8月に打ち上げ予定の無人の物資補給船「こうのとり」5号機が1日、種子島宇宙センター(鹿児島県)で報道陣に公開された。国産大型ロケットH2Bを使い、国際宇宙ステーション(ISS)に食料や飲料水、実験装置などを運ぶ。補給船の打ち上げ失敗が米国やロシアで3度続き、その役割の重要性が増している。 宇宙航空研究開発機構(JAXA)によると、5号機は8月16日に打ち上げられ、同22日ごろISSにドッキングする予定。米ロでの失敗を受け、今後、物資入れ替えの可能性はあるがスケジュールに影響はないという。JAXAの成田兼章・HTV技術センター長は「こうのとりは4号機まで成功を続けてきた。気を緩めることなく、一つ一つ確実に作業を進めていきたい」と話した。 こうのとりは、日本が開発した無人物資補給船。5号機は全長10メートル、最大直径4・4メートルで、最大6トンの物資を積むことができる。ISSへの物資補給は日米