▼売り手は、ヘッジファンドだけだったのか 先週以来の東京市場の大波乱ですが、先物主導でヘッジファンドが売り叩きに走ったということはほぼ確実でしょう。ただ、いくら先物をいじったところで、現物にそれなりの実弾売りがなければ、そう簡単に崩れるはずもありません。 その現物のほうは、筆者の想像ではヘッジファンドが事前からばらばらとポジションの利益確定をしていたのではないか、と思っていました。例の、値下がり銘柄数が、値上がりのそれよりも遥かに上回っていたためです。 もちろんそれはあったのでしょうが、それにしては、あまりにも大きな出来高でしたし(ヘッジファンドにしては)非常な違和感があるということは、前にも書いた通りです。 一体、ヘッジファンドだけだったのでしょうか? 現物を大量に売る、いわゆる「実弾売り」というものは、ヘッジファンドにしてはやや大きすぎたような気がします。ではヘッジファンドでなければ、