今度は男女共同参画の方面から表現規制の動きが出てきた模様。「性暴力ゲームは女性差別の温床だから規制すべき」という論の誤りは以前のエントリでも指摘したとおり。 もし万が一、性暴力ゲームに女性差別を惹起させる影響があった*1とするなら、それはつまるところ人々が容易に人権侵害を起こしうるほど社会における人権についての意識が低い状態にあるということであり、そこで仮に性暴力ゲームだけを禁じたとしても、女性差別の温床であるところの人権についての意識の低さは温存され続け、現実の女性差別は一向に改善されることは無いでしょう。そこで本当にやるべきは、人々の人権についての意識を高め、差別的な言動の本質的な原因となる個々の人間のメンタリティを教化していくこと*2です。そしてそういった取り組みがきちんとなされるのであれば、もはや性暴力ゲームがあろうがなかろうが、人々は女性差別的な言動はしなくなります。 結局、女性