【パリ】フランスの国営鉄道事業会社は、発注した一連の新鉄道車両の幅が広過ぎたため、多くの駅のプラットホームに合わないことが判明したとし、ミスを認めた。英国などの駅では「Mind the gap(乗り降りの際は車両とホームの隙間にご注意下さい)」との構内アナウンスがよく聞かれるが、この件では「隙間」が顧みられなかったようだ。 これはフランスの風刺週刊紙カナール・アンシェネの報道を確認したもので、列車運行会社のフランス国営鉄道(SNCF)と、鉄道網を保守・管理しているフランス鉄道線路事業公社(RFF)は、幅が広めの新鉄道車両の発着を可能にするため国内のプラットホーム8700カ所のうち約1300カ所の幅を狭くしなければならないと述べた。 SNCFとRFFが共同で発表した文書によると、2016年までに引き渡される新車両に合うようにプラットホームを修繕するには、約5000万ユーロ(約69億円)か