしょうね。専門のセミナー一つ聴くにも県外へ出ないと、どうにもならない環境で専門特化教育も何もあったもんじゃない。
  • 「科学リテラシー」とは何か?:微妙な書評が流れる中であえて問うてみる – 大「脳」洋航海記

    【科学】 とある僕自身のツイート 科学とは物事に白黒をつけるのではなく、グラデーションをつけて「現時点でどれくらいそれが真実だと思われているか」を指し示すもの。だから、単一の論文ではなく複数の論文間でのコンセンサスが重要。そして、新たな論文が出るたびにその時点での見解も変わる。そのダイナミズムこそが科学の態。 上記の事実を理解できることこそが、「科学リテラシー」。・・・何となく書いたらうまくまとまったので、改めてエントリにしておきました。  『さらば脳ブーム』の変てこな書評が流れているのに気がついて、一応自分の姿勢を再確認するべく意見表明してみた次第です。 「査読論文が載った」という事実自体は、永遠普遍の真実であることを保証するわけではありません。何度でも書きますが、例えば僕の研究分野でもNatureに2001年に載った論文がいわゆるIFでいうと遥かに下位に位置するCereb Corte

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    QTL_chicken 2011/02/04
    正直、我々科学者が一般社会に提供できる「科学リテラシー」ってものがもしあるとすれば、それは境界線ギリギリについて語ることではなく、真っ黒なものを「真っ黒です」と断ずることなんじゃないかと思ってます。
  • 「文科省分は」増額されている:科学技術予算水増し?疑惑の結論 – 大「脳」洋航海記

    【研究 – 全般】 平成23年度文部科学省予算(案)のポイント(PDF) – 文科省:7頁参照 平成23年度科学技術関係予算案の概要について(PDF) – 内閣府 昨日話題に取り上げた「科学技術予算水増し」疑惑ですが、早速色々なデータが集まってきました。ここでは主にkenq.info2号さんのTwitter上での議論を参考にさせていただきます(無断引用平にご容赦下さい)。 重要な資料は主に上記の文科省予算案と、内閣府が公表している科学技術予算案の概要に関するドキュメントの2点です。これらを引いて、kenq.info2号さんは以下のように指摘なさっています。 予算水増し疑惑の件。文科省からの科学技術予算の総額はやっぱり増えている。1兆344億から1兆683億で339億増。ここに問題の運営費交付金は入ってない。少なくとも文科省予算の総額が減っているわけではなさそう。こちらの7pに記載あり ht

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    QTL_chicken 2011/02/04
    所属は大学ですが、自分の関わってるプロジェクトはどっちかというと農水側なので、どうやら冷や飯喰わされる展開みたいですね…orz
  • とあるシミュレーションが示す「優れたアカデミア」と「ダメなアカデミア」の差異 – 大「脳」洋航海記

    【研究 – 全般&科学】 複雑系モデルに基づくアカデミック・ソサエティの盛衰予測に関する研究 -人事システム,査読システムを内包した大学・学会カップリングモデルによる考察-(PDF) 学会における論文査読と日常的研究,研究評価・後継者選定の場である大学とを人工社会上に仮構した。モデルでは、研究者エージェントは論文に関して生得不変の価値観(数を重視するか質を重視するかetc)を持ち、これと社会全体からの偏差値的なスコアとの積和を採って、目標達成度を計量し、その結果に応じて、自己の行動戦略(論文を投稿するかor質の向上を目指すかetc)を陶冶していく学習プロセスが組み込まれている。数値実験の結果、甘い査読システムにより学問的デカダンスが発現し、論文質を考課に入れることでそれを抑止し得ることが確認された。 何気なくTwitterのTL上で見かけた研究なんですが、これが実に面白い。今すぐこのシミュ

  • しっかり基礎固めをしないで臨床応用させるとNatureに馬鹿にされる? – 大「脳」洋航海記

    【脳研究 – issues】 Neuroscience: Thought experiment – Nature 469, 148-149 (2011) “Japanese hospitals are using near-infrared imaging to help diagnose psychiatric disorders. But critics are not sure the technique is ready for the clinic.” 平たく言ってしまうと「日の病院ではNIRSを精神疾患の診断に使おうとしているようだけど、そもそもNIRSってまだ臨床応用には時期尚早だって言われているよね。大丈夫?」と指摘するルポがNatureに載りました、というお話です。 このルポの中ではアジア・パシフィック地域特派員のDavid Cyranoski自身がNIRS診断に参加

  • 先手を打って、大学の方から全国横断的にひと塊になってグランドデザインを提示したらどうか? – 大「脳」洋航海記

    【研究 – 全般】 ついに財務省の音が表舞台に現れた:改革の成否に日の基礎研究体制の存亡がかかる大一番? / 独法仕分け前夜(3):現政権は研究者と対話せよ、そしてグランドデザインと改革のロードマップがあるのならばそれを明らかにせよ – 当blog 各国立大学の中期目標・中期計画(平成22年3月) – 文科省 財務省から事実上の最後通牒を突きつけられている昨今なわけですが、大学の側からは何のアクションもないということで、早々に再来年度の予算編成が恐怖に感じられる今日この頃です。 で、そういう話になったところで「つい最近国立大学は中期目標・中期計画を出したばかりなのだから、むしろ文科省の方が高等教育のグランドデザインを提示すべきだ」というご意見を伺ったのでした。なるほど、それは確かにその通りです。 しかしながら、僕は逆のことを提唱したいと思います。それは、「国が何かアクションを起こす前

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    QTL_chicken 2011/01/07
    大学間の連携どころか、医学部とその他の研究所の利害対立が先鋭化する、といった悪夢も有りそうで中々怖いところ。
  • ついに財務省の本音が表舞台に現れた:改革の成否に日本の基礎研究体制の存亡がかかる大一番? – 大「脳」洋航海記

    【研究 – 全般】 憂楽帳:主計官の苦笑 – 毎日 RIETI政策対談第7回「真の教育、研究水準の向上につながる大学改革とは」 - RIETI 勝って兜の緒をさらに締めよ:科学技術予算「増額」は朗報、だが基礎研究体制の合理化&改革の必要性はさらに増している – 当blog まずは初出の毎日の記事の抜粋をお読み下さい。 「スーパー高度の政治判断です」。研究者に配られる科学研究費補助金が文部科学省の要求額より533億円、25%も上積みされた異例の11年度予算案。記者に問われた財務省主計官は、苦笑交じりに理由を述べた。(中略) 「理系首相の英断」に沸く関係者。だが、喜ぶのは早い。大学予算の据え置きは1年以内に大学間の合従連衡や「すみ分け」の改革案を出すとの条件付き。定員割れの私学には容赦なく補助金半減の「規律強化」で臨む条項も入った。「未来への投資」のため借金してツケも未来へ回すのか、増税か。苦

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    QTL_chicken 2010/12/29
    理系に関して言えば、ぶっちゃけ基礎研究の多い学部学科、とりわけ理学部をどうするの?って話に行き着きそうな悪寒。地方大学で基礎研究を行うラボが根絶やしにならないと良いのだけど…